愛深き忍耐女子シリーズ

愛深き忍耐女子の才能についてお話します 〜魅了より「愛される」〜

忍耐女子のシンボル・祈る女性

愛深き忍耐女子とは、私が選んだ人だから、好きな人だから、と頑張って耐えて耐えて愛しぬく女性の呼称です。

実際のカウンセリングでも気合の入った忍耐女子の皆様からの

「どうしたら幸せなパートナーシップが持てるのか問題」

を僕自身たくさん扱わせていただいておりますよ。

ただ、そんな愛深き忍耐女子さまのカウンセリングしていて痛感することがあるのです。

それが「自分の強力な才能について気づいていない」という部分なのです。

むしろ、忍耐できること、愛せることにめちゃくちゃ自己価値をおいている方が少なくないのです。

もちろんそのお気持ち、僕も大切にさせていただきたいと思うのですよ。

ただ、愛深き忍耐女子さんの才能は全く別のところにもあるのです。

ということで今日はそんなお話をさせていただきましょう。

愛深き忍耐女子の才能とは「めちゃくちゃ愛される」にある

さて、先に結論を書いてしまいます。

実は、愛深き忍耐女子の才能とは「多くの人からめちゃくちゃ愛される」という部分にあります。

もう少し突っ込んで書くと

「多くの人を魅了する」ではなく「多くの人から愛されまくる」です。

つまり、周囲の人々からたくさんの愛、支援、応援、好意を向けられる、ということです。

これは仕事でも恋愛でも友人関係、家族関係の中でも同じことなのです。

なぜ愛深き忍耐女子さんの才能が「愛される」という部分にあるか、その理由なんですが、

一つの考え方としてエレクトラ・コンプレックスという視点を用いることができると僕は考えています。

エレクトラ・コンプレックスと忍耐女子の心理パターン

エレクトラ・コンプレックスはかなり複雑かつ深い概念なのですが、あえて簡潔にお伝えすると

「異性の親をめぐる葛藤の心理」

となります。

幼少期の異性の親の「愛」をめぐって同性の親との心理的な争いにおいて、愛を獲得すれば勝者となり、奪われれば敗者となるという考え方です。

また、愛を獲得した勝者は「同性の親から異性の親を奪ってしまった」という罪悪感を持つ、といわれています。

一方、奪われた敗者は「自分には魅力がない、愛されない、選ばれない」といった無価値感を持つ、と言われています。

そして、勝者パターン、敗者パターンともに自分自身の無意識を癒やすことで得られる恩恵がある、と言われています。

勝者は、自分の魅力やセクシュアリティを輝かせることができる。

敗者は、パートナーや周囲から与えられる愛をまるっと受けとれるようになる。

要は、愛深き忍耐女子さんの多くは「エレクトラの敗者パターン」と呼ばれる人が多いのです。(一部、勝者パターンさんが敗者パターンに擬態しているケースもありますけどね。)

いわば、人から愛を奪う人でもないし、誰かのパートナーを奪うこともしない。

むしろ、好きな人を思い、与え、愛し続けるタイプなのです。

よって、愛深き忍耐女子さんが心を癒やすことで得られる恩恵、才能こそ

「どんな人からも愛されまくる」という部分になる、という考え方なのです。

愛される才能をもっていたからこそ、忍耐女子化する女性もいる

さて、実際、愛深き忍耐女子さんのカウンセリングをさせていただいていると

「親や兄弟などが辛い思いをすることがあったとしても、意外と自分は大人や周囲の人から守られてきた感覚がある」

「自分自身の人生はたしかに辛いこともあったけれど、ものすごく大きな挫折経験をしたかと言われるとそうでもない」

なんてお話を伺うことも稀じゃありません。

逆に言えば、この

「自分を守ってくれる人がいた、守られていた」

という感覚が、愛される才能を示しているのです。

が、例えば、家族が幸せそうじゃなかった、親の中が悪かったなど、自分を取り巻く環境があまり良くない状況であればあるほど

愛される才能を持つ自分自身に対して、罪悪感を感じてしまう人が出てくるのです。

自分だけ守られたり、幸せになってしまうことが心苦しいのです。

だから、大人になってからも、恋愛・結婚をしていても、さしたる理由もなく

「私がいると相手に(周りに、相手のご両親に)申し訳ないな」

と思っちゃう人が少なくないんですよね。

もちろんそう思う必要はないのですけど。

いわゆる「恵まれていることにたいする罪悪感」ですね。

そして、どこか愛されるけれども、誰かの助けになれない自分に無価値感をも感じてしまう。

例えば、自分はいないほうがいい、自分は愛される価値はないと思う、という認識を持つ感じです。

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愛される才能を自覚できずにいると、周囲からの嫉妬と攻撃の対象にもなる

