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ケンカや二人の距離をつくるものが感情だったとしたら
カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。
いつもありがとうございます。
さて、最近は今までにもまして、あれこれ新しいことにチャレンジしてみようと勉強中です。
※この言葉、覚えておいてくださいね。うん、きっとそのうちなんのことだったか分かる時が来るはずですから。
ただ、いくら新しいことといっても、絶対にバンジージャンプではないですよ。僕はとにかく高所が怖いなので。なのに登山するって変なんですけど、高いところは嫌だ~。
もし、一緒にバンジー飛ぼう?と誰かに迫られたら、絶対に逃げる(笑)
・・・これ、笑い話ではなくて、今日のコラムの内容そのものなんです。
よろしければどうぞ。
たとえば、嫌なものが近づいてくるとしたら
先のバンジージャンプの例ではないですけど、自分にとって嫌なものが近づいてくるイメージって、なかなかしんどいですよね。
例えば、虫が嫌いな人がいたとして、その人に「ほら、青虫さんだよ、キレイな蝶になるんだよ」と、持っていったとしたら・・・
「もうやめて!」と突っぱねる
もしくは
黙って逃げる・・・。
なんてことが起きても不思議じゃないと思いませんか?
もし、なかなか近づけない男女関係があるとしたら、これと同じことが心理面で起きている可能性って考えられるんですよね。
つまり、相手が持ってくる「感情」から逃げたい、という気持ちが、ケンカや二人の距離を作るという考え方。
もし、寂しさを我慢して生きている人がいれば、他の人の寂しさが近づいてくると、嫌な感じがするわけですね。
もし、罪悪感なんて感じたくない、と必死に感情を抑圧して生きている人がいる人に、「あなたが悪いのよ」と責め立てたとしたら、普通の反応以上の強力な反発が起きたって不思議ではないんです。
そして、自分が感じたくない感情を刺激する人を遠ざけたけたくなったり、相手に文句を言いたくなる、というわけです。
いや~男女関係ってムズカシイネ、アタシ、ヨクワカラナイヨー(棒読み)
ここにも男女の心理の違いが影響している
さて、話は変わりまして。
多く男性と女性では、自分自身の感情の扱い方が違う、と心理学では言われています。
男性は、感情が邪魔だ、と捉える人が多く。
女性は、自分の感情を放置されることが何より嫌だ、と感じる人が多い。
男性はそもそも感情を禁止せよ、と言われて育つ人が多いもの。
子供の頃から、人前で泣きべそ書いたら怒られる、弱みを見せたらバカにされる・・・
そんな経験や観念を持つ男性ほど、「自分が感情的になること」が、生きづらさにつながるんですね。
だから、感情は生きる上で邪魔なものだ、信頼できないものだ、と感じ、そう扱う人が少なくないもの。
感情を抑圧して感じないようにしている人が多いんです。
一方、一般的に、女性は男性に比べ、感情を感じることに長けている部分がある、と言われています。
感情とともに生きることが普通なんですね。
だから、自分自身の感情とどう向き合い、上手に付き合うか、を考える方が多いと言われています。
ゆえに、恋愛や夫婦関係の中では、自分の気持ちをパートナーに放置される、無視されることは何より嫌だと感じる方が多いんです。
つまり、共感して欲しいという気持ちを持ちやすい、というわけですね。
もちろんすべての女性がそうだとはいいません。そのような傾向があるという意味です。
なんで分かってくれないの?という言葉
よく願いで登場する言葉。
「なんでわかってくれないの?」
この言葉って、ケンカや二人の距離をつくるための言葉じゃありませんよね?
特に、女性のみなさんにとっては、今の自分の気持ちを理解され、安心するために伝える言葉なのだろうと思います。
それはとても大切な意味があることですよね。
もちろん、男性にとっても、自分の気持ちを理解される事はとても大切なことなのです。そもそも感情的な理解、共感的な理解を求めない人なんてあまりないんです。
が、しかし。
普段から感情を抑圧している男性にとって、普段抑圧して感じたくないと思っている感情を、共感してよね!
