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リスタートは、イメージ・やり方・見方・感じ方を変えることからはじまる
カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。
いつもありがとうございます。
あ、暑い・・・。昨日は一日名古屋ルームにいたのですが、ルームにたどり着くまでの日差しで溶ける寸前までいった気がします。
もちろんそんな気分なだけですけどねぇ。
ただまぁ暑い暑いといいながら、心の奥底は喜んでいる自分がいますねぇ。
夏はいいねぇ。熱中症にはぜひ注意したいものですが、しかし夏は大好きです。
では今日のコラムです。よろしければどうぞ。
もう一度、と思うとウンザリしてしまうとき
一度や二度の失敗で、へこたれることってなかなかないのかもしれません。
しかし、自分にとってとても大切な事柄でも失敗や、幾度と繰り返される失敗のパターンの中で、心が折れちゃうこともあるかもしれませんよね。
それは仕事や夢の実現だけに限らず、恋愛・結婚・婚活・家庭生活、多岐にわたるものだと思います。
*
そういえば僕も何度も経験した気がします。
自分なりにチャレンジしてもうまくいかず、「これぐらいでへこたれんな!自分!」とハッパをかけられるうちはいいんですけども、ボキッとやる気が折れちゃうとなかなか戻らなかったですよ。
もういいわ、どうでもいいわ。
そんな自暴自棄な気分にしかならずに、まぁ悶々としていましたよね。
それでも本当はうまくやりたいんです。
恋愛もそう、仕事もそう、できるならうまくやりたい。
いつも「もう一度リスタートしたい」と願ってきたのですけどね。
しかし、なかなか高まらないモチベーション、あまりよいとは言えない自分や未来に対するイメージのままリスタートを切るって、難しく感じることも多いかもしれませんね。
また、かつてのようなつらい経験、嫌な気分を感じたくはないでしょうから。
ある感情を避けようとして、その感情を導いてしまうという話
これはたとえ話です(架空の話と思ってご覧ください)
その男性は自分の腕を信じて、一人で事業を立ち上げ、周囲から成功と呼ばれるほどに事業を拡大させました。
しかし、時代の変化により事業が逆風にさらされ、今までの方針では事業が成り立たないという可能性が出てきたのです。
ただ、その男性は自分自身の考え・やり方を変えることはなかった、とします。
過去の成功体験から、自分のやり方を信じていればきっと報われると思っていたからです。
が、実際には事業は先細り、いわゆる操業停止レベルにまで追い込まれてしまった、とします。
*
その男性が受け容れることを拒んだのは、自分の成功体験以外のやり方・視点です。
実際には、自分なりの成功体験以外のものを受け容れることに抵抗があったのかもしれません。
それほどまでに、自分の無力さを受け容れることができなかったのかもしれません。
だからこそ、自分の成功体験にこだわったのでしょう。
ただ、それほどまでに嫌悪した無力感は、操業停止レベルまで追い込まれることで感じざるを得なくなった。
そんな話ですね。
この話を恋愛として応用するならば
「今度こそは絶対に別れたくない(失恋の辛さを感じたくない)と思い自分なりに愛し尽くしてきたけど、別れてしまう(辛い失恋を経験する)」
婚活で応用するならば
「今回こそはもうがっかりしたくない!出会った人と長く関係を保とうとしたけど、また短期間で終わってしまってがっかりしたり。」
夫婦問題で応用するならば
「愛し合いたくて、私なりに愛してきたけれど、どうしても関係が良くならない」(愛し合えない)
といった感じになりますね。
*
もちろん自分自身の成功体験が常に問題を作るわけではありません。
そこには十分な意味はあるし、十分な価値もあると思います。
ただ、自分が思いつく以外の「方法・イメージ・観念」などを受け容れることに抵抗感を感じていると、
「自分自身のやり方」+「他のやり方」=「新しいやり方」
といった形にならないことも多く、ここに手詰まり感、行き詰まり感が生まれる理由があります。
いいイメージを持つことの大切さ
このような状態を続けることは、心理的に、あまりいい状態ではないと僕は考えます。
僕たちの心は感じていることを強化する側面があるからなのです。
例えば、自分自身に悪いイメージを持っていると、それを感じ、イメージするたびに悪いイメージが強化されてしまう可能性が高いのです。
できる限りはやく、自分自身や人、物事に対して、よいイメージを持つように心がけたいところ。
何事も悪いイメージが強すぎると、どうしても不安や怖れを感じやすくなります。
実際の行動に高いハードルを感じることもあります。
また、自分自身が「悪いイメージを持っている」と、なかなかいいイメージを受け容れることが難しいと感じるのですよね。
それが僕たちの心理的な負担になっていたり、行動や発想の制限になることは多いようです。
悪いイメージが悪者とは限らないらしい
ただ、僕はこうも考えます。
では、どうしてそんなにも悪いイメージというものが僕たちの中に存在するのでしょう。
これはあくまで一つの考え方ですが、悪いイメージ、つまり恐れや不安を感じていないと危険にさらされることもあるわけですよね。
そして、自分自身の心が強くダメージを受けているときほど、悪いイメージを持っていないと自分の心が守れないケースも存在するわけです。
例えば、望まない失業や失恋などを経験したとすれば、すぐに次の就職・次の恋愛について考えられないこともありますよね。
むしろ考えると心がチクっと傷んだり、苦しさを感じることだってあるわけです。
酷く自暴自棄になって落ち込んでいるときほど、世界は自分を見捨てた・・・的な気持ちになることもあると思うのです。
そう思うことにもきっと意味がある。
それこそ「心の痛み止め」のようなものなのだろうと僕はイメージすることがありますよ。
それぐらい心に痛みがあれば、悪いイメージをしてしまうものだということです。
だから、今、自分が悪いイメージしか持てないことで、自分を責める必要はないのかもしれません。
「なぜ、自分には悪いイメージが必要なのか」と考えてみることです。
悪いイメージを持つメリットは何かを考えてみるのです。
なにより、あまりに良いイメージが持てないときは、求められているのは心の癒やし。
自分の心の回復だという場合も意外と多いですよ。
そして、心が元気になっていけば、いいイメージは持ちやすくなるものです。
つまり、成功や幸せに近づく心の条件が揃うのです。
こうなると、多様な価
値観に意識が向きますから、
「自分自身のやり方」+「他のやり方」=「新しいやり方」
という公式が使えるようになる、といえるのです。
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