「パートナーに上手に甘える・頼る」
これ、もしかすると愛深き忍耐女子さんが苦手なジャンルの話やもしれませぬ。
どこか「依存」というものに対するイメージが悪いのか?
はたまた、依存する対象や方法を見誤っているのか?
どんな理由かは人それぞれでしょうが、うまく依存できない(頼れない)からして、忍耐女子化してしまわれる方もいらっしゃる様子。
そこで今日は「忍耐女子X依存」をテーマに、上手な依存ってなんやねん?という話をコラムにまとめます。
このコラムを読むと、忍耐女子さんが苦手な依存心や依存の方法について深く知っていただけると思いますよ。
Index
忍耐女子さんが依存心を苦手にする理由
さて、愛する人のために気合を入れてガッツリ愛する忍耐女子さんは、どうにもパートナーへの依存が苦手だ、って傾向を持つようです。
意識としては
いつも彼に甘えるとかちょっとイタい女やん
依存する女は重いからあかん
なんて意識になっちゃうのかもしれないんですけどね。
実は、僕の経験上、忍耐女子さんがうまく依存できない理由って、別のところにあったりするんですよね。
その答えの一つが「依存とは人に対してニーズや不満をぶつけることである」という認識なんです。
要は、人にニーズやら不満やら感情やらをぶん投げることが依存、というイメージを持っている人が少なくないってこと。
でも、そんなことしたら大人同士の関係が悪くなっちゃう、と理性を働かせる忍耐女子さんも多いんじゃないでしょうか。
よって、
「不満やらニーズやらそういったものは彼にぶつけちゃいけない」
「彼にそれを受け止めてもらうことを期待しちゃいけない」
そう思って、自分の依存心を必死になって押し殺している方もいるように僕は思うのです。
この自分の依存心を押し殺す部分が、いわば自分の依存心を否定する部分なので、結果的に「依存嫌い」になっちゃうといいますかね。
依存ってものは良くないものなんだ、という思い込みが出来上がる理由になることも少なくないようです。
依存心がダメなのではなく、人にニーズをぶん投げることがリスクなのです
ただ、多くの忍耐女子さんがお考えになっている
「人にニーズをぶん投げることはヤバい」
という思考や判断はほぼほぼ正解なんです(笑)
正解、というか、それを続けてもパートナーシップはなかなかうまく行きませんですよ。
ただ、だからといって依存心全体を嫌う必要もないのです。
というか、全く依存できない恋愛関係、これまた問題を引き起こすのですよ。
僕たちの世界でいう相互依存の関係、お互いに支え合う関係になるには、どうしても相手への依存、つまり、自分自身の中で依存心を許可する必要があるのです。
つまり、依存心を禁止し続けると、相互に依存する関係性に進めないのです。
なので、多くの恋愛関係の問題を作るものは、依存心だと断定することはできないんですよ。
むしろ「人にニーズなどをぶん投げることにある」とご理解いただいて、線引をしていただくほうがいいように僕は思います。
人に対するニーズのぶん投げは防衛戦略なのですが・・・
だいたい、パートナーなど人に対する依存、ニーズなどのぶん投げはエゴ、つまり自分の心を守る戦略であることが多いですよ。
例えば、自分の抱えきれない不満や文句をパートナーにぶつけることによって、自分の心の負担感を減らそうとする、って感じ。
それによって、自分の苦しさやもやもやは解消できるかもしれないです。
でも、それを行い続けることで、相手との関係が良くなくなる、ってことを引き起こしやすい。
一時的に楽になっても、関係性が危うくなるリスクがある。
これが人に対するニーズのぶん投げのリスクそのものなのでございますな。
上手な依存心の表現とは「相手を求めること」
では、依存心をどう表現したらいいのか?という話なんですけど
これは「相手を求めること」という形にするとよいのです。
要は、私にはあなたが必要だ、と対等な関係性の中で、相手を求めることなのです。
このように相手を求めることは、間接的に相手の価値を認めていることになるんですよ。
私はあなたを求めるほどに価値を見ていますよ、とね。
なので、上手に相手を求めることができるなら、それは相手を承認していることにもなるんです。
このあたりが、恋愛上手な方が実践している依存方法だったりするのですよ。
上手に求めるポイントは自尊感情にある
ただ、ここにも一つポイントがありましてね。
上手に相手を求めるには、それなりに「あたしはあたしでいいやん」という自分自身への評価があったほうが楽になります。
詳しくは↓の記事でも書いているんですけど
言い換えるなら、自分にあまり良くない評価を下していると、自分から相手を求めることが
なんだかすっげー悪いこと
のように感じてしまうわけですなぁ。
もちろんそれは誤解で、そんなことはないんですよ。
でも、自分がそう感じているなら、「なぜ私はそんな自分に対する評価が良くないのか?」という部分に意識を向けて、自分と向き合ってみることはおすすめしたいところです。
特にこれはエゴの罠なんですけど
「愛されるために、自分が傷つかないために、自分に対して良くない評価を持ち続けている」
なんてこともあるのでね。
あ、このエゴの話は僕のYouTubeチャンネルにある次の動画でも解説していますので、こちらも合わせてご覧になってくださいね!
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