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ダメ男が好き? 大切にしてくれなさそうな男性を選ぶ心理とは?
今、彼氏候補が4人いるんです。
一人は完全に友達感覚。いいなと思うけど恋愛感情は沸かない人。
あと2人はとってもいい人。誠実で恋愛対象になる人。私のことを大切にしてくれているなって感じるんです。
ただ、私が惹かれているのはもう一人の男性。
その彼は(既婚者・バツ○などで)正直やめておいたほうがいいと自分でも思っているんです。
けれど、やっぱり気になるし、その男性なら受け入れてもいいなって感じている私がいます。
そう言えば、昔から辛い恋愛になりそうな人を意識しちゃう傾向があるような気がします。
それって何故なんでしょう?
「自分が好きになった人が、その人だった。」
「好きになったのだから仕方ない。」
今回のお話は、このようにまとめることもできますよね。
いちいち問題として掘らなくてもねぇ、と思うわけでございますよ。
ただ
「この人、愛してくれそうにないと思うけど、ついつい惹かれる」
「まっすぐ愛してくれる人が苦手なんです」
そんなお話を伺うことも少なくないわけです。
確かにその心理的背景を見つめていけば、いくつかお話できることはあります。
なにか参考になればと思いながら今日のコラムをお届けします。
愛してくれそうにない男性を好む理由を3つの心理から考える
なぜか「この人は愛してくれそうにないな~」と思う男性に惹かれる。
もしくは選び続けてしまう。
そうおっしゃる女性にはいくつかの特徴があると言えます。
しかも、その理由は一つじゃありません。
- 愛してくれなさそうな人が放っておけない(主導権争いの罠)
- 愛してくれなさそうな人じゃないと釣り合わない(無価値感の罠)
- 愛してくれなさそうな人じゃないと逃げられない(ハートブレイクの罠)
では、一つ一つ解説していきますね。
愛してくれなさそうな人が放っておけない(主導権争いの罠)
これは「困っている人が放っておけない」というパターンです。
「どうしてあの人はあんな生き方をしているのだろう」
「あのままじゃ幸せになんてなれないだろうに」
「誰かが助けてあげなきゃ・・・」
そんな想いに駆られる、まるで天使のような女性のみなさま、おまたせしました!
どうして「愛してくれなさそうなが気になっちゃうのか」
その理由は、全く目に見えない「主導権争い(パワーストラグル)」にあるのです。
※主導権争いに関して詳しくは↓の記事も合わせてご参照くださいませ。
要はですね
「自分の正しさを優先して、自分の幸せを後回しにしている女性」ですね。
これは犠牲というよりは
「自分が幸せになることよりも誰にとっても正しい私でいたい」
そんな気持ちが強く、いつも正しい価値観を優先している女性のこと。
このタイプの女性は「正しいこと以上に価値のあることはない」と思っているフシがあります。
よって、素晴らしい素敵な女性なのですが
なぜか自分の幸せが選べない、誰かの幸せばかり考えているのです。
その深層心理には「親、家族、社会」などとの葛藤が隠れていることがあるんですね。
要は「彼よりも、親よりも、家族よりも、社会よりも、誰よりも私が正しいことを選ぶ」という競争の心理が隠れているのです。
この競争の心理がある限り「私の幸せ」を選べずにいるのです。
よって、愛してくれなさそうな人を選ぶわけでございます。
なお、このケースは「自立女子限定で見られるもの」と言えますね。
愛してくれなさそうな人じゃないと釣り合わない(無価値感の罠)
これは「愛してくれなさそう人じゃないと相手と釣り合わない」と感じているパターンです。
逆に言えば「素敵な人と付き合うと超絶気後れしてしまう」ということかもしれません。
※無価値感に関して詳しくは↓の記事も合わせてご参照くださいませ。
言い方はアレですが
安全そうな人に行こうとして苦労しちゃう、みたいな恋愛パターンをつくるものです。
なので、恋愛が超切ないものになる可能性があるんです。
ただ、だからといって、このパターンにハマる女性が無価値なのか、というと
そんなことはありえないのです!
