長くカウンセリングをさせていただいていると、このようなご質問をいただくことがありますね。
要は、恋愛上手な人とそうではない人の違いが知りたい、というお話ですけども。
いわゆる恋愛上手さんのイメージって
マメで、一生懸命で、言葉に説得力があって、容姿も整っていて、気配り上手で・・・
みたいなイメージがあるのかな、と個人的な経験の中で感じているところです。
もちろんみなさんそれぞれにイメージがあると思いますし
ぶっちゃけ「自分の好みのタイプが恋愛上手に見える」なんてこともあると思うんですけどね。
ただ、心の面から考える恋愛上手さんって、見た目や行動力以外の要素を持っているよね、と僕は考えるんですよね。
今日はそんないつもと一風違った話をコラムにしたいと思います。
よろしければどうぞ。
Index
恋愛上手な人は「共感」する

心の面から見た「恋愛上手な人」の特徴の一つが、「共感上手」だと言えます。
もう少しツッコんで書くと
相手の考え、気持ち、価値観などを理解して、その影響を否定せず、「なるほど」と反応する感じ、といいますか。
僕は常々
「人は自分の影響を受け入れてくれる人の影響を受け入れようとする」
と書いていますけど、これが自然にできる、という感じ。
自分の影響を受け入れてくれそうにない人のことを、こちらも受け入れる気にはならない、なんてことが多いんじゃないでしょうか。
これは、いわゆる親切にすることや、好意を伝えること、相手の助けになることと同等、いや、それ以上に、恋愛面では大切なことになると僕は考えます。
逆に、相手に共感せず、一方的に与える関係、相手に求める関係って、なんだかうまくいかなそうだと思いません?
共感上手でも恋愛上手だという自覚があるとは限らない?
ただ、僕も以前に記事を寄稿させていただいたことがある「マイナビウーマンさまの記事」にあるアンケート結果を参照すると、意外なことが見えてくるかもしれません。
マイナビウーマン様の記事によると
【Q.あなたは恋愛上手ですか?】という質問に対して
はい(5.5%)/ いいえ(94.5%)
という回答が寄せられたそうです。
これ、実際に共感上手な方であっても、恋愛上手という自覚があるとは限らない、ということではないでしょうか。
「実は共感上手さんなのに恋愛が上手ではないと思っている方って少なくないかも?」
つまり、潜在的な恋愛上手さんはそこそこいるのではないか、という話。
そう、あなたこそがその人なのかもしれませんね?
恋愛上手さんは相手を肯定的に受け止める
また、恋愛上手な方のお話を僕が伺うと
やはり「相手のことを肯定的に受け止める姿勢」を取られる方が多いですね。
相手のことを肯定的に受け止める、とは
一旦、自分の思いは思いとして置いておいて
相手の意見、考え、価値観、などに興味を持ち、肯定的な態度は反応を見せる方が多いんです。
それはまるで「あなたのことを大切に扱いますよ」といった感じでね。
ぶっちゃけ僕よりもめちゃくちゃ上手な人もたくさんいらっしゃるといいますか(^^;
*
逆に、求められてもいない意見・アドバイスや、こちらの一方的な善意・好意をぶつけることはないんですよね。
この「一方的に意見やアドバイスを伝えること(それが善意であっても)」が悪いとまで僕も考えないのですが
これは一つの心理的なコントロールや、こちらのニーズをぶつけている場合もあるわけです。
※コントロールの心理については次のコラムに解説がありますので、よろしければご覧くださいね。

