世の中には、いわゆる「物事を察する能力」というものが飛び抜けて高いタイプの方がいます。
これは「その方の特性の影響で、人や物事を観察する能力が高い」ということなんですよね。
なんとなくお察しするから、何も言わない、黙って相手の様子を見ている。
なんとなくお察しするから、これっておかしくない?と気づく、先回りしてお世話を焼く。
こういった思いを日々抱く方々を僕は個人的に「お察しさん」と呼ばせていただいております。
さて、この「お察しさん」、すなわち「察する能力が高い人」のお話をカウンセリングで伺いますと、やはり恋愛や夫婦生活にもお察しさんならではの傾向が出てくるようなのです。
お察しさんが持つ特性が恋愛や結婚生活、強いては「私と恋愛」という価値観にまで影響していくようなのです。
というか、僕はそういったお話をたくさん伺ってまいりました(何故かそういったお話が多いんですよ、僕の場合ね)。
そこで今日はお察しさんと恋愛心理、という「察する能力が高い人の恋愛の罠と才能」についてコラムにしたいと思います。
Index
- 1 察する能力が高い人(お察しさん)の恋愛とその心理パターン
- 1.1 1:いい人(いい彼、いい彼女)からおりられない
- 1.2 2:彼や彼女に頼み事ができない・お人好しな自分が嫌になる
- 1.3 3:彼や彼女に弱音が吐けない
- 1.4 4:彼や彼女にだけ弱音や文句を吐き続けて関係を壊してしまう
- 1.5 5:「いつか周りを見返すような良いパートナーと出会うぞ!」と意気込むがそのいつかがなかなか来ない
- 1.6 6:恋愛中どっと体が疲れるので、恋愛に向いていないのかも?と思う
- 1.7 7:恋愛してもすぐに飽きる
- 1.8 8:人当たりの良さを自分で演出できるからこそ苦しくなる
- 1.9 9:異性に自立心や創造性を強く求めるので、基本的に好きになれる人が少ない
- 1.10 10:恋愛中、自己卑下ばかりしてしまって疲れる
- 1.11 11:恋愛がうまくいくと自分の自信のなさが浮き彫りになってしんどくなる
- 1.12 12:基本、別れの悲しみも気合で乗り切れると思ってる
- 2 察する能力が高い人(お察しさん)の恋愛がうまくいくための癒やしのメソッド
- 3 お察しさんの恋愛のお悩みには自分にあった方法を選ぶことがおすすめ
察する能力が高い人(お察しさん)の恋愛とその心理パターン
まずは、「お察しさんが陥りやすい恋愛パターン」についていくつか解説していきます。
そもそも「共感能力が高いお察しさん」は、目の前の相手が察する事ができない意識まで察していたり、目の前の相手には感じ取れない感情や感覚を常に感じていたりするのです。
その敏感さが恋愛の中で様々なお悩みを作りだすことがあるのですね。
いわば「お察しさん」が抱えやすい恋愛のお悩みを、今回は以下の12パターンご紹介します。
- いい人、いい彼、いい彼女から降りられない
- 彼や彼女に頼み事ができない・お人好しな自分が嫌になる
- 彼や彼女に弱音が吐けない
- 彼や彼女にだけ弱音や文句を吐き続けて関係を壊してしまう
- 「いつか周りを見返すような良いパートナーと出会うぞ!」と意気込むがそのいつかがなかなか来ない
- 恋愛中どっと体が疲れるので、恋愛に向いていないのかも?と思う
- 恋愛してもすぐに飽きる
- 人当たりの良さを自分で演出できるからこそ苦しくなる
- 異性に自立心や創造性を強く求めるので、基本的に好きになれる人が少ない
- 恋愛中、自己卑下ばかりしてしまって疲れる
- 恋愛がうまくいくと自分の自信のなさが浮き彫りになってしんどくなる
- 基本、別れの悲しみも気合で乗り切れると思ってる
1:いい人(いい彼、いい彼女)からおりられない
基本、いい人を悪いとは言えないのですが、あまりに恋愛の中でいい人ばかりやっているとパートナーへの不満も恨みも溜まりやすいんですよね。
ただ、このいい人がやめられないお察しさんほど、感情の一部、特に「人に対する加害性をはらむ感情」の認識が難しい状態にあることが少なくないんです。
いつも「不満や文句を抱えている自分が嫌、悪い、それじゃ愛されない」的な思いを抱いて自分を抑制しているので、恋愛が楽しくなくなっちゃうんですよね。
