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「恋人ができない」というご相談
「そろそろ結婚をと考えているけれど、なかなか恋人ができません。」
「アプリで出会いを求めているんですが、なかなかいい人と出会えなくて」
「恋愛はしたいんです。ただ、理由はわからないんですけど昔から恋愛に抵抗があって、そこをなんとかしたいんです。」
なかなか恋人ができないというご相談には様々な形があります。
今まで恋愛に縁がなかった・考えてこなかったという方から、恋愛経験は(そこそこ)あるけど運命の人に出会えていない、というものまで多岐にわたるのです。
よって、「恋人ができない」というご相談に対するサポートもケースバイケースとなるのです。
が、最近恋愛に関するご相談をいただく中で、頻繁に感じることがあるので、今日はその話をまとめます。
では、よろしければどうぞ。
「恋人ができない」と思う人の心理
さて、先に答えを書いちゃいますが
「恋人ができない」と思う人の心理状態とは「好きな人と関わることを避けている」なのですよ。
そこにどんな事情があるかは別にして、「好きな人、愛する人と関わること(コミットメント)を避けている」ということです。
もちろんそれが望ましいことかどうかは別の話です。
また、好きな人と関わることを避けているにも事情があるもので、その事情を解消することが大切なんですよね。
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ただ、「恋人ができない」と思えば思うほど、焦りを感じたり、本当は恋愛関係を望んでいるものかもしれませんよね(^^;
だからこそ
「浅野さん、私はそんなまどろっこしい話を聞きたくないんです!私は恋人がほしいんですよー!おりゃー!」
なんてお声をうかがうこともしばしばです(^^;
そんなときはもう少しこの先の話を読んで、気持ちを落ち着けてみてくださいm(_ _)m
「恋人ができない」と思う事情とはなにか
「恋人ができない」と思う人は
「今、この時点で好きな人と関わると困ることがある」
そう感じている状態であることも少なくないんですよ。
だから「好きな人と関わることを避けている」という話なのです。
要は、好きな人を作ったり、好きな人と関わると悩んでしまったり、不安になってしまう、そんな心理状態にある方が少なくないのです。
が、今の時点では恋人を作っていないので、その実感がないのですよ。
好きな人と関わると悩んだり不安になる理由は「自分の価値観」にある
すると
「好きな人を作ったり、好きな人と関わると悩んでしまったり、不安になってしまう理由ってなんやねん」
という話になるわけですが、ここがかなり重要なポイントです。
僕はこう書いていますよね。
好きな人を作ったり、好きな人と関わると悩んでしまったり、不安になってしまう、そんな心理状態にある方が少なくないのです。
が、今の時点では恋人を作っていないので、その実感がないのですよ。
つまり、恋人を作っていない段階で、実感が伴っていない段階で
「好きな人を作ったり、好きな人と関わると悩んでしまったり、不安になってしまう」
と感じているわけです。
言い方を変えるなら、実際に困りごとを経験していない段階で悩み不安になっている、ということ。
だとしたら、これは「自分自身の考え方・価値観」によって作られた悩みではないか、と考えられるんですよね。
言い換えるなら「恋愛や恋人に対する自分自身の考え方・価値観」によって「恋人がほしいのに関わることを避けている」ということになります。
「恋人ができない」人が抱える価値観
もし「恋愛や恋人に対する自分自身の考え方・価値観」によって
「恋人がほしいのに関わることを避けている」のであれば
じゃ、そこにどんな価値観があるっていうんでしょう、という話が残りますね。
僕自身、たくさんの方のお話を伺ってきたわけですが、その経験からお伝えできることがあるとしたら
恋人を作ると(好きな人と関わると)
- 「私が傷つく」
- 「お互いに傷つけあってしまう」
- 「相手を幸せにすることができない」
そんな価値観を持っている場合が少なくないようです。
そして、この価値観を変えてしまうと、自分が傷ついたり、お互いに傷つけあってしまったり、相手を幸せにできない悲しみと出会ってしまいそうで怖いのです。
