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なかなか好きと言わない彼の気持ちが知りたいです、というご質問
私の彼はなかなか、いえ、絶対に私のことが好きだとは言いません。
何度かこちらから聞いたことがあるのですが、いつも口ごもるばかり。
「一緒にいるんだからそれで分かるでしょ」
「いちいち好きとか言う必要あるの?」
そんな言葉を平然と口にします。
知りたいのは、彼女に好きと言わない男性の気持ちです。
嫌いだから言わないのか、彼女に好きという気持ちを持っていても言えないのか、それとも他の理由があるのでしょうか。
なるほど。
きっとこのタイプの男性は、意思がない対象に対しては「好き」って言うと思いますよ。
例えば、食事の好み、趣味、仕事などに対しては好きって言えると思うのです。
ただ、意思がある対象の場合は、なかなか「好き」と言わないかもしれませんね。
自分の「好き」に対する反応が返ってくることが苦手なんだと思うのです。
※久々にネタ募集コーナーを復活させてます。このブログで僕に聞いてみたいことがある方はこちらからどうぞ。
なかなか好きと言わない彼の心理
なかなか好きと言わない彼の心理は一つじゃないですが
「好き」と伝えることで生じる何かしらのリスクを回避している
と考えるのが妥当だと思いますよ。
好きというと大きな責任が発生するという考え
とかく真面目な人に多いんですが
「好きという気持ちを表明すると、そこに大きな責任が発生する」
という考えを持つ人がいます。
要は、好きと伝えたんだからきちんと向き合って愛さなきゃ、と考えるタイプです。
もちろん生真面目さを僕は支持したいと思うのですよ。
が、好きといっただけでとんでもない責任を負うことになると思うなら、なかなか好きでも好きとは言えないんじゃないでしょうか。
かといって、好きと適当に伝えたとしても、それは自分に嘘をつくことにもなるし相手にも失礼な話なのでね。
だったら、「好きって言わないほうがいいんじゃない」と考える人がいても不思議ではないんですよね。
好きという気持ちをごまかしたい、という気持ち
とかく男性に多いんですけど
自分の気持ちを、改めて「自分は今、そう感じているんだ」と認識したときに
「あぁ、自分ってこんな気持ちを感じているんだな」
と思う人がいます。
つまり、好きという気持ちも
「自分って好きだと感じているんだ」と理解したとき
「あぁ好きなんだな」と思う人がいるってことです。
逆に言えば、内面では好きだと感じていても
「好きではない」とか「まだ好きかどうかわからない」と自分の気持ちを疑っている場合も少なくないんです。
そんな人にとって、彼女さんから「好きなのどうなの?」と聞かれることで
「自分でもまだ決めきれない(なにか理由があって誤魔化している)好きという気持ちを表現することを求められている」
なんて感じる場合もあるんですよ。
よって、いちいち人にそんなことを言われたくない、と感じる人が出てくるんですね。
自分の気持ちぐらい自分で決めたい、というわけです。
が、実際は、自分の気持ちをごまかす何かしらの事情があることのほうが多いと思いますけどね。
もう少し突っ込んで書くならば「好きと言ってしまうともう戻れない」と感じている人も少なくない、とか?
ほぼ100%好きと言っても喜んでもらえないだろう、という考え
なかなか好きが言えない人の心理の代表格は「自信がない」です。
要は「ほぼ100%好きと言っても喜んでもらえないだろう」と感じている可能性があるということですね。
まぁ嫌いな人に好きと言われると困るものかもしれませんが
そうではない人に好きと言われて嫌な気分はしませんよね。
しかし、自信がない人ほど
「好きと言ったら100%迷惑になるだろう」
と身構えていることが少なくないんです。
もちろんこれは自分が傷つきたくないがために行われることなんです。
が、意識としては「相手に迷惑なこと、嫌なことをしないほうがいい」と解釈されることが多いようです。
繰り返しになりますが
嫌いな人に言われたら困るでしょうが、そうではない人に好きと言われて嫌な気分はしません、よね?
秘密主義者で自分の気持ちを隠したい
ある意味、恋愛における男性心理の王道なんですけどね。
男性の考えってとても単純と言うか、筋が通っていない考え方を好まないというか、いい意味で真っ直ぐなんですよ。
よって、男性の考えていることは推測されやすい、という傾向があると言えます。
そんな男性が自分の考えを読まれないように、と考えたときに使われる戦略が「秘密主義」。
つまり、自分の考えも気持ちも話さず隠す、ということですね。
この手の男性はどこかで「自分が知られること」への恥ずかしさ、抵抗感を感じやすいといえます。
よって、パートナーのことが好きだという気持ちも知られたくないのです。
知られたくないから、好きと言わないし、「いつも一緒にいるんだから分かるでしょ」といった表現をする。
よって、この手の男性の気持ちは見えにくいので、その行動に注目するといいよ、という話になるわけですね。
「好きと言わせたい」という駆け引き
いいかどうか別にして、いわば「焦らすこと」で相手の気持ちを引き出そうとする男性も、まぁ好きとは言わないでしょうね。
恋愛に勝ち負けなんてないわけですけど、何事も「立場的に優位でありたい」と思う男性ほど、まぁ恋愛でもある種の駆け引きを行うわけです。
いわば「好きになったほうが負け、弱い」と考えているので
自分から好きとは言わず、相手に言わせようとするわけです。
よって「そんなこともわからないの?」「一緒にいれば分かるでしょ」という反応をする。
ただ、恋愛に勝ち負けという価値観を持ち込んだ時点でもめやすくなる、とも言えるわけで。
むしろ、勝負といった立場の争いをすればするほど、相手のことを好きでいることは難しくなるのですけどね。
ただ、対等で親密な関係を構築することよりも、自分が優位な立場でありたいと思う人ほど、駆け引きするんじゃないかな、と思いますね。
なかなか好きと言わない彼との関わり方もケースバイケースなのです
いかがでしたでしょうか。
なかなか好きと言わない彼といっても、まぁ人それぞれで言わない理由も事情も異なります。
ということは、なかなか好きと言わない彼との関わり方もケースバイケース。
相手のことを良く知って関わる必要がありそうですね。
ちなみに
- 好きというと大きな責任が発生するという考えを持つタイプの場合は、共同作業を増やしたり、相手の悩みなどに寄り添ってあげる。
- 好きという気持ちをごまかしたい、という気持ちが強いタイプは、こちらがビシッと好きだというブレない意思表示をしておく。
- 好きと言っても喜んでもらえないだろう、という考えが強いタイプは、「あんた一体誰と一緒にいると思ってんの?」ぐらい堂々と愛してあげたり褒めてあげる。
そんな行動が効果を発揮することもあるようですよ。
ただ、秘密主義者と駆け引きするタイプの場合はじっくり考えながら接する必要がありそうですね。
無理に相手の気持ちを引き出そうとすることが逆効果になる場合も少なくないのでね。
かといって、相手に合わせすぎてもよくないので、まぁほんとここは時間を使いながら関わる感じになるんでしょうけども。
ということで今日のコラムは以上です。
皆さんの何か参考になりましたら幸いです。
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