今日は忍耐女子の皆様が幸せになる方法について考察していきたいわけですが
今回取り上げる忍耐女子さんは「ダイブ型」です。
言い方はあれですが
かなりハードコアな恋愛スタイルとも言えるダイブ型忍耐女子さんの愛し方と、幸せなパートナーシップを得る方法についてコラムにしていきます。
よろしければどうぞ。
※愛深き忍耐女子さんのタイプ別解説は次の記事にありますので、こちらもご覧くださいね。
Index
ダイブ型忍耐女子の恋愛スタイル
ダイブ型忍耐女子さんの恋愛スタイルとは
「自らが傷つき、相手に自分を救わせるということで相手を救う」
というものなんですね。
例えば、愛する人が悩んだりピンチになると、自分が相手よりも深く傷ついたり、つらい思いを抱えようとします。
その辛さを抱えた自分を相手に救わせることで、相手をヒーローに仕立て上げ、いい気分にさせる、という構図。
例えば
無力感を抱えたパートナーを前にすると、そのパートナーより強い無力感にダイブするのです。
もちろんそんなことをして自分も無事ではいられない場合も多いのですが、
「それでもかまわない、たとえ私が傷ついて救われなくてもいい」
という覚悟を持っている人もいますね。
ダイブ型忍耐女子の恋愛スタイルには、深い愛が伴っていることが多いです。
もちろん、自分の幸せより相手の幸せを願えることは素晴らしいことなんですよ。
ここを一概に自己犠牲と呼ぶのはどうかな、と僕は思うのです。
ダイブ型忍耐女子の恋愛スタイルが意味する愛し方・狙い
ただ、大切な愛する目的のために
「自らが傷つき、相手に自分を救わせるということで相手を救う」
という形なので、こちらも愛するたびに傷つくことになったり、自信を失うことになりかねないですし、愛し続ける体力が持たない場合もありますよ。
例えば
彼がつらそうにしていると、自分も更に辛い感情を引き受ける。
相手の機嫌が悪いと、自分を罰するようにモノ扱いしてしまう。
彼がつかれているだけで、自分も休んじゃいけないように思う。
ここからの話は、なかなか意識できないかもしれませんが
↑に書いたような行動を続けると、結局自分の価値を下げることになるのです。
そこで無意識的に「相手より価値のない自分」というポジションを取るのです。
そうすることで
「辛そうにしている相手のポジションや気分は浮く・楽になる」
と考える。
こちらが痛み、相手に助けさせることで、相手の価値を担保しようとする。
そうやって自分の身を呈して、相手のプライドを守ったり、今は辛そうにしている相手の価値を守ろうとする。
ここにダイブ型忍耐女子の狙いがある、といえます。
もちろん無意識的に行われることで、意図的に行う人は少ないですけどね。
ただ、このようなパターンになかなか気付けないのです、当のご本人も。
ただ、ダイブすればするほど恋愛が辛くなってしまうことも
しかし、このような関係の作り方は、どうしても現実の関係が辛くなっちゃうもの。
だから、いつも二人が幸せそうじゃない事で悩んだり。
上手く愛し合えない度に、自分を責めたり、悲しみの中に浸ったり、自分を傷つけたり。
その姿を相手が受け入れてくれているうちはいいんだけど、そうじゃなくなると更に自分を傷つけたり、自分の愛情を疑ったり、なんてことが頻繁に起きるんですよね。
そうなると、相手がどんどん愛せなくなる、という状況ができやすい。
二人の間に重苦しい感覚が生じたり、最も顕著なのは「深刻さ」。
この感覚が生じてくるわけですよ。
ダイブ型忍耐女子が幸せなパートナーシップを持つために必要な意識
では
ダイブ型忍耐女子が幸せなパートナーシップを持つために必要な意識とはなんぞや
という話をまとめます。
自分が「愛される対象」であることを自覚する
まず何より大切にするべき意識は
「ダイブ型忍耐女子さんにパートナーの愛が向くのだ」
という意識を持つことなんです。
あなたが愛される対象であることを認識できていないと、平気で相手のためにダイブしてしまうわけですよ。
相手のために、ね。
ここをまず意識できないと、いわば関係性が共倒れ的なものになってしまいますから、要注意です。
自分が愛される対象であることで感じる怖れを解消する
ただ、ダイブ型忍耐女子さんの中には
「自分が愛される対象であること」怖れを感じる人も少なくないんです。
要は愛される怖れ、親密感への怖れ、を解消することが求められる場合も少なくありません。
※親密感への怖れに関しては次のコラムに解説がありますので、よろしければどうぞ。
愛されることへの怖れ、親密感への怖れが生じる理由は
子供時代の母親との愛着関係に起因するものもあれば
自分自身のセルフイメージの問題や、過去の失敗や挫折の影響なども考えられます。
ここは個別案件なので、じっくりカウンセリングでお話を伺わせていただくことになるんですよね。
ただ、この愛されることへの怖れ、親密感への怖れを手放せないでいることで、結局相手の愛情を受け取れない(パートナーを助ける意味でまたダイブすることが続く)ので
パートナーシップの中で「与える・受け取る」という相互に支え合う感覚、そのバランスが悪くなるわけです。
だから、ダイブ型忍耐女子さんには、愛するなと僕は言いません。
「愛される対象になることへの怖れをできる限り取り除きましょう」
なんてご提案をさせてもらうことも少なくないんです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
ダイブ型忍耐女子さんは、パートナーのために心の闇に潜ったり、自分の価値を下げるような言動を取る傾向があります。
そんな辛いところで耐え忍んでいる、その意志にはとても強いものを僕も感じるのです。
ただ、そこにいることで、あなたのパートナーはあなたを愛することができなくなるのです。
誰だって自分が選んだ人を愛せないって辛いでしょ?辛くないですか?ね?
だから、ダイブ型忍耐女子さんには
「自分を大切にする意識」を少しづつでいいので持っていただきたいと切に願うばかりです。
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