浅野さんへの質問
はじめまして。今お付き合いしている彼とのことで相談です。
現在彼は転勤し遠距離になってしまいましたが、以前は同じ職場でした。
彼とお付き合いが始まった頃、私は前の夫と別居しており、離婚するべきか悩んでいました。前の夫とは共依存のような状態で、離婚までの道のりはとても苦しいものでした。今はよく離婚したなって自分でも感心するくらいです。
ただこの頃の私はボロボロで心療内科を受診するなどしていて。彼ともケンカが多くなり、彼の方から距離を置かれるようになりました。これではいけないと思い弁護士さんに相談するなど本気で離婚に向けて動き出しました。離婚が成立してた時は本当に達成感でした。
彼に報告し、ありがとうと伝えたら「自分で頑張ったからだよ」と言ってくれたのは忘れられません。その日から毎日彼からラインが来るようになりました。とても幸せだったんです。
ですが、しばらくして職場の同僚から彼と他の同僚(Aさん)との話を聞かされたのです。Aさんは既婚なのですが、彼のことが好きになってしまったと、きっかけになるようなこともあったらしい、でも彼は完全に遊びのつもりでそれ以降は全く相手にしてくれないので落ち込んでいるとのことでした。
彼にラインでこの事について尋ねたところ、慌てて電話をかけてきて「何もしてない」と言っていました。その後彼女にラインで誰かに喋ったのかとしつこく聞いてきたと同僚から聞かされました。慌てて電話してきたこと、Aさんにラインしたことなどから何かあったんだろうと思いました。ちなみに私と彼のことは誰も知りません。
私達が距離を置いていた期間に一度だけ彼がAさんを含む若い子達を飲みに連れて行ったというのは聞いていました。その時に彼がAさんの身体を触るなどしていたということ、でもそれ以上のことはなかったと一緒に行った子から聞いています。彼もその時のことを付き合いだ、行きたくて行ったわけじゃないと話していました。でも調子に乗って触ってるんですけど。
何が真実なのか私に知る術はありません。「何もしていない」という彼の言葉以外は人から聞いた話です。ただ彼には離婚に向けて頑張っていると伝えてはいたのに、その時期になぜ?という思いがあります。
その後から彼は「死にたい」と落ち込み、しばらくしてもう別れたいと、無理だと言われました。私は納得できなかったし、彼の方も拒絶する感じではなかったのでその後も連絡は取り合っています。少しずつ気持ちも戻せた気もしますし、より気持ちが近づいだと感じることもありました。ただあの幸せだった頃には戻れていません。
彼は現在、仕事が大変でトラブルもあり辛い様子です。そっとしておいてと言われて時々連絡取るくらいにしています。
Aさんは現在妊娠中、彼も仕事のことで精一杯なのだと思います。なのに私一人がまだこのことに執着してしまっています。どうしたらこの執着を手放せるんでしょうか?
(かおりさん ※原文のまま掲載しています)
おまたせしました、ではお答えしますね~。
今回は『どうしたらこの執着を手放せるんでしょうか』というご質問ですが、
まずは『そりゃー執着するよね』というところから始めてみてはいかがでしょうか。
妙な話と思われるかも知れませんけど、僕はそう思うんですね。
まず、今の状態を必要以上に疑わないってとても大切だと僕は思うんですね。
かおりさんがそう思われること、僕もそうですよね、と思うからです。
ただ、かおりさんとしてはどこか疑いのようなものを持っても不思議ではないだろうな、と思うんです。
そもそも執着とは、自分の中で何かしら「変えたくない」と感じているもの・感情・認識に対して感じるものであることが多いもの。
例えば、過去の彼や彼の起こした行動に執着する、ということは
「自分はこうあったはず」「彼はこうだったはず」と感じたいわけですよね。
そりゃそうだ、そんなときもあるよね、と僕も思うし。
今、自分に起きている現実と向き合うことってめっちゃ大切だけど、それが難しいと感じることもあっても不思議ではない、とも思うんです。
だから、その転機になっているもの・・・
例えば「彼が女性にちょっかいを出した」という事実は、どうしても色濃く記憶に残るし、記憶としては手放せなくなるかもしれない。
それを手放してしまえば、彼をどう見て、どう接すればいいかが分からなくなることもありえると思うんですよね。
これは彼の問題ですね。彼の意思であり彼の心の動きですから。
でも、かおりさん、よく踏ん張られたなーとも思います。
まぁこれも彼の罪悪感っちゃーそうですよね。いただいたご質問だけでは彼がどんな人なのかなーという部分までは、なんとも言えないんですが
「なにかミスをする」→「すごく自分を責める(罪悪感を感じる)」
のようなパターンが見えてきそうです。
「相手にどう思われるだろう?」を彼が気にしているのかな?罪悪感モードだとたしかにこれは相当に気にするのでね。
ただ、どうなんだろう・・・彼は普段から繊細な人なんでしょうか?それとも豪快な人なんでしょうか?
そのあたりで彼に対する見方も変わってくるんですけどね。
*
ただ、その彼をどう見るかの答えは、あなた自身で出せる答え、とも考えられそうです。
彼にとって私は・・・ではなく、まず、あなたにとって彼は、でいいと思うんです。
その前提が、あなたがあなた自身を今以上に肯定することなんでしょうね。
それが執着を手放すことにつながると思いますよ。
かおりさんは「彼への感謝」を持っておられるように感じるんです。
でも、彼も同じだったのではないかな・・・。
関係性というのは相互関係だから、一方的なものではないはずなんですよね。
執着を手放す、ということであれば
それぐらい自分の影響力や魅力、価値に意識をおいてみてもいいかもしれないですね。
なにか参考にしていただければ幸いです。
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