恋愛と男性心理

知性化という言葉 ~私、助けてほしいのに彼に論破されちゃうんです~

知性化という言葉

まぁ心理学には驚くほどに耳が痛い言葉ってたくさんあるんですけどね。

今日は特に男性にとって耳が痛い話になるかもしれません・・・。

あらかじめご了承ください。

さて、今日は、こんなご相談を頂いたとしましょう。

***
私の彼は確かに仕事ができる頼りがいがある人なんです。
そんな男らしさが素敵だなと思って一緒にいるんですけど、いつも一緒にいると辛いんです。

少しでも彼に寂しいだとか、仕事での愚痴を言うと、あーだこーだ言われて論破されちゃうんですよね・・・。
それも私のことを思って話しているのだろうと理解してきたんですけど
こんなことが続くとやっぱり辛いというか・・・。

どうせ喧嘩しても口では勝てないし、どう彼のことを理解したら良いのかわかりません。
***

コレは恋愛や夫婦に限らず、職場でも同じかもしれませんが

その行為が良いかどうかは別にして

どうしてそういった言動に男性が出るのか・・・を今日は少し考えます。

心理学の中で出てくる言葉なんですけどね。

「知性化」という言葉があるんですよ。

知性化とは、その人が、

自分の弱みや劣等感コンプレックスを隠したり、

今ある現実を認めたくない時に、

わざと知的で理屈っぽくなったり、難しい言葉を使い、まるで相手を煙に巻こうとすること。

コレも心の「防衛機制」の中の一つ、と分類されています。

そもそもは知的な理屈をこねくりまわして

その人自身が感じたくない「感情」から意識をそらすことが目的。

 

もしこの事に困ったことがあるとしたら

この「知性化」をしている人が

 

「これでいい」と思い、目の前にある問題を解決しないことなのですね。

***

話を戻しましょう。

先の例では、

『少しでも彼に寂しいだとか、仕事での愚痴を言うと、あーだこーだ言われて論破されちゃうんですよね・・・。』

というお話でしたね。

この知性化の話を応用すると

彼があなたにいろいろ知識として話したり、あなたの問題点を指摘したりとするならば

「あなたが寂しがっていたり、 愚痴を言ってしまうような辛さ、やりきれなさを持って」いる

「その状況どうにも受け容れることができない」とも考えられるんですよね。

男性が苦手な、感情を受け入れるってこと、そこにうまく反応できない感じ、です

意識的には、あなたの辛い状況をなんとかしようと思っているからこそ

関わろうとするのですが

実際は、あなたの気持ちをどう受け止めていいかわからない・・・

そんな時にまるで説得する、ようなことが起こる、と考えてもいいのかもしれません。

でも・・・確かに状況はあまり改善しない、わけですね。

彼の方はあなたにとかく言葉を使って説明して

解決している気になるかもしれないけれど
(うっ、書いてて心に何かが突き刺さる・・・)

彼は、女性の感情を受け入れられているわけではないし

女性も、彼にちゃんと理解され、繋がってる感覚が持てるわけじゃない。
(何故だろう、ココロの中でゴメン、ゴメンナサイって声が聞こえる・・・)

まぁ、心の中ではこんなことも起きるんですよというお話です。

あくまでコレは良いかどうかは別にして・・・。

だから彼がそういう言動を取るならば、

彼の真意を確かめてみることも必要なのかもしれませんよね。

まぁあなたのことが好きかどうか、を。

そしてココからは全くの余談ですが・・・。

今日の記事、まぁ・・・僕にもある程度突き刺さる話なんですよ(笑)

もう、書いてて墓穴を掘るような記事なので、ドキドキしていたんですが。

プライベートでは、つい、頭で考えこんでしまう癖のようなものはありますからね。

そんな僕はきっと自分の不安を隠したいんですね・・・。

でも今日、その不安、受け入れます。

そんな自分もOK!!!

そして、とにかく

僕のブログをいつも読んで下さる皆さんや

クライエントの皆さん

本当にありがとうございます!

そうお伝したくなりました・・・。

最後になりますけど、いわゆる知的好奇心からくるお話や

どこか見えにくい物事のありようを丁寧に解説することは

この知性化とはちょいと違うかもしれないことだけ

お伝えしておこうと思います。

難しい話がいつも知性化の結果、とは限らず

知性化して自分の向き合いたくないものから心を守る反応、と

考えていただくと良いのかもしれませんね。

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