と、自分の近い距離に持ってくる女性がいるとすれば。
それは絶対に感じたくないものとして扱われることが多いんです。
だから、「俺にどうしろっていうの?」「それはこうしたらいいんじゃないかなぁ」「自分で何とかして」なんて言葉が出てくることが多いんです。
これがきっかけで、ケンカや二人の距離ができちゃんですよねぇ。
ただ、それは男性が女性のことを嫌いだから伝えているわけではないことが多いものです。
女性が感じている感情、それがあまりにも苦手な場合、その感情に近づかれるのがものすごく嫌だから、距離を置こうとしていることが多いんです。
特に僕のカウンセリング経験では、何とか彼女や妻を受け入れたいけどそれが難しい、と悩んでいる男性の話もたくさん伺ってきました。
「わかって」と言われても、自分がその感情が苦手すぎて受容できないのです。
だから、ケンカや二人の距離が生まれるというわけですね。
女性と距離を置きたがる男性がいたり、女性に突っぱねたようなことをいう男性が登場するのです。
これは男性だけに限った話ではなく、女性の場合も同じことがいえます。
男性が所有している感情が、女性にとって受け入れられないものであるならば、女性も男性を突っぱねたり、相手との距離をおこうとすることもしばしば起こります。
※もちろん、2人の関係が拗れに拗れ、もう相手の顔も見たくないと思うほど、嫌悪感が先に来ている場合は別のケースになりますが、そういったこじれた関係を作る理由になっているのも、「お互いの感情のやりとりがうまくできない関係にあった」という理由が見出せる関係も少なくありません。
パートナーシップなど対人関係の問題は「相手と関わっていると嫌な気分がする」といった形で認識されることがとても多いですが、その嫌な気分を感じているの「自分」です。
つまり、相手が嫌な気分を感じさせているのではなく、自分が受け入れられない感情が多い分だけ、人と関わると受け入れられない感情を感じ、人に近づけない、相手を受け入れることができない、そばに居続けることができない、といった状態が起きるということです。
だから、私たちカウンセリングサービスの心理カウンセリングでは、まず自分自身の感情を見つめたり、整理したり、上手に苦手な感情と向き合い受け入れていくことなどをオススメすることがあるんですね。
自分自身が受け入れられる感情が増えた分だけ、パートナーと向き合い、関わり合うことも容易になりますから、恋愛も結婚生活も充実した楽しいものになっていくことが多いんです。
対人関係では、いつも感情のやり取りが起きている
ちなみに、ケンカや二人の距離をつくる問題が起きていたとして。
お互いに「受け入れがたい感情」があると、それがパートナーシップの問題を作る理由になります。
ここではまず、自分自身で抱えていることがとても困難な感情を自分自身で見つめ、受け入れるエクササイズや、その感情自体の癒やしに取り組むと、自分自身の気持ちが楽になっていく事が多いものです。
その結果、パートナーにその感情を持って行かなくてもすむようになります。
自分自身の感情を受け入れ、楽にすることができた分だけ、パートナーにも反発されにくくなりますね。
だから、次第と本音が交わしあえるようになりますし、ケンカや二人の距離よりも、お互いが寄り添っていける関係になるという、心理学独特の関係性改善方法も存在します。
対人関係は、すべて何かしらの感情のやりとりや、見えない感情の刺激によって成り立っているものがとても多いです。
一般的によく言われる、人に優しくしよう、相手に良い気分を感じさせよう、ポジティブなメッセージを投げかけよう、といったことも同じです。
こちらの感情が感じていて気分が良いものであれば、相手に近づいたとしても関係性がうまくいくのです。
これらは私たちが抱える感情の影響だといえます。
普段何気なく当たり前にやっていることが、見えない感情のやりとりだったなんてとっても不思議ですよね。
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