ただ、何らかの理由で「無価値な私」という感覚が強まっている、ということなんですね。
愛してくれなさそうな人じゃないと逃げられない(ハートブレイクの罠)
これは「愛してくれなさそう人じゃないと、いざというときに逃げられない」と感じているパターンです。
要は、愛されることを望みながら、しかし愛されると怖くなってしまう。
どこか「愛されることに関するハートブレイク」を抱えている可能性があるパターンでもあります。
まぁ人は怖いものから逃げたいと思いますものね。
だから、いわば
「エスケープルートを確保しながら、保険をかけながら恋愛しないと不安」
そう感じてしまうというわけです。
ただ、愛されることで傷ついているからといって、愛されないわけではないのです。
むしろ、愛されると辛い、と感じてしまう部分が癒やしポイントなのです。
愛してくれなさそうな人を選ぶ理由が違うなら、癒やし方も違ってきますよね
愛してくれなさそうな人を選ぶ理由が違うなら、心の癒やし方、問題解決への道筋も違ってきますよね。
ということで、3つのタイプ別の問題解決法を簡単にご紹介します。
愛してくれなさそうな人が放っておけない場合:自分の幸せにコミットする
愛してくれなさそうな人が放っておけない場合(主導権争いの罠)
「自分の幸せ・望むものにコミットする」
この一点に集中して取り組むことをおすすめします。
正しさを優先する人ほど、いい人で間違っていない人なのですが
自分の幸せを後回しにしすぎてしまう傾向があるんですね。
自分の周りに見える課題、問題を優先して解決しているので、正しさは手に入るのですが、幸せが後回しになるんです。
なので、目に見える周囲の問題や課題は横において
「私の幸せ・望むものにコミット」することを超絶オススメします。
問題や課題は後で扱えばいい、それで間に合う。
優先順位1位を「私の幸せ」と決める勇気、そう思えるかどうかが重要ですね。
愛してくれなさそうな人じゃないと釣り合わない:自分にできることの価値を認めましょう
この場合は
「焦ってすぐに役に立つ自分になること」を目指すのではなく
「ちゃんと誰かのためにいい影響を与えられる自分に成長すること」を考えてみたり
「今の自分にできることを受け容れてコツコツ実践すること」を意識してみるといいと思います。
言い換えるならば、自信をつけることです。
「私にはできることがある」「与えられるものがある」と感じ取れるようにコツコツと。
できないことに意識を向けつづけるのではなく、今の自分にできることを大切にしていきましょう。
愛してくれなさそうな人じゃないと逃げられない:ゆっくりと怖れと向き合い繋がりに慣れましょう
この場合は、
「ゆっくりと怖れと向き合い繋がりに慣れましょう」という感じです。
まず怖がっていることはしょうがないわけで、逃げないようにすることも難しいわけですよ。
それぐらい愛されると思うと怖くなるのでね。
その反応を否定するのではなく、その自分と上手に付き合うことが重要です。
深層心理のヒーリングセッションなどを使って恐れを解放させていく、なんてことも効果的に作用する場合もありますよ。
ただ、ハートブレイクや愛されることへの怖れは、ほんと怖いから、ゆっくり着実に。
時には逃げたっていい、ぐらいの構えで着実に向き合うことをおすすめします。
あと、普段から人と関わること、心から安心できる人との関わりを持つ、などもいい効果をもたらすと思いますよ。
大切にしてくれなさそうな男性を選ぶ理由は好きとは限らない
たとえ相手が愛してくれない男性であっても、心から好きで選んでいるのであれば、そこに問題はないと言えますよね。
ただ、いつも望んでいないのに「大切にしてくれなさそうな男性」ばかり選ぶとしたら
少し自分を見つめてみてもいいんじゃないでしょうか。
特に主導権争いの罠はなかなか気づきにくいので、気になった方はカウンセリングなどもご検討いただくといいかもしれませんね。
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