浅野様
いつも拝読しております。
優しい文章に、カウンセリングされているような感覚になりいつも助けられています。
彼氏と別れる度に、毎回復縁活動をしてしまうという悩みがあります。
絶対に別れた方が良いと思う人であっても、振られても振っても、必ず復縁したいと思い、実際に冷却期間を置いて連絡したりしてしまいます。
先日お別れした彼とは、順調なお付き合いだったのですが、結婚願望が私だけにあり、彼から私の時間を奪いたくないと言われてお別れになりました。
私も年齢的に結婚願望が薄い人とは付き合う時間がないので、納得し、彼の前でも泣いて、1人でもたくさん泣いて想いを紙に書いて書いて書きまくり、人に聞いてもらったり、ベッドに引きこもったりして、時間が彼を忘れさせてくれるのを待っています。
でも今回も、まだ別れから2週間ではありますが、彼と復縁したいという思いに取り憑かれています。依存なのでしょうか?
仕事や勉強では強い意志で我慢することはできるのに、失恋となると、次に行かずにまず復縁を願って進めなくなります。自分で言うのもなんですが異性にはモテる方なので、頑張れば彼氏はすぐできると思うのに、一年経っても復縁したいと頑張ってしまうのです。
最近は失恋の度に電話カウンセリングや占いにお金をつかってしまう傾向があり、なんて弱いんだと思いながらもやめられなくて罪悪感を感じます。
復縁だけの選択肢から抜けて、また新しい恋をしたいですし、このようにさせるものが一体何なのか、自分でも分からず怖いです。
彼との大切な思い出はそのまましまっておいて、前を向くにはどうしたら良いのでしょうか?
何かヒントをいただけたら嬉しいです。
宜しくお願い致します。
ネタ募集ネーム:ドーナツさん
大変おまたせしましたm(_ _)m
いつもブログをご覧いただきありがとうございますm(_ _)m
今回はドーナツさんのご質問にお答えしますね。
さて、今回のご質問は「彼と別れる度に毎回復縁活動をしてしまいます。彼との大切な思い出はそのまましまっておいて、前を向くにはどうしたら良いのでしょうか?」ですね。
では、僕なりの回答をまとめさせていただきます。よろしければどうぞ。
Index
なぜ失恋の度に復縁活動をしてしまうのかについて考える
失恋はできれば避けたい出来事ですが、しかし僕たちの身に起こりえることでもありますよね。
そして、その度に復縁を考えてしまうとなると、まず自分が苦しい思いを抱えると僕は思うのです。
これはあくまで僕の経験上の話ですが、「復縁を」とお考えの多くの方が
「復縁は望むけど相手を追いかけ続けたり、執着することは違うと思うし、できれば避けたい」
とお考えのようなのです。(そうではない方もいらっしゃいますけどね)
つまり、復縁はOKだけど、執着は違うとお考えの方は多くて
「彼とは復縁したいけど、これって愛なの?それとも執着なの?寂しさからくるものなの?」
とお感じの方とお会いすることも稀ではありません。
好きという気持ちに罪はない
もちろん、別れた彼との復縁を望むということは、それぐらい好きで失いたくない彼であり。
相手への愛情や好意があるからこそ、もう一度関係を取り戻したいと思われるのでしょう。
そのお気持ち自体に問題があるようには僕は思わないです。
むしろ好きであることが罪であるならば、こんな地獄はないですよね、なんて思います。
別れを迎えたときの心の反応
ただ、彼と別れ、それを受け入れたということは、当たり前の話かもしれませんが、彼とは離れることになりますよね。
悲しいことかもしれませんが、今までのように一緒にはいられないのです。
いわば「お互いがお互いにとっての特別な人ではなくなる」のですよね。
これは、やはり辛いことですし、悲しく切ないことなんだろうと僕は思うのです。
どれだけ「別れ」を理解していても、心がチクッと傷んだり、また相手を求めたくなることもあるんじゃないか、と想像しています。
ただ、もう少し心の反応という部分について見てみるとしたら
『「私にとって特別な人がいなくなる」という状況を迎えたとき、自分自身の中に出現する反応があって、その反応の影響で別れたくない、復縁したいと強く思うようになる』
と考えてみる手はあるのかな、と思います。
この話はあくまで一つの可能性でしかないのですけどね。
今回のご質問のように「失恋の度に毎回復縁活動をされる」ほどのお気持ちになられるということに、なにか理由があるのかもしれない、と見つめる余地はありそうですね。
ただ、申し訳ないのですが、それが具体的にどのような反応なのかまでは、ご質問からは読み取れず、またこのブログでお伝えするのは適当ではないと考えています。
