愛深き忍耐女子シリーズ

パートナーと向き合うと自分らしく振る舞えない女子の誤解を解く

パートナーと向き合うと自分らしく振る舞えない忍耐女子

「疎遠になっている彼から連絡が来ると、もう悪いことばかり考えてしまいます」

「夫(彼)と話そうとするけれど、きっと相手は話しかけてほしくないんだろうと思っちゃう。だから、うまく関われなくて」

「普段は自信を感じられているんです。でも彼の前になると不安しか感じなくて・・・」

恋愛でもご夫婦のお話でも伺う

「パートナーの前に出ると自分らしくいられないよー(ToT)」

というお話。

だから

やたらパートナーに気を使って疲れたり
言いたいことが言えずに泣きながら撤退したり
言うつもりのなかった余計な一刺し・・・もとい一言を伝えてしまったり・・・

あーもうこんなこと伝えたくなかったのに~どうしよう、どうしたらいい?浅野さん!

というご質問は意外と多いものでござーますよ。

いや、嬉しいんですよ。

そんなときに僕を思い出してくれて「どーしたらいい?」と聞いてくださるなんて、カウンセラー冥利に尽きるわけです。ホントいつもありがとうございますm(_ _)m

ただ、ここで本当に気づくべきは

「どうして自分らしく振る舞えないのだろう?」の「事情」の部分であってね。

あーもう彼にあんなこと言っちゃった、とか
言いたいこと言えなかった、とか

そういった表面的な部分のリカバーって、意外とクライエントさまの気持ちが落ち着けば、ご自身でできちゃうことだと思うんですよ。

そもそも不安を見ているから「自分らしくいられない」わけですよね。

だとしたら、どうして自分らしくいられなくなっちゃうんだ、という「事情」をクリアにしておくことが大切だと僕は思うのです。

自尊心・自己肯定感はココロのヒットポイント(HP)

別に自己肯定感が高いとか低いことをいちいち問題にはしたくないなぁ~と僕は思うのですけれども。

ただ、「自分らしくいられない」 という状態を見つめていくと、なぜか分からないけれど「自己肯定感」が低くなってる事が多いものです。

中には「普段の私」としての自己肯定感はしっかり感じられているのに

突然「夫・彼」と向き合った途端、自己肯定感がガッツリ低くなっている方が多いのです。

この低くなった自己肯定感のぶんだけ、いわゆる「無理」をするわけです。

やりたくもないことを受け入れたり
自分の気持ちを横に置きまくったり
相手の顔色を伺い倒したり
言いたいことが言えなくなってしまったり
犠牲ばかりして疲れ果てたり

まぁ、いろいろ起きるわけです。

それもこれも

「これ以上、自己肯定感を失いたくない!」と感じている場合が多いんです。

彼に、夫に冷たくされる。
で、何?と睨まれる。
きっつい言葉を投げかけられる。
今日は忙しいから無理、と拒絶される。
やっぱり別れたほうがいいんじゃね?と言われそう。

こういったあなたにとってネガティヴな出来事で、まぁ自己肯定感という名のヒットポイントがザクッと削られすぎることを恐れるわけですよね。

だからいつも不安を感じているわけです。漠然としたね。

これ、いわゆる「逆ギレの心理」と理屈は似ていましてね。

自己肯定感が低くなっている状態で、ミスをして怒られたりすると

「いや自分だけが悪いわけじゃないんだ!!!」

と、これ以上自己肯定感を失うことを怖れて、反撃したくなるわけでございますよ。

だから、パートナーの前で自分らしく振る舞えないよ、とお悩みの忍耐女子の皆様には

自分を癒やして、ココロのヒットポイントの回復を目指しましょうよ。

なんてお話をします。

だってあなたはあなたとして素晴らしいのだから!

しかし、もしそう感じられなくなっているならば

あなたの「自己肯定感」が低くなっている「事情」の方を扱うほうがいいような気がするんですけど、いかがでしょうか?

