アサノのコラム

カウンセリングサービス最後の日まで泣かされることになるとは・・・

カウンセリングサービス・心理カウンセラー浅野寿和です。

このように名乗るのも今日が最後になりました。

昨日まで、東京カウンセリングルームで面談カウンセリングを行っていたのですが、インターホンが鳴るたび「はい、カウンセリングサービスでございます」といつも通り応答しながら

「あぁ、これで最後なんだなぁ・・・」

としみじみ感じていた・・・わけではなく(笑)

「4月からはうっかりカウンセリングサービスでございますと言わないようにしないとなー」

と妄想していたわけでございます。

まぁ16年も続けてきた習慣を変えるとなると、それなりに意識が必要になるということでございますなぁ。

さて、今日2025年3月31日を持って、僕はカウンセリングサービス・神戸メンタルサービスを退会させていただきます。

16年間、ありがとうございましたm(_ _)m

明日からはただの人、いや、無職・・・

もとい、一個人事業主として独立し、カウンセラーとしての活動を進めてまいります。

僕をカウンセラーとして導いていただいた、神戸メンタルサービス代表、平準司師匠の元で学んだことを活かしながら、自分らしいカウンセリングを追求していきたいと思います。

とはいえ、カウンセラーとなってからはじめて「来月の予約がゼロ」の状態で月末を迎える経験をしておりまして、正直、戸惑いを隠せずにいます(笑)

若干という表現であっていると思うのですが、いわば「背筋が凍る思い」をしているところです。(あくまで若干ね♡)

人間のエゴ、いや、思考というものはある意味ファンタジスタレベルの妄想をもたらすもので、実は今僕の中で

「明日、4月1日になった途端、仲間やお客様の記憶から僕の存在が消え、『え?浅野って誰ですか?』なんて世界に変わるんじゃないか」

という、ありえない(いや、ありえなくもない?)悪夢のような世界が思考の中に浮かんできております。

どうやら僕は今、「最悪の想定」ばかりしているようなのです。

が、そんな経験もめったにすることはないことだろうと思い、ただただ受容しながら、明日以降の準備をしているところです。

さて、退会にあたり「最後の日に僕がカウンセリングサービスで活動を続けてきた本当の理由を書くよ」と以前の記事でお伝えしましたね。

なので、今からそれを書きます。

僕が長くカウンセリングサービスで活動を続けてきた理由。

それは「カウンセリングサービス」という団体をお作りになった「あの人」の影響なのです。

僕を古くからご存じの方は、この時点で「ははーん」と思われたことでしょう。

きっと最近カウンセリングサービスをお知りになった方はご存じないことかもしれません。

僕の兄弟子でもあり、カウンセリングサービスでは師匠でもあった根本裕幸という人の影響なのです。

強いていうなれば、根本さんがカウンセリングサービスにいらっしゃった時代(もう10年以上前のこと)に、僕は根本さんに救われているのです。

そして、カウンセラーとして育てていただいた。

もう20年近く前のことではありますけど、その御恩はなにかの形できちんとお返したいと考えていたからです。

まぁ、救われた、育てていただいたと言っても、その当時はただ都合よく飲みに付き合わされていただけ、という都市伝説がいまだ色濃く残っているのですが、それはそれとして・・・。

根本さんがカウンセリングサービスを退会された10年前、このカウンセリングサービスのために自分ができることを尽くそうと考えた。

それが僕の意思、でした。

まぁ何青臭いこと言ってんねん、と思われても不思議ではありませんねぇ。

ただ、僕は昔からそういう人間のようです。

今でもそうですが、一度でも恩や感謝を感じると、たとえ今は疎遠になっていたとしても、連絡が取れなくなっていたとしても、その人のためにできることはないか、と考えちゃう人間のようなのです。

これを執着と呼んではなりませんよ。

怨念、いや、想いと呼んでいただきたい。

その後10年間、僕は自分なりにできることを、積み重ねてきたつもりでおります。

それはもしかしたら十分ではなかったかもしれませんけどね。

これが僕の精一杯の感謝の示し方、なのかもしれませんね。

ちなみに、この話は根本さんに「書きますよ」と以前伝えて許可をもらっておりますよ。

そして、もう一つは池尾昌紀というカウンセラー、トレーナーの存在です。

池尾さんがいなければ、まぁ僕はグダグダになってカウンセラーを途中でやめていたかもしれませんねぇ。

とかく根本さんが独立されてから、池尾さんの存在が大きくなりましたよね。

(とはいえ、僕は池尾さんより先に辞めるわけで、そこに罪の意識を感じないわけではありませんが、とりあえず見ないふりをしております♡)

池尾さんがいたから、今まで共に活動を続けてこれた。

それは間違いがないことです。

そしたらですよ、今朝、池尾さんがやってくれるんですよねぇ・・・。

池尾さん、千里さんから、僕の自宅にこのお花が届いたのです・・・。

先程受け取らせていただきました。

もう、泣くって(笑)

・・・すぐ泣き止んだけど。

こういうことをする人なんですよ、池尾さんは。

ほんと、感謝しかありませんm(_ _)m

きっと池尾さんとはこれからも同業者であり、かつ飲み友達になると思いますし、おそらく僕は「池尾さんの愚痴聞き係」として暗躍することになると思いますが(笑)

今後ともこのご縁を大切にしたいと思っているところでございます。

ちなみに昨日は昨日で、こんなサプライズをいただいきましたし。

一昨日は東京の仲間が追い出し、いや、温かく送り出してくださいましたし。

なんだかねぇ、最後まで泣かされます。

僕は普段、あまり感情を表に出さないので「そっけねぇなぁ」と思われたかもしれませんが、心から皆さんの思いを感じています。

感謝しかありません。

カウンセリングサービスにはこんな素敵な仲間がたくさんおります。

今後ともカウンセリングサービスのご愛顧、よろしくお願いします。

※あまりこういう話はブログに書かないようにと思っておりましたが、今日だけはお許しくだいませ。

そして、最後は僕の中の思い残し、について書いておきます。

実は、自分自身の活動に悔いは残っていないのです。

が、全てにおいてやりきったか、と聞かれると、少しだけ思いが残っています。

それは「後進の育成」について。

もう少し自分自身が勉強し、人間としても成長していれば、もっと丁寧に後輩を育てられたのではないか、苦労させずに済んだのではないか、という思いが残っています。

なので、今すぐは形にできないにしても、僕の力を必要としてくれる人がいるならば、明日以降の活動の一部として「育成」に関しても視野に入れていこうと考えています。

ただ、準備なく行動することはしません。

僕もまだまだ未熟でして、人を育てることに関しては研鑽が必要だと感じています。

もちろん「お勉強会の実施」は可能だと思うので、リクエストを頂ければこっそり?開催しますけども、カウンセラーの養成システムを今すぐ作ることは難しいですしね。

なので、「今、カウンセラーになりたい」と思われる方は、僕の母校・神戸メンタルサービスのスクーリングにもご興味を持っていただければと思います。

さて、これでカウンセリングサービス所属中の最後のボヤキは終わりにしたいと思います。

本当にいままでありがとうございましたm(_ _)m

またみなさんとお会いできる日を楽しみにしております。

 

 

きっとまた明日、このブログでお会いできることでしょう( ̄ー ̄)ニヤリ