優しいけど頼りない彼の心を覗いてみると
今日はちょっぴり優しいけれど頼りない彼との恋愛をテーマにしてみたいと思います。
例えば
彼はとても優しく一緒にいて心地良いのですが、優柔不断な部分があって・・・
- なかなか彼が同姓や結婚に踏み切ってくれない。
- 確かに君といて幸せだと思うけど、一緒にいてもいなくても結局同じでしょ?と悲観的な発言をする。
- 彼がある日突然仕事をやめてきちゃった。え?これから二人のことどうするのよ?と聞いても答えない。
- とにかく仕事で悩み続けていて、ストレスががっつりたまっている様子。たまに荒れている。
- 毎日楽しみがなく辛いという、だから結婚はいいという。子供もいらないという。
誰しも依存心は持っていますし、不安や怖れを抱えて生きていますから、そんな男性がダメだというわけじゃありませんね。
ただ、少し優柔不断、決断力に書ける男性の場合、恋のプロセスが進まないということも十二分に考えられるわけです。
人それぞれ人生観を持っていることは普通であり自然なこと。
その思いの中で生きることもまた彼の自由ですから。
ただ、そういった彼が好きな女性としては、不安をつのらせたり、切ない時間を多く過ごしたり、その結果自信を失ったり、思うように幸せを感じられないとしたら?
そういったご相談は少なくないんですよね。
優しいけど頼りない彼の心理
優しいけど頼りない男性心理の特徴は「男性そのもの対するイメージがあまり良くない」という部分にあります。
男性らしい、という言葉を「男性性」と表現することもありますけどね。
分かりやすく表現するならば「男らしさ」という意味です。
例えば、物事をやり遂げる、道を切り開く、冒険心、チャレンジ精神、好奇心・・・男性性はこのような部分を示すものです。
また、ちょっと荒っぽい言葉ですが「やんのか?あぁ?」みたいな、戦うこと、勝ち抜くことへのエネルギーも男性性の司っている部分です。
だから、多く男性性のエネルギーを暴力的、攻撃的、破壊的と誤解されることはとても多いわけです。
こういった男性的なエネルギーは未来を切り開くために必要なもの。
もちろん無意味な競争や相手への攻撃はやっても意味のないことですが、何が仕事や目標達成などのジャンルで上手くいかないことがあれば「悔しい!ぜってぇ勝つ!」と思うことは怒りをやる気に変えることでもあります。
イメージ的にはスポーツ選手が分かりやすいでしょうか?
戦うときは相手を倒すぐらいの勢いですが、終わればノーサイド。相手に感謝と礼を忘れない男性ってかっこいいですね。
このような男性らしさに何かしらいいイメージがない男性ほど「優しいけど頼りない」となるんですよね。
優しいけど頼りない彼が苦手にしている「父親」
優しいけど頼りない彼が苦手にしている「父親」であることが少なくありません。
特に
父親が強く頑固な人、子供との距離感を取る人、厳しい人、家庭内で脅威となっている人などであった場合、自分や家族を脅威にさらず人のシンボルとして「父親」を認識している男性がいらっしゃいますね。
そういった場合、父親の持つエネルギー、子供時代の男性にとっての脅威になりえます。
同時に「強い男」という認識をネガティヴに捉えてしまい、そこに反発した行き方を望むようになってきます。
どこか彼の中の男性的な部分を嫌ったり、怖れたり、封印してしまう傾向があるといった感じですね。
だから、優しいけど頼りない彼や、父親との葛藤を持っている男性ほど、心理的な「理想の男性モデル」を失っていることが多いのです。
だから、どうすれば男らしくいられるかわからないと悩んだり、自分の中に力の無さを隠し持っていることが少なくないわけですよ。
それがどこか
「どうせ僕が頑張ったって世界が変わるわけじゃないし。何か自分の毎日がすぐに楽になるわけじゃないし・・・」
といった後ろ向きな発想に繋がっていく可能性があるのです。
これが先に書いた「なかなか彼が同姓や結婚に踏み切ってくれない」など、頼りなさとなってあらわれてくるわけです。
優しいけど頼りない彼とどう関わる?
さて、あなたのパートナーが優しいけど頼りない彼ではあるけれど、「彼は優しいし憎めないし」と思い未来の幸せをお考えになるならば。
彼のことはとりあえず彼の行動や良さは素直に褒めておくといいと思います。
このタイプの男性は、どこか恐れが強く完璧にできることを意識ばかりしているので(失敗して傷つきたくないので)何事も長く思案しがちで結果ばかりにとらわれる思考に陥りがちです。
だから、褒めて、認めて、あなたと一緒にいるときだけ「ちょっと誇らしい男」でいさせてあげることで、彼も未来を考え始めるかもしれません。
また、このタイプの彼にとって必要なことは「できること」をコツコツ積み上げていく。もちろん最初からすぐ結果が出ないけれど、パートナーのため、自分のために、コツコツ。
その彼の姿を心配するのではなく応援してあげて欲しいのです。
彼のことをお世話するのではなく、いたずらに批判するのではなく
応援する、彼の未来を信頼する、大人のスタンスでそばにいることを目標にしてみてください。
彼があなたとの関係で自信をつけること。
それがよりよい関係をつくる方法になることが多いようですよ。
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