なんてお話につながるんでございますよ~。

ここからがちょいと難しいお話なわけでございます。

忍耐女子にありがちな「自分は迷惑では?負担なのでは?」という自己概念

忍耐女子の皆さんは愛が深い。

その反面

「自分が誰かの負担になることを極端に嫌がっている」

そんなココロのあり方が見えてくることは少なくないのですね。

もちろんこれは誤解なんですよ。

誤解なんですけど

誰の負担にもなりたくない・・・

彼や夫の負担にはなりたくない・・・

そんな気持ちを抱えていらっしゃる方も少なくないのです。

うーん、もう切なすぎますよね~と僕も思いつつ

「それ、罪悪感か無価値感です」

という話をしれっと書いてしまう僕は鬼でしょうか?(笑)

いや、僕が知る限りの真実を話せば・・・

忍耐女子のみなさんが誰かの負担になっているケースは意外と少ないのですよ。

むしろめっちゃパートナーの役に立っている方が多いし、僕目線で見れば「愛が深いなー」と思うことが多いんです。

しかし、「自分は誰かの負担になってるのでは?」という罪悪感・無価値感が強まっていると、その愛が深いな~という部分が感じられなくなっちゃうんでしょね。

だからいつも力不足感、不安感、怖れ、疲労感、虚しさ、疑いを感じやすくなります。

しかも「親密感を感じる関係性」の中で。

人によっては、親密感を感じる関係性限定で不安などを感じる方もいて

だから「普段の私」には自信を感じられているけど、彼や夫との関係になるとがたっときちゃう、そんな状態ができあがるんですよね。

ということは、これどうやら

「親密感」にまつわるハートブレイクが理由になってない?

という考え方が僕の中では成り立つわけですね、理屈上ですけど。

例えば・・・

親密な人との関係に心理的距離があったり
過去、自分自身が「誰かの負担になっているのでは?」という思い込みを持つような経験をしていたり。

そこで抱えた「私は誰かの負担になっているのでは?」という疑いや自己概念があるなら

それはまさに自尊感情や自己肯定感をブロックしちゃう要素になるんですよね・・・。

しかも親密な人との関係で絆が切れているとしたら、これは相当に孤独や寂しさを感じるはず。

それが今のパートナーとの関係で溢れ出てくるなら、もう「どんな無理をしても彼を(夫を)手放したくない」と思うようにもなるでしょうしね。

どこかでずっと封印してきた「もうひとりの私」がそこにいるのかもしれません。

そのもうひとりの私が刺激されたとき、自分らしくいられなくなるのです。

誰しも「隠しておきたいもうひとりの私」はいるものですが、そこにある感情が強烈であればあるほど、自分を必死で隠さなきゃいけなくなるってことなんですよね。

でもね、よくよく見つめていくと・・・

「自分は迷惑なんじゃないかなぁ・・・」と傷ついた自分は

それでも「家族や周囲に気を使って生きてきた」優しい私なんでしょうよ。

僕はそう思うんですよねー。

確かに傷は痛いけど、痛みを抱えながらも生きてきた自分自身にも価値はあるでしょう?

そんな自分を「否定しない」ことが大切ですよね。

理解して、いたわりたいところです。

もうそんな罰は自分にふさわしくないはずでしょう?

その罰を手放すことが、あなたが自分らしくいることの第一歩なんだと僕は思うのですよねー。

ABOUT ME
浅野 寿和
カウンセリングサービス所属心理カウンセラー。名古屋を中心に東京・大阪・福岡で〜旅人のように〜カウンセリング・セミナーを開催。心理学は現実で使えてなんぼ、がポリシー。
カウンセリングを利用する
カウンセリングを受ける

本当の幸せを見つめる・見つけるカウンセリングが人気!
心理カウンセラー浅野寿和のカウンセリングのご利用方法はこちら。

カウンセリングのご案内ご予約可能時間のご案内