また、自分自身の愛される才能を自覚できずにいると、周囲からの嫉妬や攻撃の対象にもなりやすいのです。

どうしてもこの「愛される才能」を持つと、

「どうせ私は愛されない」と思っている人からの嫉妬や攻撃が飛んでくる

という、本当に悩ましい問題がつきまとう場合があるのです。(嫉妬自体は嫉妬する側の問題でもあるんですけどね。)

よって、本来は周りからすごく愛される才能を持っている女性だったのですが

その愛される才能を封印したり、隠したり、ときにはなかったことにしてしまうのです。

そして、人を愛する側、忍耐して支える側に身を投じるようになる。

これが愛深き忍耐女子さんが生きてきたプロセスだった、という場合も少なくないというわけです。

忍耐女子の才能をもう一度開花させる方法について解説します

才能を発揮した忍耐女子

では、どうしたら愛深き忍耐女子さんが、とんでもない愛され女子の才能を発揮できるようになるのか、について解説していきます。

目指す恩恵、才能の方向性を理解する

これはあくまで僕の考え方なのですが、しかしとても重要な考え方だと思うので先に書いてしまいます。

もし、愛深き忍耐女子さんがその才能を開花させるならば、自分自身が得られる恩恵が

「自分の魅力やセクシュアリティを輝かせることができる」なのか

「パートナーや周囲から与えられる愛をまるっと受けとれるようになる」なのか

それをある程度知っておく必要があると思いますね。

自分自身が幸せになるために、他の誰かの癒やしや成功のプロセスを参考にするのは良いのです。

が、自分が得やすい恩恵と真逆のプロセスに進んでも、なかなか変化を感じられないことも少なくないのです。

例えば、

自分自身がとても魅力的になる方向に進んでも生きづらさが消えないな。

そう思うなら、もしかすると逆の恩恵を意識する必要が出てくるかも、みたいな感じです。

ただ、この癒やしのプロセスは一人で進めることはかなり難しいので、できればカウンセリングなどを利用されることをおすすめはします。

なぜ一人で進めることが難しいのかを説明し始めると、とんでもない文章量になるので詳細は割愛しますが

このあたりの心理って無意識の領域のものなので、客観視することが非常に難しい側面があると僕は考えているからなのです。

愛する才能は受け取る才能と比例すると理解する

愛深き忍耐女子さんは愛する力を半端なく持っているわけでございますよね。

これ、実は自分が持っているセクシュアリティの大きさを示すんです。

ということは、愛する才能が示すものって

「受け取る才能(みんなからめちゃめちゃ愛されるだけのマインドを持っている)」

ということでもあるんです。

まず、とにかくそう理解してみてください。

なんとなくでもいいので。

この理解がすごく重要です。

理解なしに動くと、結局忍耐女子の才能を発揮できないまま、パートナーや周囲に忍耐して与え続けることになるので、まず「理解」してみてください。

愛を受け取る才能を阻害するエゴや痛みを癒す

その上で、自分自身が愛される際に感じる「抵抗」を意識して、そして手放していきます。

例えば、多くの忍耐女子さんが愛される立場に立つと

愛されると申し訳ない、愛されることが怖い、愛されるってなんか嫌だ、

そんな気持ちになることが少なくないんです。

だから、ちょっと愛されたら、すぐ愛する側に回るんです。

が、ここには愛を受け取る才能を阻害するエゴ(受け取らない認知・意識のようなもの)や痛みが存在していることが少なくないのです。

このエゴや痛みを丁寧に気づいて、手放して、を繰り返していく必要があるのですよね。

一つ一つ手放していくことで、愛を受け取りやすくなるんです。

とはいえ、この話はかなり高度で難しい話なんですけど(だからカウンセリングをおすすめするのですけどね)

両親の愛を受け取る

また、忍耐女子さんの愛される才能を発揮するには、両親の愛を受け取る視点は欠かせないです。

自分自身が愛される側にまわり、両親の愛をきちんと理解し、そして受け取ること。

それによって癒やされる無価値感。

このプロセスは本当に欠かせません。

この部分がないと、どうしても自分自身の価値を証明するために、忍耐女子化して愛しまくることになる場合が多いのでね。

最後に

いかがでしたでしょうか。

ちょっと難しい話も含まれていますが

ポイントは「愛深き忍耐女子さんの才能こそ愛されまくる部分」であるということ。

ここをきちんと発揮できるほどに受け取り上手になる道こそが、愛深き忍耐女子さんがめちゃくちゃ幸せになるプロセスそのものなのですね。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
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