言いたいことが言えないときってありますか?
みなさんは「言いたいことが言えない」と思ったことはありますか?
これ、カウンセリングの中では比較的よく聞くお話です。
特に、彼に、彼女に、夫に、妻に、「言いたいことが言えない」。
そんなことを続けているうちに、なんだか気分が上がらず、重くなってしまった。
そんなお声も伺います。
そこで今日は「言いたいことが言えない心理」について考えてみたいと思います。
言いたいことが言えない心理
言いたいことが言えない心理は「言いたいことを『言うこと』への怖れを感じている」です。
そもそも「言いたいことを言えないという悩み」は
「言いたいことを言う」ということが怖いときに成立することが多いです。
一般的には「言いたいことを言わないのは我慢しているからだ」と認識されるかもしれませんし、たしかにそれもそうなんです。
ただ、意図的に言いたいことを言わない、つまりTPOや状況に合わせて言いたいことを選ぶ人もいますよね。これは我慢でもありながら、相手への配慮とも言えます。
だから、言いたいことを言わない、と、言いたいことが言えない、は違うもの。
言いたいことが言えないのであれば、それは表現への恐れ、行動への恐れ、と考えられるわけですね。
言いたいことが言えない人の恋愛パターンをみつめてみると
ただ、言いたいことが言えなでいると、不安を強めるものかもしれません。
こちらから相手に関われないし、相手の気持ちもよくわからない。
だから、不安だけど耐えるしかなくて、更に不安になる。
ここで感じる不安には振り回されることが多いですよね。
これ、女性だけじゃなく、男性にとっても大きなことなのかもしれません。
例えば、普段から感情を抑圧(グッと我慢する)ことに慣れている男性でも、恋愛や夫婦などプライベートな場面では、どうしても感情に振り回されることが増えるもの。
よく聞く例では
「彼女や妻がつまらなそうにしている、不安そうにしている、つらそうにしている。
それを直視してしまうと、見て見ぬ振りができないから。
だから、思い切り見て見ぬ振り(無関心的な態度)をするようにしてた・・・」
ってことも少なくないようです。
ただ、その態度は女性に思いきり誤解されるわけですよ。
あぁ、私に関心がないんだ、とね。
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これは男性に限った話でもないわけですが
「今の恋愛関係や今起きていることを受け止めきれない」と
「言いたいことすら言えない」ということがあるのかもしれません。
でも、そういったみなさんのお気持ちを僕なりに見つめていくと
その向こうに「言いたいことすら言わずに耐えてきた」そんな不器用な生き方も見え隠れすることって少なくないんです。
これが、言いたいことが言いたい人の恋愛パターンとなっていることが多いと僕は思うのです。
言いたいことを言わないこと、我慢すること、耐えることはつらい。
だけど、それが愛の表現の代わりになっていることって多いんじゃないかな、と思うのです。
言いたいことを言わなかったのは誰のため?
もし、あなたが言いたいことが言えない人だったならば。
僕はこんなことを考えるんです。
「どうして言いたいことも言わずに頑張ってきたのでしょうか?」
もちろん言いたいことを言わないのは自分の意思であり反応ですよ。
でもね、それは一体誰のために、どんな思いがあったからそうなったのでしょうね?」
少なくともそんな自分の本音は認めて、許して、楽になってほしいなと思います。
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