浅野先生への質問
いつも楽しく(?)時には切なくブログを拝見し、勉強させて頂いております。
10月4日の記事「一人で責任を背負いたがる彼の罪と愛」を読んだ上での質問です。
こういった男の人の反応はよくあり、例外はあれど男性の愛情や責任感によるものだといった浅野さんのご回答を見て、不可解な男性の行動が腹落ちしたと同時に切なくもなりました。
長くなりましたがここからが質問です!
ある種の愛情や責任感、罪悪感から別れを伝えた男性のその後が気になりました。
相手に対して思いがあるからこそ、と別れを告げて本当に関係が終わった場合、その後冷静になった時に後悔は無いのでしょうか?
人それぞれかとは思いますが、こういった「俺が悪かった」思考の男性は一般的にその後どうなるのかと気になりました。
責任感や愛情によるものだったとしたら、まだ気持ちは残ってたり?と僅かながらに期待をしてしまいそうです。
このような期待を抱いてしまった時の対処法と、失恋後の男性心理についてお伺いできれば嬉しいです!
ネタ募集ネーム:ポムポムゼリーさん
ポムポムゼリーさん、おまたせしました。ネタのご協力ありがとうございますm(_ _)m
バタバタしていて回答が遅くなっちゃってすみません。
今回いいただいたご質問の趣旨は
「相手に対して思いがあるからこそ、と別れを告げて本当に関係が終わった場合、その後冷静になった時に後悔は無いのか?」
「責任感や愛情によるものだったとしたら、まだ気持ちは残ってたり?と僅かながらに期待をしてしまいそう。期待を抱いてしまった時の対処法と、失恋後の男性心理が知りたい」
ということですよね。
ではお答えしますね。
罪悪感から別れた男性は後悔しないのか
まず、最も気になるところかもしれない
「罪悪感から別れた男性は後悔しないのか」という話ですね。
もし「別れた動機が罪悪感ならば、その事実に気づかない限り、自分の決断を後悔することはない」でしょうね。
そして「別れた動機が罪悪感ならば、罪悪感で別れたことに気づいた時、めちゃめちゃ後悔するだろう」ということですね。
罪悪感を動機にして別れる時って、別れた後は「それでよかったんだ」と思うものです。
が、罪悪感が薄らいだ時には「やっちゃったかも」と思いやすいのです。
そりゃそうですよね。罪悪感で別れているんだから・・・。
では、男性はなぜ罪悪感に気づかないの?
なんて話になろうかと思いますけど、この手の罪悪感は「罪悪感でっせ」と分かりやすく認識できるものではないのです。
例えば、「自分の問題が解決できず、彼女に迷惑を掛けるぐらいなら別れたほうがいい」と考える男性って、こう考えることが「愛」であると思いこんでいます。
これを「愛の皮のをかぶった罪悪感」と呼びます。
愛のように思えるけど、実は罪悪感、というね。
だから「自分の発想のベースが罪悪感なんだよな」とは気づかない人のほうが多いものだろうな、と僕は思っております。
だから、後悔するかしないかはその人次第、その人の今後次第ってことなんです。
後悔に気づいて変わる人もいますし、そのまんまの人もいる、というのが僕の経験から導かれる実感ですよ。
「罪悪感で別れたならもしかして」と期待してしまう気持ち
では、次の話。
責任感や愛情によるものだったとしたら、まだ気持ちは残ってたり?と僅かながらに期待をしてしまいそうです。
そうですよね。つい期待しちゃいますよね。
むしろ完全に「それはない」とここで僕から伝えたほうが・・・
切ないけど諦めやすいのかもしれませんね。
僕もカウンセリングをしていると思います。
「もう次はない」と分かっていたほうが、その時はめっちゃい痛いし辛いけど、前を向きやすくなるかも、と。
・・・。
さて、別れた彼への期待があなたの中で起こったなら、それはあなたの期待で、彼の気持ちじゃありません。
当たり前ですけどね。
だから、期待するより、罪悪感しか選べなかった彼を見てあげることが正解かな、と思います。
そして、その彼を好きになった自分は、まぁ正解でいいのではないかと思います。
彼を選び、別れたことから学ぶことを忘れなければ。
別れた彼の気持ちに期待してしまうときの処方箋
別れた彼の気持ちに期待してしまうとき。
あなたが取り組むといいことは「私が彼をどれだけ愛していたのか」を丁寧に受け止めることです。
彼なりに愛していたことよりも、それが先です。
もし、あなたに後悔があるならそれを受け止めて、次にどう活かすかなど、自分が感じる気持ちを丁寧に消化していくことが大切なんです。
ちょっと切ない話ではあるんですけども、自分の気持ちの整理や解放ですよね。それが先。
その上で、自分の気持ちを丁寧に見つめていくことですよ。
ある程度時間はかかるかもしれませんけど。
なぜなら
「彼のことを考えても、それはあなたの本当の幸せを考えていることではないから」
です。
妙な話ですけど、心理的に見て「彼」「彼女」という存在は、幸せになるプロセスの相棒なんです。
つまり、「彼」「彼女」という存在は幸せになる手段であって、ゴールじゃない。
だから、彼を見るより、あなたが求めている幸せを見つめて、それを実現することに邁進したほうが幸せになります。
とはいえ、彼の気持ちに期待しちゃう自分が悪いわけではないんですよ。
それぐらい好きだったんでしょ、愛したいって思えたんでしょ、二人で幸せになりたいって思った自分を否定なんてしなくていいですよ。
ただ、自分の幸せを見つめることで、期待は手放せるかなと思います。
その時には、きっと今よりももっと「自分に納得」できていることが多いんですよ。
※なお、期待の心理についてもっと知るには↓の記事がおすすめです!
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