浅野さんへの質問
片思いの彼、出会った始めには私は次付き合う人は結婚するひとだよっと伝えていました。
それでも向こうから押してきていたのに、なんだか女心が分からない人で、私は怒ってばかり、その後彼のお仕事が忙しくなってきて、私はさみしいかなしいばかり言い、会うことがなくなり、すれ違い、拒絶がはじまりました。
半年間あえておらず、我慢ができなくて、ずっと会えなくてさみしいとも送ってしまいました。
そしたら期待されると困るからハッキリ言うけど、今後も付き合ったりすることはない。思ってくれたり心配してくれたりは嬉しいけどもっとステキな人と幸せになってください!!
と返信がきました。
あー好かれてないんだなぁ、って思い、悲しかったです。
彼がいま何を考えているのか教えてほしいです!
(匿名さん ※原文のまま掲載しています)
「期待されると困る。君と付き合うことははない」の意味は
さて、ご質問の「期待されると困る。君と付き合うことははない」という彼の言葉の意味ですが、僕なりの見解では
「今の段階では期待に応えられない」
と解釈するほうが良さそうですね。
確かに彼は「求められると逃げるタイプ」かもしれないと僕も感じますけどね。
あくまで可能性ですけどね。
もちろん彼のご年齢など伺えていないので、なんとも言い切れない部分もありますが、
「期待されると困る。君と付き合うことははない」という言葉を使う男性って
実は「親密感が苦手な男性だった」ってこともよくある話なんですよ。
※親密感と親密感への怖れに関しては矢印の記事でも詳しく解説しています。
親密感が苦手な男性心理
「実は親密感が苦手な男性」
こう書くと「人と関わることが苦手な男性だ」と感じる方もいるかも知れませんが、そうとも言い切れないんです。
僕が思う「人と関わることがとても苦手な男性」は、「人に対して脅威を感じている」タイプ。
人が怖い、人に責められる、攻撃されるのではないか。
何かしらの理由があってそう感じる人ほど、人とは関わりにくくなると思うんです。
ただ、「親密感が苦手な男性」であっても「自分から何かを与えるために関わること」はできる方も少なくないんです。
例えば、仕事での対人関係や、自分が支えになりたいと思う人とは関われたりするのです、普通に。
人の寄っては、周囲からは「人付き合いが上手」なんて印象を持たれることも多いんです。
ただ、
なぜか家族とは距離があったり
あまり家族の話をすることに抵抗感を見せたり
恋人との関係だけめちゃくちゃ距離をとったり。
そんな状況にある人も少なくないんですね。
女性の好意を、女性のニーズだと感じてしまうタイプの男性がいる
また、このタイプの男性の中には次のような思いを持っている人が少なくないんです。
「女性から愛情を伝えられたり、連絡くださいねーと言われると
なんだか自分からなにかを奪われる気がする」
言い換えるならば
「女性の好意を、女性のニーズだと感じてしまうタイプの男性がいる」
ということなんです。
そんな女性の好意を期待やニーズと認識してしまう男性ほど
「期待されると困る」
という言葉を使うのでしょうね。
実は、そんな男性の心の中には
「女性の好意に応える自信がない」
という怖れが隠れていることも少なくないんですけどね。
最後に
最後になりますが
自分にも人に対しても「期待を感じやすい人」は、その反対の「失望」も強く感じます。
だから、自分が一度期待してその期待通りにならないと、すぐ失望して興味を失います。
また、自分が誰かに期待されるとすぐ失望を恐れて、エクスキューズを始める傾向があります。
恋愛ならば、自分が期待されることを恐れ、しかし相手に失望されることも怖れる、というわけです。
そんな人ほど「期待されても困る」という言葉を使いますよ。
この話、心の隅にでも置いておいてくださいね。
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