浅野先生への質問
これは元彼への執着なのか?
1か月前に3年間付き合った彼氏と別れ、浅野さんのワークショップを受けて少し前を向き始めていたのですが、先日SNSで彼にもう彼女ができていることが分かり、とてもショックを受けました。
浅野さんのブログを読みながら、きちんと彼を手放して自分を大切にしながら前向いて、立ち直っていきたい思っていますが、思わず彼のSNSを見てしまったりして(ダメですよね。。)なかなか辛い日々を過ごしています。
お聞きしたいのは、彼の影響を受けて始めた趣味(ランニングや英会話)を続けるべきかどうかです。
もともと楽しんで取り組んでいたのですが、今は彼への未練とも繋がってしまって。でもやらなかったら、自分の生活が狭まっていく気もして。難しいです。
よろしくお願いします。
ネタ募集ネーム:A.Nさん
A.Nさん、ネタのご協力ありがとうございますm(_ _)m
おまたせしました、ご質問にお答えしますね。(ワークショップへのご参加、本当にありがとうございましたm(_ _)m)
なるほど、3年付き合った彼とお別れをした。その別れた彼の影響で初めた趣味を続けるかどうか、というご質問ですね。
なかなか悩ましいですよね、趣味を続けるかどうかって。ぱぱっと手放してしまってもいいか、と考えつつ、趣味を楽しめているなら手放す必要もなさそう、と思えるでしょうし。
どうやら元カレさんに新しい彼女ができたようですし、今、辛い日々をお過ごしなのであれば、彼への未練を断ち切るためにも、続けるかどうしようかと考えてしまうものだろうな、と思いますよ。
では、僕なりの意見をお伝えしたいと思いますね。
よろしければどうぞ。
元カレの影響ではじめた趣味のこと
先ほども書きましたけど、そもそも趣味自体に問題も罪もないわけですよね。
あなたがどれだけの時間、趣味を続けてこられたのかまでわからないのですが、ある程度の時間をかけてこられたなら、自分なりの楽しんでみてもいいのかもしれません。
これが僕があなたにお伝えできる、本音と建前の「建前(表向きの方針)」の部分ですよ。
理屈で考えればそうだよね、という話です。
ただ、元カレの影響ではじめた趣味なら、どうしても相手のことを思い出してしまうこともあると思うんです。
元カレの影響を受けた(影響を喜んで受け入れた)のはあなた自身でしょうから。
だから、つい趣味を続けることで元カレを思い出す・・・以上に、「今、私は一人だ」と感じるのではないでしょうか。
私が愛した人はもうそばにいない、二人が幸せだったときと今は違う、という感覚といいますかね。
感情でいうところの「分離感」ってやつです。
この分離感を趣味と向き合うことで感じると、元カレへの未練が断ち切れないようにもなります。
つまり、分離感が強まっているときほど、未練は残りやすいし、つい元カレの姿を想像の中で追いかけてしまうものではないか、と僕は思うのです。
ただ、あなたが趣味と向き合う時間、誰かを関わっているならば、きっとその時間があなたの傷心(ハートブレイク)を癒やす時間にもなり得ると僕は思うのです。
今の趣味を続けるかどうか、さてどう考える?
そう考えると、趣味の時間を手放すかどうかは、よーく考えて決断したほうがいいと僕は思います。
趣味を続けることで、元カレへの未練が断ち切れる(気持ちの切り替えができる)と思うなら、手放す決断してみてもいいと思うのです。
ただ、あなたはご質問にこう書いてくださっています。
「でもやらなかったら、自分の生活が狭まっていく気もして。難しいです。」
これ、きっとあなたの切なさや分離感や孤独感を感じている状態を指している気がするのです。
「自分の生活が狭くなっていく」って、どこか孤独で窮屈になっていくイメージじゃないですか?
