恋愛と男性心理

彼に私の愛情や気持ちが伝わらない理由を男性心理から見つめてみた

クッションを抱えて落ち込む女性

どうして彼に私の気持ちが伝わらないの?というご相談

 私の気持ちが彼に伝わらないと感じている女性

恋愛・ご夫婦のご相談の中には

「彼をもっと上手に愛してあげたいと思っているのに、彼にその気持ちが伝わらなくて辛い」

というお話があるんです。

言い方を変えれば

「私の彼は(うちの夫は)いい人なんだけど、私の気持ちだけはないがしろにするというか、全く理解を示さないからムカつく!」

という話にもなるんですが。

そんなお声を寄せていただく女性のみなさんは

確かに愛してあげたい気持ち、与えてあげたい気持ちにあふれている方が多いです。

あえて言い換えれば「女性性豊か」(と同時に男性性も発揮できる)と言えると思います。

だからこそ

「どうしたら私の気持ちが彼に伝わるのか」

というご質問をたくさん受ける、ということなんですね。

そこで今日は

「どうして彼に「私の愛してあげたい気持ち」が伝わらないのか」

その理由を男性心理の面からいくつかピックアップして解説したいと思います。(与える女性側の課題はまた別の機会にお話しますね。)

よろしければどうぞ。

彼に私の愛情や気持ちが伝わらない理由を男性心理から考える

そもそも「彼に私の愛情や気持ちが伝わらない」ということは

「私の愛情表現が分かりにくい・適切でない」という場合も十分ありえますが

「相手が何かしらの事情で女性を気持ちを拒んでいる」

という場合も考えられるわけです。

(ただ、今日のコラムは「相手が何かしらの事情で女性を気持ちを拒んでいる」という話に限定して書いております。)

とはいえ、男性が女性の気持ちを拒む理由は一つではなく、実に多様な事情が存在するものです。

そこで、毎度のことながら、いくつかのパターンをお示ししたいと思います。

できる男ほど今の自分のあり方・状態を維持したいと思うもの

これは自立的な男性、できる男と呼ばれる男性に多いパターンです。

例えば、一般的に「できる男性」と呼ばれている人って

「今の自分だから成功している」と感じていることが少なくないんです。

それゆえ

「何事においても今の自分のあり方を維持したい」

と考えることが多いものでしょう。

例えば、男性の中には

「恋愛することで、ネガティヴな気分、不安、相手を疑ったり嫉妬してしまったり、という状態になりたくない」

と思う人がいますね。

そんな人は恋愛でも仕事でも

「今の自分が思う理想的な自分、気持ちの状態」を重視しますし

何らかの刺激でその状態がブレることが嫌でたまらないわけです。

例えば、男性に「すごく誠実でおおらか、包容力がある自分」であることで、人望を得てきたという経験があったとすれば

その自分でいられなくなってしまうことを極端に嫌がるんですよね。

他にも、彼女が他の男性と遊んでいる姿を見た男性が、そんな彼女の行動を極端に嫌がる、としたら

「その男性が彼女を好きでいることで、自分の気持ちが極端にマイナスに触れてしまうこと」

を嫌がっているから、ともいえます。

こういったことは、男性が女性からの愛情を受け入れるときにも起き得ることなんです。

例えば

「彼女の愛を受け入れたら依存的になってしまう」
「彼女の気持ちを受け入れたとしても、いつか相手の気持ちが離れていったら・・・」

だから、彼女の気持ちを信じない、彼女に深入りしない、という人もいるわけですね。

ただし、男性が女性を嫌いになっているとは限りません

とはいえ、できる男性ほど

「女性の役に立ちたい」「自分を好いてくれている人を大切にしたい」

と思っているものなんです。

ただ

「今の自分が変わってしまうぐらいなら、別に愛してもらわなくてもいい(だって自分ひとりで生きていけるしね)」

と考えてしまう人も少なくないのです。

これが「女性の感情を通じた愛情表現に鈍感な男性」のあり方だった、という話も少なくないのです。

愛されていると分かっていても恥ずかしすぎて受け取れない

また、女性の愛情に気づいていながらも、恥ずかしくて気持ちを受け取れずにいる男性もいるでしょう。

これは感情的になることが苦手な男性がよく見せる態度の一つ。

彼女や奥さんが自分をすごく大切にしてくれているのは分かる。

けれど、それを正面から受け止めることが恥ずかしい、受け止めた経験がない、という感じ。

これは

「愛されていることは分かるけど、受け止めるってどういうことなの?」

という素朴な疑問であることも少なくないんですよ。

愛されているという自覚が持てない

これは自分に手厳しい評価を与えすぎてしまい

「まさか自分が愛されるとは夢にも思わない」という状態です。

いわゆる「自信がない男性」もそうですし。

「自分にストイックで妥協を許さない男性」も同じです。

自信がない男性の場合は、依存時代に十分愛された、認められたという感覚を感じにくかったのかもしれません。

要は、「親や家族から愛されたと思えないのに、他人である女性が愛してくれるなんて想像できない」というわけですね。

妥協を許さない男性の場合は、「ダメな自分を隠そうという意識が強いので、周囲の人の気持ちに鈍感になる」ことが多いようです。

人に認められるより、自分がどうあるべきかばかり考えているからこそ、ハートブレイカー(人の好意をはねのけて悪意なく相手を傷つける人)になってしまうパターンですね。

すごく怒っていて受け取る気なんてサラサラない

これは非常にシンプルな理由ですね。

要は二人の関係に不満があったり、男性側が女性側に怒りを感じているケースです。

「相手の好意を受け取らないことを通じて怒りを表現している」ということです。

もちろんなぜ怒っているのかは、人それぞれ理由は違うと思いますけどね。

その愛情が真実なら、自分を疑う必要はないですよ

もしあなたの愛情が彼に伝わらないと感じてしまうとしたら

ついつい自分を疑ってしまうことがあるかもしれませんよね。

ただ、相手があなたに怒っているケース以外であれば

彼があなたの愛情を受け取らないとしても、自分をそこまで疑う必要はないのかもしれません。

ただ、「だから自分を疑わないでね」とお伝えしても、すぐに止まるものではないとは思うのです。

そんなときは、少しづつ彼の様子や事情を理解してみるといいと思いますよ。

カウンセリングでもよくお話するのですが

「あなたの愛情がどれだけ男性の心を癒やし、喜びになるか」は理解しておいていただきたいですしね。

そもそも多くの男性は「なぜ女性はそんなにも人を愛せるのか」が理解できないことも少なくないのです。

女性からすると、「はぁ?」と思える話かもしれませんが、しかし多くの男性はよくわからないもの、といいますか。

「何かを相手に与えること」と

「相手を慈しみ、まるっと受け入れること」は

愛し方として似ているようで、しかし確実に違いがあることなので、本当に分からないものなのでしょう。

だから、あなたの相手を慈しむ気持ちや、相手をまるっと受け入れる気持ちが伝わっていないとしても、そこまで不安にならなくて大丈夫。

むしろ、どう伝えていくかを考えていくほうがいいんじゃないかな、と僕は思うのですけどね。

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