「あの時もっと〇〇しておけばよかった」という後悔を癒やす
過去の失恋の記憶が消えないのは「あの時もっと〇〇しておけばよかった」という後悔が残るから。
後悔が未来に対して「また同じ思いをするのではないか」と感じさせる要因になります。
未来にもっと素晴らしいパートナーシップを築くために、「過去の後悔」を手放すって大きな幸せへのステップになるんです。
浅野先生への質問
今回、2つの失恋で同じ後悔をしたため、今後後悔しない方法を教えていただきたいです。
私は高校生まで男性に対して苦手意識があり、以降彼氏ができてもどこか一線を引いた恋愛をしてきました。
自分の見せたくない部分を隠し距離を取ることを許さなかったのが元々彼でした。
ありのままの私を受け入れてくれましたが、超自立男性で、「こうしなければならない」と言動を常に正されてました。それでも好きで尽くしてしまったのですが、最終的に振られ今までにないほどのハートブレイクを経験しました。
そんなとき、浅野先生のブログに出会いました。
その後、浅野先生のブログと周りの友人の支えもあってなんとか自分を取り戻し、新しい彼もできました。素敵な人で、力を抜いていられる気のおける人でした。
しかし、その彼とも別れることになりました。
彼が私のことを思って考えて出した結論だと理解できたため受け入れました。心の底から彼に出会えてよかったと思っているし、別れ話をしたときに思っていたことは言えたと思います。彼の愛情を感じたし私も自分を責めたりしませんでした。
とはいえ、すぐに前向きになったり気持ちの整理がつけられるわけではなく、彼のことも何度も思い出しています。
ただ、そうすると「これを言えばよかった」「私は本当はこう思ってたのに伝えられなかった」「今ならこう言うのに」。そういう思いが溢れてくるんです。
元々彼と別れたときは自己否定が強く、謝ることしかできず何も伝えられなかった後悔がとても大きかったんです。何度も出さない手紙を書きました。
もうあんな後悔はしたくない、と今回は考えて自分の気持ちとも向き合い伝えようと努力しました。
それでも、自分の気持ちを見つめ直したり、考えを整理してる中で何週間もかかってまた思いが溢れてきて、言えなかったことを後悔しています。
今回の彼は最後に罪悪感を感じ、自分の愛情を信じていなかった気がします。だから「私はあなたといられて本当に幸せだったよ」「何かをしなくてもあなたといるだけで幸せを感じる人間はいるよ。それだけ愛に溢れた人なんだよ」と伝えてあげたかったと思っています。
これはもう別れて時間が経っている場合、伝えない方がいいのでしょうか?
また、今後もし失恋する機会があったとして、伝えられなかった後悔を残さないためにはどうしたらいいでしょうか?
ネタ募集ネーム:みどりさん
みどりさん、ネタのご協力ありがとうございますm(_ _)m
また、このブログを探し当てていただきありがとうございます~。
なるほど、同じパターンで後悔されているんですね。
では、僕なりの見解をば。よろしければお付き合いください。
失恋や後悔の理由を心理する
私は高校生まで男性に対して苦手意識があり、以降彼氏ができてもどこか一線を引いた恋愛をしてきました。
自分の見せたくない部分を隠し距離を取ることを許さなかったのが元々彼でした。
ありのままの私を受け入れてくれましたが、超自立男性で、「こうしなければならない」と言動を常に正されてました。それでも好きで尽くしてしまったのですが、最終的に振られ今までにないほどのハートブレイクを経験しました。
この元々彼さんの部分ですが、ここでは、いわゆる「思春期特有の自己嫌悪」という視点で話を書かせていただきます。(それ以外に理由があるなら別の話になる、という意味です。)
私達にとって最も自己嫌悪が高まる時期、それが思春期なんですね。
身体的に大人に変化していく過程で、私達は大人になっていく自分、特に性的な要素を嫌悪するわけです。この嫌悪感は、男性より女性の方が強い傾向があるんですけども。
そして、この嫌悪感は同性ではなく異性と向き合っているときに感じることが多いでしょう。
よく思春期の女性ほど「お洗濯物、お父さんと一緒に洗わないで!」「お父さん臭いよ!気持ちわるい!寄ってこないで!」となるのですけれども、お母さんはその対象になりにくいですよね。
僕たちは「異性と向き合っているときに、自分の性を認識する」と言われていて、女性なら男性と向き合っているときに「自分は女性だ」と感じるわけですよ。
ただ、思春期あたりの女性ほど、「自分は女性だ」という部分に強い嫌悪感があるわけですね。