その点ご理解くださいませ。
「特別な人がいない」という現実とそれに対する反応が復縁を望む気持ちにつながることがある
ここからの話は、今回いただいたご質問についてではなく、一般的に考えられる話としてお伝えしますね。
恋愛とは、いわば大人になってから「特別な人との関係を結ぶこと」と言えます。
特定の異性と愛情を交わし、絆を結び、関係性を育むわけですよね。
ということは、失恋って「自分にとって特別な人が離れていく(いなくなる)」という事態でもあるわけですよ。
そのときに「もう一度関係を結びたい」という反応が起きている、ということなのかもしれませんね。
もし、そうだとしたら、ここで注目すべきは「復縁したいと思う動機」なのではないかと僕は考えるのです。
2つの復縁に至る動機
復縁に至る動機を、あえてざっくりと分けるとしたら
「自分の愛し残し(ミス)が気になって、もう一度相手の幸せを心から考えたい」という思いの場合と
「自分にとって特別な人(いつもそばでいてくれる人)を失いたくない」という思いの場合とに別れると僕は考えています。
前者は、あえて表現するなれば「自己実現的」な意味合いがあると言えそうです。
自分が愛したかった、相手に与えたかった、素敵な関係を自分と相手のために提供したかった、という、いわば後悔のようなものが動機になっている可能性があります。
一方後者は、自分の不安、焦り、痛み、悲しみ、選ばれないという切なさなど、感じたくない感情を受け入れたくないという反応とも言えそうです。
もちろんどちらが良くて、どちらが悪いという話ではありません。
ただ、前者の動機の場合は、自分が相手を心から思っているという気持ちを認めることで、次に進めることが比較的多いものなんです。
逆に、後者の場合は、自分が相手を心から思っていると思えば思うほど、痛みや悲しみが膨れ上がって抱えきれなくなる場合もあるようです。
なぜなら、「どれだけ好きでも届かないんだ」という感覚がそこにあるから。
好きであれば好きであるほど、自分の非力さ、無力さ、愛情や存在感の小ささを感じてしまうようなニュアンスです。
もちろんそれは誤解なのですが、しかし現実に、主観的にそのように感じてしまうとしたら、どうしても「復縁」を考えたくなると思うのです。
もう失いたくない、という意味で。
ただ、このとき失いたくない対象が彼なのか、という部分は、まぁ無粋な話なんですけど検証してもいいことなのかな、と僕は思います。
もし、万が一の話。
自分の価値が「彼がそばにいる、もう一度向き合える」という事実によってのみ確保されることになっているとしたら。
これは復縁は至上命題になりますよね。まさに自分にとっての危機ですから。
もしそう考えるならば、毎回の復縁活動は、どこかで
「一人で自分のつらい気持ちや少し低く見積もってしまった自己イメージを抱え込んでいる」
とか
「自分の価値を彼との関係(彼の意思)に見出そうとしている」
なんて風に考えられなくもないのかもしれません。
もしそうであれば「どこか彼に依存している私」という感覚が生じても不思議ではないと思いますよ。
が、実際は
「自分を支える何かがほしい」とか
「自分が誰かにとっての喜びや希望でありたい」という切なる願いであるのかもしれませんね。
そのあたり、ご自分の気持ちをどう見つめて、どう捉えて、自分をどう再評価するかという部分、僕はちょっくら気になったりするんですけどね〜。
結局は誰かの喜びでありたい自分が出すメッセージに答えがある
そもそも僕たちが最も感じたくない感情って
「私は誰かの大切な人になれない」ではなく
「自分の存在や愛情の意味を感じない。相手に何も残せない。思いが何も伝わっていない」
だと僕は思うのです。
一言で言えば「無意味感・無価値感」です。
こんなに辛く苦しいことはないだろうと僕は思います。
もしそういった感情を感じやすい状態にあるならば、確かに復縁活動をしたくなっても不思議ではないかもしれません。
が、もう少し自分を丁寧に見つめてみて、癒やしてみると
「それぐらい誰かにとって価値のある自分でありたい」
「特別な人に特別な喜びを与えられる自分でありたい」
と願っている自分と出会えるかもしれませんよ。
そこまでいくと、随分気持ちも落ち着くと思うんですけどね。
なので、「自分が自分をどう感じているか」という意識、観念などを見つめながら、ちょっとばかり自分自身を大切に見つめるプロセスがあってもいいのかな、と僕は思いますが、さていかがでしょうか。
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