■今日紹介する音源はコチラ。
Sound of Shambala / Chateau Marmont
これはChateau Marmontの新譜。
んー正直、リリース当時(今年の3/30、忙しい日にリリースするから当分忘れてた・)は全くピンと来なかったのである。
どこかエッジが聞いていない感覚、あまりにもありふれたフレンチエレクトロ感、妙なソウルっぽさが、どこをとってもあまねく「もう、それっぽい!」感じに思え、基本的に意識が拡散を起こしているがごとくの僕の音楽センス(笑)にとっては、違和感を感じざるを得なかった。
が、それはおそらく春という季節感と音のインパクトが僕の中ではマッチしなかったという個人的な理由だったのかもしれない。
ちなみにこの手の違和感は、もうそれは昔々、札幌にまだヴァージンメガストア(!)があった頃、NorthWaveが企画・コンパイルしたコンピレーションを何となく買った時に、驚くほどに【その当時の】オシャレでしょう?セレクトに驚きすぎて同様の感覚を感じた記憶がある。
が、そこに何の恨みつらみもなく、僕は今も昔も「北海道」も「水曜どうでしょう」も深く愛しているので、この点はお伝えしておきたい。
さて、この新譜。今聞いてみると、あぁ確かにいいと思える。この季節感ならイケる気がする。
どっかのレビューにフロア仕様云々と書いてあり、「んなわけないでしょ、眠いよ(笑)」と思っていたが、夏の夜向きっぽいなぁ、と今は思う。が、フロアに持って行くとよっぽど飲んでバカ騒いでない限り、やっぱりAM2:35あたりに睡魔が来そうな感じではある。
しかし、この手の音楽は季節感が大切だとつくづく思う。
この音をクリスマス前の分かりやすい多幸感の中や、春のうららかな日々の中で聞きたいか?というと僕は嫌だ。真冬に外で冷えた缶ビール飲むぐらい嫌だ。僕は早く家の中に入りたい。
また、個人的にChateau Marmontについて、詳しい情報を持ち合わせていませんが、とりあえずパリなバンド。フレンチシーンでは有名なんだそうな。The Mazeというアルバムが有名ですが、Youtube覗いてみても、どちらのアルバムも出てこないから・・・。
よければ【こんな感じの音】なので、さくっと検索してみるか、オンライン上のどこかで聞いてみてください。
が、僕としましては、彼らの昔の音源はちょっとヘヴィー感あり、なのである。
まぁフレンチはその傾向を感じやすいけれど。アンニュイっちゃーそうですし、メランコリックな感じが好きな方はいいのではないかと。
きっと、Air(エール)が好き!って方ならイケると思われるのである。
が、音楽はもう雰囲気勝負だって方は、まぁ、通勤電車の中で聞くと、意味なく今更Smith聞いちゃったぐらい気持ちが下向きになる可能性があるので注意されたい。(Smith自体はものすごくイイですよ)
そんな時はスマホでゲームでもしてテンション上げていただきたいのである。
ちなみにガラケーの方の場合は、聞いたことを忘れる努力もしていただきたい。
ちなみにこの新譜、ラウンジ好きにも、そのあたりのカフェBGMとしてもきっとイケるような内容で、おしゃれサウンド収集に余念がない、昔渋谷系にハマりました、夏はやっぱりIBIZAよね、でももうChillは疲れるの・・・、といった、それなりに音楽に雰囲気を求める方にはきっとピンと来る音だと思われる。
僕もその手の音源探しは、10年以上前にハマっていたので、その気持ちを知る人には共感できると思われる。
■そういえば全く話は変わるが、昨日、名古屋ヒーリングワークの帰り道でのこと。
どうも名古屋ヒーリングワークと同じ日程で、ナゴヤドームでサザンオールスターズのコンサートがあったようなのである。(逆だ。サザンのコンサートの日程と、うちのセミナーが偶然かぶっていたのである。)
そして、昨日の帰りのJRの中は葡萄一色。
僕はサザンに詳しくないので、音楽についてはどうにも話すことができないが、車内は間違いなく老若男女入り乱れて葡萄だった。
その光景は微笑ましくもあり、奇跡に近いと感じたのである。
僕も今、Itunesのストアのトップを眺めながらこの記事を書いているが、出てくるアーティストのほとんどが90’s以前から生まれたバンドのような気がする。そして今、僕もMUSEの新譜を買ったばかりだ(笑)もちろん聞きながら、ときめいている。
時代を渡ることができるアーティストなんて本当に数に限りがある。
今のように音源が売れない時代になればなお奇跡だ。
その「凄さ」というものを、昨日の帰り道、何だか実感した気がするのである。
売れるって凄いんだよね、やっぱり。どんなことであっても、ね。
ちなみに今日のコラム、Chateauと葡萄、一応引っ掛けているということもお伝えしておきたい。書かないと気づかれなさそうなので、こちらから書いてしまうという暴挙に出てみたのである。
こんなところでも僕の寂しがりな性格が浮き彫りになってしまうわけである。
合掌。
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