Index
罪悪感まみれでキレてる男性にどう近づけばいいの?
今回のご質問は以下のとおり。
罪悪感にまみれて怒っている男性と今、距離をおいているのですが
その後はどのように近づいていべばいいでししょうか。
友達以上、恋人未満です。
近づきがたい罪悪感モードの男性
なるほど、罪悪感まみれで怒っている男性がいるのですね。
あなたとその男性は友達以上恋人未満、ということは、あなたと親しい関係になりつつあるけれど、どうにも近づけないということなんでしょうか。
ただ、ご質問には、その男性がどんな理由で罪悪感まみれになり、そして怒っているのかを書いてくださっていないのですよね。
例えば、あなたに余計な一言を言っちゃって自分で自分を責めているのか。
仕事などでミスをして「自分なんてモード」になっているのか。
男性の悩みがあって、その問題を抱えて「誰も近寄ってこないでモード」になっているのか。
それとも、そばにいる人・女性(つまりあなた)に理解されないことがあって、それを不満に思って怒り、しかしそんな自分に罪悪感を感じているのか?
いろいろな事情があると思うんですよね。そこがもう少し情報としていただけると、お答えできることも増えるかもしれません。
しかし、兎にも角にも近づきがたいですよね、そういう男性。
いわゆる罪悪感モードの男性は、自分に怒りを向けていてめっちゃイライラしているか、すごく落ち込んでいるか、引きこもっているか、無反応で連絡も取れない、といった状態になることがあるんですよね。
これ、理由があってそうなっていると分かるならいいのですが、人によっては急に態度が変わることもあって、そうなるともう訳がわからないですよね。
罪悪感まみれの男性との接し方を考える
男性が罪悪感モードのとき、近づいていい罪悪感まみれの状態と、それはちょっとそっとしておこうよという状態と、ざっくりと分けて2つあると僕は思っています。
もし、その男性の罪悪感が「自己嫌悪やら、何かやらかしたこと生じる罪悪感」なら「許し」が効果的なんですよね。
愛してあげてもいいと思いますし、見守ってもいいし、励ましてもいいんです。
それを相手が蹴散らしても傷つく必要はないですし、胸を張って向き合っていってみてください。逆に気を使われると、相手は腫れ物に触る、の腫れ物になってしまうので、余計に凹んだり、意地っ張りになるかもしれませんからね。
あなたがもっと大きな愛になっていくプロセスを堂々と歩んで欲しいと思います。
一方、その男性が自分を見つめなおそうとしていたり、自分のことを立てなおそうとしている時に湧き出す「自分なんて、誰も寄ってくるな、放っておいてくれ」という状態ならば、「今、この瞬間はそっとしておく」ということが必要な場合もあります。
これは罪悪感でもありますが、その男性の弱い部分(隠していた感情)が彼の中で浮き上がってきている可能性があるんです。
そして、その自分と向き合い、受け容れたり、認めようとしていることが多いんです。
この場合、その男性はまるで「全身がしびれちゃってるような状態」になるので、愛でも批判でも、どんな刺激にも「やめて!」みたいな感じになるんですね。(何を言っても拒絶のような状態ですね。)
どこかその男性が自分を見つめ、自分で立ち直ろうとしていたり、また何かに向かって頑張ろうとしているなら、そばで寄り添うことがベストで、あまりあれこれ言いすぎたり、その気持ちに過剰に触れないほうがいいこともありますよ。
いわば「生暖かい目で見守る」というほうがいいこともあるんですね。
ただこの場合も、何も言わない、何もしない、ことがいいわけではなくて、ちゃんと自分の思い・意見は伝えておきましょう。「私は〇〇だから」と、主語を忘れず、自分の気持ちをしっかり伝えておいてください。
それが悩んでいたり、罪悪感に苛まれている男性の心の支えになることもあります。
彼の態度で感情が振り回されない自分になりましょう
おそらく今回のご質問をいただいたということは、あなたはその男性ともっと親密になりたい、近づきたい、気になっている、というケースなのではないかと思います。
もしそうだとすれば、まずあなたが彼の態度の影響を受けすぎず、傷つきすぎないことを考えてみてください。
その男性の感情は彼のもの。
あなたの気持ちはあなたのもの。
もし、あなたが彼のことを意識しているならば、彼の態度であなたの気持ちがブレたり、傷ついたりすることもあると思うんですよ。
ただ、あなたの気持ちや言動がネガティブな方向に流れると、彼はそのあなたを見て「やっぱりな」「迷惑かけているな」と思う可能性が高いのです。
だから、彼はより距離を取ろうとしたり、心を閉ざしてしまうかもしれません。
しかし、あなたが自分の意見を伝え、今の彼にもまるっとOKを出して上げることができるなら、それはとても大きな意味のあることですし、まぁ罪悪感まみれ中の男性にとって「自分をそう扱ってくれる女性はほぼいない」と思うでしょう。
ここにコントラスト効果「誰も今の自分を肯定してくれないだろうと思う彼の前に、女神降臨」みたいな状態も生まれやすいわけですよ。
あえて狙ってコントラストを作らなくてもいいのですが、考えてみてほしいのは、罪悪感まみれの男性の「投影の世界」こそ、誰も分かってくれないし、愛してもくれないだろう、というもの。
その彼の前であなたが何を見せるか、それ次第で彼に伝わるものが変わるでしょうから。
だから、そもそもあなた自身の愛情の価値やら、自分自身の影響力はある程度自覚しておいてくださいませね、と僕は日々お願いしているわけです。
僕がカウンセリングの中で「あなたにそう言ってもらえたなら、彼は嬉しいんじゃないかなぁ」とお伝えすることってあると思うのですが、こういう意味ですよ。
*
最後になりますが(これは誤解がないように読んでほしい話なんですけど)男性の中には「自立した女性が好き」とおっしゃる方がいるわけですよね。
この発言をあえて突き詰めて考えていくと「自分がダメになりそうなとき、支えてくれそうな女性がいい」なんて意味なのではないか、と僕は思うわけです。
もちろんそう発言する男性が、実際に女性の手を借りるか、というと意外と未知数ですけども、「自分がダメになっても愛してくれる人」が理想だ、みたいな話なんです。
ね、その男性がどれだけ「いい自分(がんばれている自分・うまくいっている自分)でないと愛されない」と思っているかが分かるでしょう?
「そもそもの自分なんてたいしたことない」って感じているか分かりませんか?
男性がこう感じるのは、そもそも男性の深層心理の仕組みの影響でもあり、罪悪感の影響なんです。
なので、僕は多くの女性の皆さんの愛は、(罪悪感が強い)男性にとってありえないレベルのものだ、とブログにも書いているわけですよ。
だから、どうか胸を張って、自分の愛情や思いに自信を持って、思いを伝えてみてください。
一時的には突っぱねられても、あなたの気持ちが本当の愛ならば、悪い結果にはつながっていくことは少ないでしょう。
また、この手のお話はもう少し突っ込んだ部分までお聞かせいただけると、更にお伝えできることもあるかと思いますので、どこかで僕を捕まえて話してみてくださいね(笑)
以上、簡単ですがなにか参考になりましたら幸いです。
本当の幸せを見つめる・見つけるカウンセリングが人気!
心理カウンセラー浅野寿和のカウンセリングのご利用方法はこちら。