愛深き忍耐女子シリーズ

愛深きの忍耐女子の恋愛スタイルを解説する

愛深きの忍耐女子の恋愛スタイル

愛深き忍耐女子

以前「愛深き忍耐女子」という言葉を使ってコラムを書いていた時期があるのですけども

そろそろ完全復活させようと思いまする。

なぜならば、僕なりに愛深き忍耐女子の恋愛スタイル研究が進んだからですね。

以前は分からなかったのですが、どうやら忍耐女子さんにもいくつかのタイプがいる、と言えそうなのです。

そもそも愛深き忍耐女子とは

「愛する人のために傷つくことも厭わない」という恋愛スタイルを持つ人々です。

その愛し方はどこか悲恋を想起させるものですが、実はそうではありません。

愛深き忍耐女子のみなさまこそ、人を支え、時には本当の愛を伝えることができる人なのです。

ただ、そのスタイルのハードコアさ故に、愛するが故の「代償」も多くなるのです。

よって、もはや愛するエネルギーが残っておらず、カウンセリングルームまでやっとの思いでお越しになる方もいるとかいないとか・・・。

また、この忍耐女子の恋愛スタイルはどうしても

「執着」とか「情念」というふうに解釈されがちなのです。

さらっと愛する、自分を大切にするような恋愛スタイルのではない特殊性が、なんとも世間さまからの理解を得にくい、という側面もあるようです。

また。「この人!」と決めた人に対してきちんと向き合う忍耐女子さんは

普段から「しっかりモノ」「できる人」「誠実で遂行能力のある人」などとと見られることが多く。

同時に周囲から「なんでそこまで無理するの?」と言われがちな日常を送っているようです。

で、ですよ。

僕は何故か昔からこのような方からのご相談が非常に多いのでございますよ。

で、お客様いわく

「僕は男なのに珍しく同様のスタイルを持っているらしい」のです(^^;

もちろん、僕にその自覚(あまり)ありませんけども・・・あれ?

ということで、今日は愛深き忍耐女子様の恋愛スタイルについてのコラムです。

よろしければどうぞ。

愛深き忍耐女子とは

愛深き忍耐女子

ここではまず「愛深き忍耐女子」の定義について、簡単にまとめておきたいと思います。

以下の要素を満たす女性は、きっと「愛深き忍耐女子」であると思われます。

  • 普段は非常に常識的な社会人。世間の評価は高めだがその自覚があまりない。
  • 常に寂しさや孤独感を感じやすい
  • どんなことをしても好きな人を幸せにしたいと思う。
  • 好きな人の願いならばきちんと叶えようとする。
  • 彼が困っていたら、自分にリスクがあったとしても彼のために行動する。
  • 他の女性なら見捨てるような男性でも、絶対に見捨てない。
  • 男のプライドなんて「しょーもな」といつも思う。
  • 好きではない男性に関して、一切の興味がなく、依存されると強烈な嫌悪感を感じる。
  • 他人からの「奪おうとするエネルギー」に敏感で、今までも奪われてきた経験がある。
  • 「彼がこちらを向いて手を差し伸べてくれる」「彼が救われてくれる」という現実がないところでは、常に心が瀕死状態になる

他にもいろいろあろうかと思いますが、まぁ愛に生きて愛に死すような「愛深き忍耐女子」のみなさまは、このような思いを抱かれているようでございますな。

愛深き忍耐女子のタイプ別恋愛スタイル

さて、ここからは愛深き忍耐女子のタイプ別恋愛スタイルについてまとめていきましょう。

あくまで僕の経験上の話ですが、実は愛深き忍耐女子さんにも

「忍耐型」「ダイブ型」「身代わり型」「沈黙型」など、いくつかのタイプがあるらしいことが僕なりに分かってきたのです。

そこで、今日は「愛深き忍耐女子のタイプ別恋愛スタイル」についてご紹介しましょう。

忍耐型忍耐女子

まずは王道の「忍耐型」です。

これは愛する人のためなら何でも忍耐できる、というスタイル。

ここでの忍耐とは「ま、いっか」という割り切りではなく、自分が苦しいことも、自分の望むものも、分かっているけれど耐えて偲んでいるという感じですね。

例えば、

  • 愛する人のためなら欲しいものも買わないし、お金も使わない。
  • 愛する人の夢が叶うなら別に私のことは後回しでもいい。
  • 彼に言いたいこと、言ったほうがいいことがあっても、あえて言わずに耐えている(相手が気づくのを待っている)
  • 自分が傷ついていても、彼が傷ついているならその痛みを隠して耐える
  • 相手のために耐えられなくなる自分が嫌すぎる、と感じやすい
  • 実は、自分が決めた人を愛すると決めるだけで生きていける(他に何もいらないと思いやすいので、関係が悪化るかなり追い詰められる)