2:彼や彼女に頼み事ができない・お人好しな自分が嫌になる
先に書きました感情の一部、特に「人に対する加害性をはらむ感情」の認識が難しい状態であればあるほど、人にお願い事ができなくなってしまうんですよ。
もっと相手と関わりたい、相手にお願いごとがしたいと思ってはいるのです。
が、なぜか心がブロックするので、お願いができない。
そんなお願いができない自分をどこかで不甲斐ない、情けないと感じているのも一つの特徴です。
3:彼や彼女に弱音が吐けない
これも「人に対する加害性をはらむ感情」の認識が難しい状態であればあるほど、起きることです。
弱音を吐くことと、人にお願い事をすることはちょっとにている部分がありますからね。
弱音を吐くと相手に迷惑になるんじゃないか、という加害性が、ぐっと弱音をこらえる意識につながるんです。
でも本当は「誰かに自分のわかってほしい」という気持ちがあって、その気持ちがなくなっているわけじゃないんですよね。
4:彼や彼女にだけ弱音や文句を吐き続けて関係を壊してしまう
これは先程の「弱音が吐けない」の真逆のパターンです。
この場合、パートナーに対して「加害性をはらむ感情」を言葉にしたり、感情的に表現することはできるんです。
だから、パートナーにお願いもできるし、誰にも言えない言葉を表現することができたりするんですよ。
ただ、その分だけ「自分を良い存在だと思えていない場合」が少なくない、という部分が問題なのです。
例えば、自分の中の良心、誠実さ、正直さ、優しさなどを自ら封印している感じ。
「私はいい人じゃない。好きな人を傷つける女だし。」「実はお腹の中が真っ黒なエグい女なんです!」的な。
つまり、良い自分を封印することで、「相手から弱く見られないようして、関係性の主導権を握っていたい」と思っている可能性があるんです。
ま、優しい良い自分では相手に振り回される、みたいに思っている可能性が無きにしもあらず。
これは一つの競争の心理の影響と言えるかもしれませんね。
5:「いつか周りを見返すような良いパートナーと出会うぞ!」と意気込むがそのいつかがなかなか来ない
このタイプの人は、基本負けず嫌いですね。
また、察する能力がありすぎるがゆえに周囲の人と比較して、普段から「どうせ自分なんて何も取り柄もない。今まで何にも達成していない。失敗ばかりしている」と思い込んでいます。
このように思い込んでしまうのは、自分のミスや課題点を、自分の中でブクブクふくらませて「一つのミスを全部のように感じるクセ」を持っているからなんです。
なので、仕事の結果でも自己評価でも「今の自己評価は80点かな?」と思った途端、20点のマイナス要素が80点の評価ポイントを覆い尽くしてしまうんです。
だから、「いつか見ていろ・・・」と思うのですが、そのいつかがなかなかやってこないのですね。
このタイプの人は「周囲の評価」と「自分の自分自身に対する評価」に大きな差があることが多いですよ。
6:恋愛中どっと体が疲れるので、恋愛に向いていないのかも?と思う
これは「お察しさんならではの感受性を、体感覚から切り離してしまっている」から起きる問題だと考えられます。
そもそもお察しさんって、「いまさっきお察しさんになりました!」なんて方は少なくて、昔からお察しさんの特性を持っていた方が多いです。
なので、お察しさんならではの感受性の強さから、あらゆることで体に影響を受けてしまって辛くなりすぎた経験をされる方もいるのです。
すると、体で感情を感じることをブロックするしかなくなって、そうしないように振る舞うしかなくなるんですね。
だから、体がどっと疲れます。また、恋愛中に体で感じる安心感や喜びなども感じ取れなくなってしまうので、恋愛がしんどいなぁ〜って思うようになるんです。
7:恋愛してもすぐに飽きる
これはある意味「お察しさん」にとっての、永遠のテーマかも知れません(^^;
恋愛してもすぐ飽きてしまう。これはお察しさんの特性によるものなんです。
深く没頭するように愛するけれど、ある時理由もなく「スン」と熱が冷める。
これは別に恋愛に限らず、仕事でも対人関係でも同じ傾向があることが多いですよ。