だから、この価値観を持ったまま、私が傷つかず、お互いを傷つけず、相手を幸せにしたい、と考えるのです。
が、そもそもその価値観がある限り、自分が好きだと思う人と関わることは
「まるで犯罪」(「まるで生麺」の読み方で)
のような感覚がしてしまいますよね(^^;
よって、最初に書いた話
「恋人ができない」と思う人の心理状態とは「好きな人と関わることを避けている」なのです
となるのです。
親子関係で学んだ価値観も多い
また恋愛に対する考え方、価値観は親子関係から学んだものが多いと言われています。
だから親子関係を見直したり、そこから学んだ価値観を書き換えることも有効です。
特に同性の親との関係は、自分自身の自己価値と深くつながっているので、葛藤すればするほど「愛されない」「傷つく」と感じやすくなる傾向があると考えられています。
これは、確かに生まれ育った環境によって得た価値観ではありますが
「今の自分の考え方・価値観」でもあるので
自分のこととして価値観を変えていくことをオススメしたいところです。
恋人ができない本当の理由
もし「恋人ができない本当の理由」があるとしたら
それはあなたの人間性や魅力の問題というよりは
「恋人を作ると心理的な危機がやってきてしまうから」ではないかと僕が考えるのです。
これは自信の問題と言うより、価値観の問題なのでしょう。
だから、普段から恋人を作らないように振る舞ってきただけなのです。
例えば、自分にあったメイクや衣装を着るとか、フェミニンな装いをするとか、料理上手になる、などの振る舞いは取り入れないのです。
それはあなたが女を忘れたとか、怠惰なわけではなく、そうしないと心理的な危機がやってきてしまうから。
なので
「もう30歳なのに恋人ができないなんて、私が女として大きな欠点があるからではないでしょうか」
というご質問をうかがうこともありますけど
僕の見解では「そう思われるんですね」で終わります。
もし欠点があることで恋愛できないなら
「では僕はどうして結婚できたのだろう?」
と深く考え込むことになるので、あまり深く考えないようにしています(^^;
ただし、今の自分の価値観や考え方、それに伴う振る舞いは変えるほうがいい、ということになるんですよ。
何も変えないわけではないのです。
恋人ができる私に変わる方法
恋人ができない私から、恋人ができる私に変わる方法があるとしたら
それこそ「好きな人に関わること」に関する価値観の書き換えなのでしょう。
あなたの考え方、特に「気が変わる」ということは重要なのです。
よって、もし僕に「恋人ができない」から「恋人ができる私」へとシフトするなら
「ちょっくらあなたの価値観を変えてみることからはじめませんか?」
なんてお話をさせていただくことがあるのです。
実際、僕のクライエント様で幸せな結婚をされたかたほど、この価値観の変化が起きていることが多いです。
昔は「男なんて!」と思われていた方も
最後は「彼と出会えてこんなに幸せなことはないです♡」なんておっしゃる方が多いです。
まぁ、喉元すぎればなんとやら・・・・もとい、
幸せになれて本当に良かったですね!僕も感激しています♡
恋人をつくることではなく「幸せになる価値観」にフォーカスしよう
もし、あなたが
「恋人を作ると(好きな人と関わると)幸せになる、支えあえる、愛してあげることで喜べる」という価値観を持つなら
おそらく恋人を作らない理由はなくなりますからね。
また、自分自身が好きな人を喜ばせるような振る舞い、言動を選ぶようになるでしょう。
だからぜひ「どうしたら恋人ができるのか」に意識を向けるより
どんな価値観を持つと「私も相手も幸せになるのか」を考えてみてください。
「もし、未来の私が幸せな恋愛をしているなら、どんな考え方をしている自分になっているだろうか。」
そんなイメージをしっかり作ることです。
それがわからない場合は、すでにその価値観を持っている人と関わって学びましょう。
そして、その新しい価値観に沿って行動してみてくださいね。
価値観は持つだけでなく、それに沿った行動まで整えることが重要。
いわば、幸せな価値観を学んで実践。
それを繰り返していくことで身につくものなんですよね。
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