ダイブ型忍耐女子

これは自己犠牲を伴うパターンではあり

「自らが傷つき、相手に自分を救わせるということで相手を救う」

という、とにかく分かりづらいタイプです。

彼女たちは、愛する人が悩んだりピンチになると、自分が相手よりも深く傷ついたり、つらい思いを抱えようとします。

その自分を相手に救わせることで、相手をヒーローに仕立て上げ、いい気分にさせるのです。

とかく無力感を抱えたパートナーを前にすると、そのパートナーより強い無力感にダイブするのです。

もちろんそんなことをして自分も無事ではいられない場合も多いのですが、

「それでもかまわない、たとえ私が傷ついて救われなくてもいい」

という覚悟を持っている人もいますね。

この深層心理には強烈な無力感が隠れていて

「私が愛する人に渡せるのは私の弱さだけ」

なんて感じている方もいるようです。

身代わり型忍耐女子

これはまさに愛する人の身代わりになる、という恋愛スタイル。

縁の下の力持ちではないですが、相手を支えるために何でもするよ、忍耐するよ、という人たちです。

例えば

  • 愛する人がお金で困っていたら、自分が稼ぐ。
  • 愛する人が寂しがっていたら、たとえ自分が寂しくても関係性を切らずに耐える。(例、寂しそうな既婚者との恋)
  • 愛する人に何らかのリスクが訪れるとしたら、それを身代わりになって受け止める。

沈黙型忍耐女子

これは「ひたすら何も見なかったことにする」という忍耐スタイルの女子ですね。

いい意味では、目の前でおきたことを受け止めている、ともいえます。

が、そうではない意味で言えば、ひたすら苦しい気持ちを抱え込み、相手に抵抗せず耐えている、とも言えます。

例えば、

  • 彼が他の女性と遊んでいたことを知っても「見なかったことにする・知らなかったことにする」。
  • 彼の言動で傷ついたとしても、それをなかったことにする。
  • 言いたいことがあっても黙る。相手に聞かれるまで答えない。

愛深き忍耐女子の課題

さて、どんな恋愛スタイルにも長所と短所があるように

愛深き忍耐女子さんの愛し方にはいくつかの課題が存在するといえます。

癒着しやすいことがある

実は忍耐するという恋愛スタイルは、どうしても相手との癒着を作りやすくなります。

https://www.asanohisao.jp/archives/2251397

癒着とは、相手の感情の影響をモロに受けてしまう心理状態のこと。

例えば、相手が悲しんでいると自分が悲しいわけじゃないのにひどく悲しくなる、とかね。

また、そもそも癒着する相手とは、自分にとって大切な人、離れがたい人。

嫌な人と癒着することはあまりないわけですよ。

だから、恋愛や夫婦関係の中で忍耐しようと思う分だけ、自分でも全く理解できないところで(無意識的に)相手と癒着してしまうことがありますね。

例えば、彼がつらそう、と思うだけで、彼を支えようと忍耐する女性がいるとすると

もうこの時点で「相手の辛さ」が自分の心に飛び込んできている可能性だってあるわけです。

相手の辛さは私の辛さ、みたいに感じているならば、の話なんですけどね。

特にダイブ型忍耐女子さんは、この癒着傾向が強く、相手の気持ちを癒着していないと、相手よりも辛い位置に立つことが難しくなる場合が多いですね。

相手の好意が受け取りにくくなる

相手のために忍耐している忍耐女子さんは、常に心が緊張状態になることが多いんですよ。

なので、物事の捉え方に一貫性はあれど柔軟性が持ちづらかったり、相手の気持ちに反応する余裕がなくなりやすいとも言えます。

結果、愛されてんのに受け取れない、相手の好意が感じ取りにくい、という傾向があるとも言えるんですよね。

愛されてんのかな?と疑問に思うことが増える、といいますかね。

愛深き忍耐女子の長所

何と言っても愛深き忍耐女子の長所は

「関係をロングランさせるパワーに溢れていること」です。

きちんと親密な関係になれれば、お互いに支え会える理想のパートナーシップを得られます。

また、愛すること、その感覚を知っている、という部分も忍耐女子の長所です。

人によっては

「生まれたときから愛することを知ってるんじゃないのか、この人は」

と思えるような感覚をお持ちの方もいますよ。

だから、自分の愛情や相手への思いを信頼していいんです。

ま、課題は、そのような関係を一馬力で作ろうとしてしまいすぎること、なんですけどね(^^;

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