よって、自分を女性だと感じさせる異性(男性)が苦手になる、というわけです。
思春期あたりに「自分を隠しておきたい」という思いが強い人は、そもそも自分が女性だと感じることが苦手である、といえます。
そして、その嫌悪感を感じさせる異性(男性)は、近づけたくない存在になるんですね。
ただ、みどりさんの元々彼さんは、「自分の見せたくない部分を隠し距離を取ることを許さなかった」わけですよね。
きっと彼はあなたのことが好きで近づきたかったのでしょう。ありのままのあなたでいい、と彼も思っていたのでしょうね。
が、これは「あなたがその時期に感じるであろう自己嫌悪・嫌悪感から遠ざかることを許さなかった」という意味になるわけです
あなたが彼と近い心理的距離のまま過ごすことに抵抗感を感じる関係だった、と考えることもできるんです。
そして、その元々彼にも自己嫌悪が強く存在した可能性が高そうです。自分を隠したい、今の自分のままではいけないと思うから超自立男性になり、「こうしなければならない」と思うわけですよね。
すると、僕は次のように考える事ができる、と思うのです。
元々彼さんは、あなたに自己開示を迫ったけれど、彼自身が自己開示していたわけではなかった。
彼は自分の自己嫌悪などは隠したまま。
彼がありのままのあなたを受け入れてくれていたのは確か。
ただ、あなたが潜在的に感じる可能性がある嫌悪感は、そのままにされていたのかもしれません。
いわゆる、満たされない感じ、寂しさ、悲しさ、虚しさのようなものを感じやすい状況ですね。
そして、どんな人も自分を嫌悪しているとき、「自分を良い存在だと感じ取れない」もの。
何もしていなくても「どこか自分は不十分なのではないか」と感じやすくなるんです。
この部分をみどりさんは「元々彼のときは自己否定が強かった」とおっしゃってくださっているのだろうと僕は見ています。
なので、あなたは自分を受け入れる意思を見せる彼の言動に従ったし、尽くすしかなかった、とも考えることができるかなと思うのです。
あくまで僕の見立てですけどね。
彼がどこか正しい人、すごい人に見えていたのかな?と僕は想像しています。
新しい彼もできました。素敵な人で、力を抜いていられる気のおける人でした。
しかし、その彼とも別れることになりました。
彼が私のことを思って考えて出した結論だと理解できたため受け入れました。心の底から彼に出会えてよかったと思っているし、別れ話をしたときに思っていたことは言えたと思います。彼の愛情を感じたし私も自分を責めたりしませんでした。
そして次の彼。元彼さんですね。
この元彼さんもあなたを受け入れている人のようですね。あなたのことを考えていらっしゃった。
だから、あなたも別れも理解できたということですよね。
しかし・・・
こういった思いが溢れてくるわけですよね。
だとしたら、いい悪いではなく、みどりさんの恋愛パターンって
・あなたをありのまま受け入れてくれる男性が登場する
・しかし、男性が(その人なりに)愛してくれるけれど、相手が息切れしてしまう
・私も相手に踏み込んで愛したり、相手の思いを受け取ることがちょっと苦手
ということかな、と僕は感じているんですよ。
つまり
・あなたが彼にどれだけ自分自身を与えている実感があるか
・あなたが相手の愛情の大きさを認識できていたか
このあたりが後悔を生む理由になりそうですね。
簡単に言い換えれば
「私はもっとあなたのことを愛せたかもしれない」という後悔と
「あなたは素晴らしい人。私からあなたに「幸せだよ」と伝えそびれてしまった」という後悔と
この2つが同時にやってくるのかもしれませんね。
私の恋愛パターンから導き出せる才能もあるよ
もし、みどりさんの恋愛パターンが
・あなたをありのまま受け入れてくれる男性が登場する
・しかし、男性が(その人なりに)愛してくれるけれど、相手が息
切れしてしまう
・私も相手に踏み込んで愛したり、相手の思いを受け取ることがちょっと苦手
だとするならば、ここからあなたが持つ「パートナーシップにおける才能」を見出すこともできるんですよ。
・あなたをありのまま受け入れてくれる男性が登場する
これは、そのまんまの才能です。あなたを愛する人は、あなたをまるっと受け入れてくれる。
なぜならば、きっとあなたも同じように感じている人だからでしょう。
「この人はきっとまるっと愛してくれる人だ」と相手が思うから、こちらも「まるっと愛そう」と思うものですからね。
この人は受け入れてくれなさそうと思えば、相手も受け入れようとはしないでしょう。
