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男性の愛し方は「今」を適当に扱っているように見えることがある

「俺だって仕事がんばっているし、ちゃんとやっているだろう?」
「二人の為に頑張っているのに、何で分かってくれない?!」
さて、あなたのパートナー(男性)がこういう発言をするときってありません?
実際にカウンセリングでもお伺いすることがある話でもありますが
女性には女性の愛し方ややり方があるように、男性にとっても男性なりの愛し方ややりかたがあるものです。
特に男性にとって「仕事」「稼ぎ」は、愛情を表現す上で重要な要素です。
それこそ「大切なものを守ろうとするもの」いう意味がありますからね。
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一方、少し前のことですが、ある女性からこんなお話をお伺いしたことがあります(もちろんお許しをいただいて書いてます。)
「彼が仕事仕事ってボロボロになってる姿は見たくない。私は本当に何もできない妻に感じて辛い。そんな彼を支えたいし助けたいけど、彼に何もさせてもらえないのは本当に辛いです。」
「そんなに仕事が辛いなら、私との生活がこんなになるなら、仕事なんて捨てちゃえばいいのに。」
そんなお声を聞いては「確かにそう思いますよね」と思いつつ
同時に、ボロボロになっても立ち上がろうとする男性の気持ちも「わかるなぁ」と思った。
そんな記憶を思い出すのです。
男性は「今」ではなく「未来を守ろうとする」
例えば、多くの男性にとって
「仕事してない(何もしていない)自分が愛される」なんて風に思えないものでしょう。
また、多くの男性が、パートナーに負担をかけることをヨシとしない方もいらっしゃるでしょう。
そこにはきっと
「女性は男性に、強くあってほしいと願っているだろうし、自分も頼りがいのある男でありたい」
という男性の観念があると思うんですね。
だから、男性はなかなか愛情を受け取る方向に向かえない人が多いのです。
ただ、そのような男性の深層心理を見ていくと
「男性が今ボロボロになっても守りたいものがある」
と考えている部分が見えてきます。
それこそが「大切な人の未来」なのです。
父と母の愛し方の違いから見る「男性の愛し方」
少し話は横にそれますが、例えばこんな状況を想像してみてください
ある小さなお子さんが公園で走っていて、転んじゃったと思ってみてください。
一般的に、お母さんならば「大丈夫?」とその子のもとに駆け寄ると思いません?
でも、お父さんの中にはお子さんにこう告げることもあると思うんですね。
「泣いていないでちゃんと立ちなさい」
ちょっと冷たいって感じるかもしれませんよね。
ただ男性(父親)の愛情って、こういうカタチで注がれていることって少なくありません。
「この子がここで泣いてばかりで、人の手を借りないとダメな子にならなように、あえて厳しく接する」
いいかどうかは別にして
「この子の未来」を考えて接するお父さんは結構いるのではないでしょうか。
男性の愛情は「大切な人の未来を守ろうと決意」
全てのとはいいませんが、多くの男性の愛情って、この「父の愛」に似ているところがあると僕は思うんですね。
「大切な人の未来を考え、守ろうとする」
それは恋愛でも、結婚に関する問題も、夫婦関係も同じだと思うんです。
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例えば、男性が「本当にこの人を幸せにできるのか?オレは」と考えるのも
今だけじゃなく未来のことを見ているからなのでしょう。
そこが理解されないと、男性としてはちょいと切ないのです。
そもそも男性自身も「自分がビビってるだけ」だと誤解してますからね。
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「もし、自分がいなくなったあとも、大切な人たちが困らないように」
そう考えて、今はしんどい思いをしても、大切な人のために何かを残そうとする男性。
もちろん同じ思いを抱く女性の皆さんもいらっしゃると思うのですけど。
ただ、この発想自体が「自立的な愛(男性的な愛)」なのですよね。
今を支えるのではなく、先を見通してるという意味で。
その分「今」を見落としてしまう傾向があるという「弱点」が常にあるわけですけれど。
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このように人によって愛し方は違うもの。
ただ、この違いを理解できないままだとしたら、やはり愛する者同士の衝突やすれ違いが生まれると、何となく想像していただけるでしょうか?
ただ、私達の愛し方の違いがあったとしても
今を愛する人と、未来を愛する人がいたとしても
どちらも間違っていないのですよ。
つまり、愛し合う二人は対立するべきではないのです。

愛せない苦しみよりも愛し合う喜びを選びましょう

僕たちは、オトナであればあるほどにどうしても「自分の考え・愛し方」を優先したくなるもの。
自分よりも相手の幸せを考えるならば尚更、その気持ちを全面に押し出すでしょう。
しかし、お互いの気持ちが理解ができず、相手に対する反感を持ってしまうなら、それこそ誤解が生んだリスク、としか言いようがないのです。
そもそも愛し合う二人にとって最大の苦痛は
「自分なりの愛情が相手に届いていない・伝わっていないと感じること」
こんなに無力感を感じることはないですからね。
だから相手に無理矢理にでも分かって欲しくなる。怒ってでも伝えたくなる。
そんな人もいるかも知れません。
だからこそ「男性と女性の愛し方は違うのだ」と理解しておくことは重要なことなのです。
そして、それがもし見えなくなっているのなら、一度客観的な意見を聞いてみるのもいいかもしれません。
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では、最後に僕から「誰かのために生きている男性のみなさん」にお伝えしたいことを書いて終わりにします。
「我々男性はとかく「大切な人の未来」を考えて守ろうとしますよね。
それは素晴らしい気持ちで、あなたはきっと大切な人を愛せる強い男性なのだと思います。
ただ、もしあなたのそばに大切な人がいるのならば。
これから先は、次のように考えてみるのはどうでしょう。
「わたしたちの未来を考えて、守っていこう」
あなたがいない未来を、そばにいる家族、そしてパートナーさんは望んではいないと思いますよ。
自分が死ぬことを考える前に、今、自分の幸せを数える癖、つけてみてくださいね」