相手の影響を引き受けるって、意外と怖いこと
ただ、人間関係の中で
「相手の影響を引き受けようとすること」
って結構怖いよな、と感じやすいことでもあったりします。
ちょっと考えてみていただきたいのですが
人の意見や価値観、考えに肯定的に寄り添ったとして、その後の相手の反応がどうなるか、ってちょっと怖くないですか?
また、自分自身が他人の意見や価値観などの影響を受けて変わってしまうとしたら、それもまた怖くないでしょうか?
だから、僕たちは悪気なく、相手の意見や価値観の影響を受けないように、自分の思いを遂げようとすることも少なくないのかもしれません。
例えば、相手の気持を確かめる前に、先制攻撃のように「好きとか言ったらどうする?」といってしまうとかね。
一方的に助けたいだとか、好意を伝えようとすることもまた、相手の影響を引き受けることが怖いから起きること、とも僕は言えると思います。
恋愛上手・共感上手になるための意識の使い方
では、恋愛上手・共感上手になるにはどうしたらいいの?という話を
最後にまとめたいんですけどね。
相手に興味を持つ習慣を身につける
共感って相手があって初めて成立することなんですよね。
だから、普段から身近な人、普段関わる人に対して興味を持つ習慣を持つといいですよ。
相手が何を言っているのかだけでなく、相手はどんな気持ちなのかなぁ、と想像し
「ふんふん、そうなんだ」と把握する感じ、というとわかりやすいかな?
たまに共感を「相手と同じ気持ちになる」「相手の意見に従う」と理解されている方もいますけど、そこまでする必要はないのでご注意を。
それは「同感」になっちゃうので、ちょっと違う意味合いになっちゃうんですね。
同感ばかりしてしまうなら、自分を見つめ直してみてもいいかも?
ちなみに、普段から共感ではなく同感ばかりしてしまうとしたら
それは
人のことが怖かったり
相手の気持ちに寄り添わないとやばいという観念があったり
自分がいつも同感して欲しい人だったり
そんな事情が隠れているかもしれません。
「相手と同じ気持ちじゃなきゃ」「自分と同じ気持ちになって欲しい」と強く思うとしたら、それはちょっと行き過ぎちゃうことになるんですよね。
自分の考えより、相手の考えを優先して見つめる意識を持つ
誰かに共感的な態度を示すなら
「自分の考えより、相手の考えを優先して見つめる意識を持つこと」がオススメです。
これはコミュニケーションの基本といえるかもしれませんが
相手の話を受け入れたり、相手の話を聞こうとするなら、自分の意見を伝えているばかりではうまくいかなさそうでしょ?
もちろん、相手の話を引き出すための一時的なテクニックなら問題ないのかもしれませんが。
コミュニケーションの中で相手に
「あなたは私の気持ちや考えを本当に大切にしてくれているよね」
と思ってもらいたいなら
「こちらはあなたのことをこう思っているんです」と言うより先に、相手の考えや気持ちなどを大切にする意識を持って、そう反応することなんだろうな、と僕は思います。
もちろん自分の意見や感情などを否定する必要はないんですけどね。
自分を相手の境界線を明確にする・曖昧にしない
共感上手になるには
「自分と相手の境界線を明確にする・曖昧にしないこと」
も大切です。
自分と相手と違う存在だから共感できる、が大前提、といいますか。
相手と違うから愛し合えるわけで、他人とピッタリ一致することを求めると、それはそれでしんどいことになるかもしれません。(癒着ってやつですね)
※癒着に関してはこのコラムにまとめてありますので、よろしければどうぞ。

いわば人間関係って普段から
「人って自分のことをそこそこ理解してくれていて、影響を受け入れてくれている存在だよね」
と思えるほうが楽、というか
そのほうが相手と自分の違いを大切にしやすくなるんですよ。
だから、自分自身がそのスタンスを取ることで、窮屈に感じていた人間関係全般が楽になることもあります。
そういう意味では、共感上手になると、人にガッツリ同感してもらいたいというニーズも手放しやすくなります。
共感を身につけると、大切な人を大切にできるようになりますよ

いかがでしたでしょうか。
こういった共感的な姿勢ができるようになると、恋愛でも相手を尊重するスタンスが使えるかもしれません。
そういったあなたのスタンスは
相手に「安心感」を与えたり
「この人は私を丁寧に扱ってくれんだ」という印象を与えますから
恋愛や夫婦関係の向上に役立つと思いますよ。