これが恋愛パターンの鉄則の一つで、
自分が愛されたいと思うなら、自分が人を同じように愛してみるといい、という話なんですよね。
・しかし、男性が(その人なりに)愛してくれるけれど、相手が息切れしてしまう
ここは受け取らない、という話です。
どこか遠慮してしまって、相手のことを考えすぎてしまって、相手の好意をそのまんま受け取れない傾向があるということ。
であれば、あなたはきっと自分以上に人のことを考えられる人なのでしょうね。
ここが才能になります。犠牲になってしまうと辛いですが、他愛的という意味であればものすごい才能です。
そんなあなただからこそ、失恋の傷は相当に深くなるわけです。こちらが傷つけたくないと思っているのに、自分が傷つくわけですからね。
・私も相手に踏み込んで愛したり、相手の思いを受け取ることがちょっと苦手
ここは自己嫌悪、自分は相手の喜びになれているだろうか・・・という部分の話です。
もちろん自己嫌悪、自己否定があまりに強いならそこは癒やしたほうがいいです!(声を大にしていいたい)
なぜなら、自己嫌悪・自己否定が強いと、自分から愛することにも、人から愛されることからも遠ざかりたくなってしまうからですね。
つい、自分は相手の迷惑になっていないだろうか、十分に相手を愛せているだろうか、と感じてしまいますからね、。
そんなあなたはきっと思慮深く人を傷つけない人なのでしょう。ここが才能。愛したい人だということでしょうか。
ということで、あなたの恋愛パターンを知れば、そこから才能を見出すことだってできるという話。
自分を見つめ、癒やし、自分自身を素晴らしいと思えれば、この才能は見事にあなたを幸せにする要素になっていくでしょう。
しかし、自分を疑ってしまったり、自分を否定的に見ていると、この才能は「自己犠牲の手段」となってしまうことが多いのです。
後悔は感謝とともに手放す
今回の彼は最後に罪悪感を感じ、自分の愛情を信じていなかった気がします。だから「私はあなたといられて本当に幸せだったよ」「何かをしなくてもあなたといるだけで幸せを感じる人間はいるよ。それだけ愛に溢れた人なんだよ」と伝えてあげたかったと思っています。
これはもう別れて時間が経っている場合、伝えない方がいいのでしょうか?
そうですねぇ。
みどりさんのご事情が分からないので、なんとも言えない部分があるのですが、
時間が経過しているならば、また、相手に伝えて問題が起きそうならば、伝えないほうがいいですよね。
しかし、そうではないならば、まぁ伝える選択肢はあり、かなと。
ただ、彼に気持ちを伝えることで、更に執着心が増すなら伝えないほうがいいわけですし。
できれば、彼のために心から感謝や承認を伝え、彼の幸せを願うこととして伝えるほうがいいですよね、
このあたり、自分自身の後悔を手放すために相手に関わること自体、ちょっと慎重になったほうがいいと僕は考えます。
あくまで自分のためであって、相手のためになっていないケースもあるんですよ。
相手のことを考えれば、もう手放して、自分の中で終わらせたほうがお互いのためってケースも意外と多いですからね。
だからみどりさんの状況次第かな~と僕は思うんですよ。
そこで登場するのが、僕たちが使うカウンセリング・セラピー(セッション)。
別れた相手に伝えたかった思い(感情)をセラピーの中で消化することによって、現実で起きるリスクを回避しつつ、あなた自身の癒やしを作ることができるんですよ。
なので、まぁ伝えても良い状況なら伝えてみてもいいかも。
ですが、それがリスクになるなら僕はセッションをおすすめしたいところです。
一言で言えば
自分は喜びの存在なんだ、好きな男性の喜びになれる存在だ、と深層心理から感じられるようになること
です。
そう思えれば、躊躇なく言いたいことも言えますし、自分から与え、愛することにも躊躇がなくなります。
つまり、後悔しても「まぁしゃーない」と思えるし、そもそも後悔が少なくんるんですよね。
そうなると失恋よりも、続く恋愛の中にいることが多いですから、失恋自体を警戒する必要性も少なくなっていきますよ。
そもそも失恋を前提に考えると、後悔は付き物になってしまいますからね。
みどりさん自身が「私には才能あるんで、幸せになれますって!」的に思っていただくほうがいいのではないでしょうか。
僕もまだまだ未熟な部分はありますけど、皆さんにそう感じていただけるような心理サポートを磨きながら、クライエントさまにご提供している毎日です。
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