別にパートナーのことを嫌いになったわけじゃないんです。ただ、そういった気持ちの動きが顕著になりやすいのが「お察しさん」なのです。
自分でも飽きっぽいとわかっているので、まぁ恋愛してもなーと思っていらっしゃる方も少なくないようですよ。
8:人当たりの良さを自分で演出できるからこそ苦しくなる
これはお察しさんの中でも、ある程度うまく人に対して接することができるタイプの人が陥りやすいお悩みですね。
普段から周囲に対して人当たりの良さを自分で演出できる人だからこそ、恋愛でも相手にとっていい彼、いい彼女になることができちゃうんです。
もちろんそれ自体悪いことではないですよ。
ただ、人当たりの良さを自分で演出する自分が楽をしているか、というとそうではないのですよ。
むしろめっちゃ意識して頑張ってる人が少なくないんです、お察しさんの場合
だからこそ、疲れるし、苦しくなる。
言い換えるなら、「こんな疲れや苦しさを抱えながら長く関係性を続けていくなんてムリ!」と思いやすいので、まぁ恋愛に対する期待値もダダ下がっちゃうんですよね。
9:異性に自立心や創造性を強く求めるので、基本的に好きになれる人が少ない
これは明らかに社会で成功していたり、やりたいことが実現できている方のお悩みです。
そもそも「お察しさん」の感受性は高い。
ということは、この社会の中でやりたいことを実現し、成功させる才能があると言える側面と、だからこそ「超自立して感情的な揺れを抑えながら過ごさないとやっていけない」という側面との2つの面が見て取れるわけです。
あ、ここでの自立とは「感情的な影響を受けにくくするために自立する」という意味ですね。
こんな自分自身が心を許し、開き、穏やかな日常を得たいと願ったとき、その相手にも自分と同じような「自立心」や「創造性や才能」を求めるようになるのは、そりゃ当然ですよね、って話なんです。
自分と同じ要素を持っていない人よりも、自分と同じ要素を持った人なら心を通わせることができる、と考えるでしょうから。
ただ、自分と同じ要素を持った異性の場合、相手の感受性レベルも、自立のレベルも高くなる可能性があるってわけです。
なので、なかなか好きになれる人がいない、というお悩みを抱えることもありますよね。
穏やかな日々に憧れながらも、「遠いな」と感じてしまうといいますかね。
10:恋愛中、自己卑下ばかりしてしまって疲れる
実は「お察しさん」の自己卑下は、「能力不足」「周囲からの評価が低いことが原因」とか、「それは気にしすぎだって」といった自意識過剰的な話で収まりがつく話ではないんです。
むしろ、自己卑下しているお察しさんって、自信を持ちたいと思った時の「自信を持ってる自分像」と、今の自分のイメージに大きな乖離があるという場合が少なくないのです。
要は、今の自分の延長線上に「自信を持っている自分」がイメージできない。
「何かしら自分を大きく変えないと自信がもてるわけじゃない(今の自分じゃダメ)」と考えているフシがあるんです。
この「今の自分じゃダメ」と感じやすい部分こそ、お察しさんの特性。そう感じてしまうものしゃーないのです。
ただ、この今の自分じゃダメと思う傾向を受け止めて対処していないと、恋愛中にも「あたしじゃダメだな」「僕じゃダメだ」と思うことになり、恋愛がしんどくなっちゃうんですよ。
11:恋愛がうまくいくと自分の自信のなさが浮き彫りになってしんどくなる
これはお察しさんあるある、かつ、感受性豊かな人がハマりやすい罠の一つです。
恋愛がうまくいくと自分の自信のなさが浮き彫りになってしまう。
だから、恋愛がしんどくなる。
これは器用に物事をこなすお察しさんの中で、未だ自分のあり方に納得できていないと感じている人に起こるお悩みです。
だから、恋愛でも、今の関係がうまく言っているのに、どんどん自信のなさが浮き彫りになって自滅的な別れをしてしまうことがあるのです。
このようなパターンの根っこには「判断の心理」が隠れています。
特に、ネガティヴな自分の一部や、ネガティブな結果に対する判断が強く、これじゃダメだと思いやすいのです。
これは「私はとてもネガティブな存在ですよ、と証明している状態」なので、判断をすればするほと自信を失うのです。
12:基本、別れの悲しみも気合で乗り切れると思ってる