だから、これ以上分離感を強めないことを考えるなら、趣味を続けても問題ないのかもしれませんよね。
ただ、もし続けるなら「工夫」は必要かもしれませんね。
まず、趣味に罪はない、という動機づけをしましょう。
また、どんな理由ではじたものであっても、選んだのは自分ですから、自分のために趣味を続けると決めちゃうのです。
さらに「現実的な変化」をつけるといいですね。英会話の先生や時間帯を変えるとか、今までとはランニングコースを変えるとか、全くそのままにするのではなく、自分で選択して状況を変えるのです。
こうすることで、より「今の趣味は自分が選んで続けている」と感じやすくなりますからね。
それでも気分が変わらなかったり、元カレへの未練が断ち切れないなら、次のように考えてみてください。
未練の正体とは
浅野さんのブログを読みながら、きちんと彼を手放して自分を大切にしながら前向いて、立ち直っていきたい思っていますが、思わず彼のSNSを見てしまったりして(ダメですよね。。)なかなか辛い日々を過ごしています。
あー見ちゃいますよね、SNSってね。見ちゃうというか、見れてしまうので興味を持ってしまうものですよ。
だから「ダメ」とか考えなくていい、と僕は思うのです。
もうSNSとか見ないほうがいいよ!と言われても、みたくなるんです。
だって、元カレと幸せだった時の記憶、そんなにかんたんに消えるわけじゃないでしょうから。
だから、「まぁそんなものだよね、だって人だから」と思っている方がいいんじゃないかなーと僕は思います。
よく「そんなに辛いなら、早く忘れちゃいなよ」という言葉を聞くけど、忘れられないにも事情があると僕が思うんですよ。
そもそも未練の正体ってね、「相手を本気で信じたり愛した自分」なんですよ。
自分が本気でないのに、愛する気持ちも持っていなかったのに、でも忘れられないとしたら、それは「自分が感じたくない感情を避けるためにしていた恋愛」ってことになります。
たとえば、寂しさや孤独を感じたくないから、誰かのソバにいたかった、誰かに好かれたかった、といった感じでね。
この場合は元カレへの未練よりも「早く次の人を探さなきゃ」と思うことが多いと僕は思うのです。そもそもの恋愛の動機が「自分のため」なのですから。(それがいいかどうか別にしてね)
しかし、本気で相手のことを愛していた人の場合、なかなか次の恋愛にも進めないし、割り切れずに余っちゃった気持ちを持て余すことが多いんですよ。
だからSNSも見ちゃうと思うんです。持て余した気持ちが大きい分だけね。
それを単純な依存や執着と見るか、それとも「本気だったからこそ持て余した気持ち(愛情)」と見るかは、人それぞれ違うのかもしれませんが、僕は「そんだけ本気だったのね」と見ます。
だから、その自分を丁寧に受容して、感情を解放して、自分を取り戻す時間を作っていただくのがいいような気がします。少なくとも僕ならそうご提案しますよ。
一つ一つ自分の気持ちを見つめて、何がいいとか悪いとか判断せずに、感じて開放していくこと。(紙に書いてもいいし、信頼できる人に話を聞いてもらってもいいですし、カウンセリングでじっくり感じていってもOKですよ。)
最後になりますが、「元カレの影響ではじめた趣味」ということですが、既にその趣味の時間は、あなたを支え、気持ちを安定させる意味を持っているような、そんな気が僕はしています。
だとしたら、ちょっとチクッとするかもしれないけど・・・
この趣味を元カレからの最後のギフトだと思ってみてもいいかもしれません。
ごめんなさい、ちょっと痛い話かもしれない。
ただ僕はこうも思うのです。
そもそもあなたがその趣味と向き合って、よほど辛いと感じるならば、既にその趣味自体続けられないと思うのです。
だとしたら、あなたは元カレのことを嫌っているわけではなく、今も愛しているのではないか、と思うのです。めちゃめちゃ切ないのにね。
もしそうだとしたら、そのあなたの気持ち、溢れた愛情を完了する必要があって、趣味を続けるかどうかだけ考えても答えが出ないのではないか、と僕は思うのです。
そのような気持ちのサポート、僕も何度も行ってきましたし。
だから、今あなたが続けている趣味は「あなたの選択でなされたもの」だと思ってみてください。
元カレの影響を受けたかもしれないけれど、あなたが愛した人の影響を受け入れたかもしれないけれど、その趣味はあなたの選んだものですよ。
この「あなた」という部分がしっかりしてくると、きっと悩みからも開放されます。
そもそも、あなたが今の趣味を選んだ選択は、今のあなたの支えになっているのではないでしょうか。
僕がブログ上でお答えできる範囲であればこんな感じです。
なにか参考にしていただければと思います。
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