これはカウンセリングをさせていただいているとよく分かるケースなんですけどね。
「今、めっちゃ辛いはずなのに、めっちゃ笑顔で失恋の話をされる方」
などによく見られるケースです。
お察しさんは高い感受性を持っているので、まぁまぁ一つの失恋で感じるダメージも大きくなりがちなんです。
周囲からすると「え、そこまで落ち込む?」と思えるほどのダメージを受けるのがお察しさん。
そんな自分のあり方を疑問視して「平気な態度」を取るのが、このタイプのお察しさん。
こうなると、自分が負う感情的なリスクに鈍感になってしまうのです。
お察しさんの感受性を持ちながら、しかし自分が負うべき感情的なリスクに鈍感。
こう書いているだけでも「これはリスキーすぎる」と僕は思いますよ。いつもたった一人、痛い思いをするのは自分だけになりかねない・・・。
しかし、そこが自覚できないでいるお察しさんは、半ば気合と根性で「めっちゃ辛いのに辛くない」とおっしゃいます。
ときには、周囲が止めるようなすごくリスキーな恋愛なのに飛び込んでしまうとか、そういった事が起きてしまうのです。
察する能力が高い人(お察しさん)の恋愛がうまくいくための癒やしのメソッド
では、ここからは察する能力が高い人(お察しさん)の恋愛がうまくいくための心の癒やしのメソッドをご提案してきますね。
自分の感情を認識するように心がける
この方法は以下のタイプの方に効果があると思います。
- いい人、いい彼、いい彼女から降りられない
- 彼や彼女に頼み事ができない・お人好しな自分が嫌になる
- 彼や彼女に弱音が吐けない
いわゆる「いい人がやめられないお察しさん」ほど、感情の一部、特に「人に対する加害性をはらむ感情」の認識が難しい状態にあることが少なくない。
なので、どうしてもいい人でいるために、自分の中にある加害性をはらむ感情を忌み嫌い、普段から表現することはもちろん、認識することすら否定してしまうのですよね。
ただ、お察しさんの感受性は高いので、そういった気持を感じることにも敏感なはずなのです。
むしろいい人をやりすぎて、逆に苦しくなったり、他人にひがんだり、嫉妬心を抱くこともあるのではないでしょうか。
そんなときほど「今の自分の中にある感情を認識する」ということが大切になるでしょう。
「私はいろんな気持ちも感じるんだよね、それでいいんだよね。」
「ネガティヴな感情を今まで感じちゃいけないと思ってきたんだよね」
そんなふうに自分と向き合うことがおすすめでしょうかね。
もちろん加害性のある感情を人にぶつけるのはリスク。ただ、加害性のある感情を感じることを禁止してきた部分を認識するだけでもかなり変わってくると思います。
自分の良い部分(少し自分が弱くなってしまうと思う部分)を認めちゃう
この方法は以下のタイプの方に効果があると思います。
- 彼や彼女にだけ弱音や文句を吐き続けて関係を壊してしまう
自分を良い存在だと思えていない場合、それがいわゆる「自分は悪魔のようだ」と思わない程度なら問題ないのですが、お察しさんの場合は本気で「自分は悪魔のようだ」と強く感じてしまう傾向があるのです。
でも、どんな人も悪い部分だけではなく、とても良い部分が存在するのですよ。
「優しくて、慈愛深く、寛容で、繊細で、温かで、純粋な私」
ここを認めていくことは、お察しさんの心のバランスを取るためにもとても重要なこと。
そもそもネガティヴな認知を強めれば心は不安定になるものですからね。
ただ、「自分の良さを認めることって弱くなることだ」と認識する人も実際にいらっしゃるのですが、実際はそうでもないはずです。
むしろ弱い部分を受け入れられないことの弱さについても考えてみてほしいのです。
一人反省会は手短に終わらせる
この方法は以下のタイプの方に効果があると思います。
- 「いつか周りを見返すような良いパートナーと出会うぞ!」と意気込むがそのいつかがなかなか来ない
自分のミスや課題点を、自分の中でブクブクふくらませて「一つのミスを全部のように感じるクセ」を持っている人にとっては、一人反省会を手短で終わらせる方法がおすすめです。
その方法はいたってシンプルです。
一人反省会をしているとしたら、それは「私のミスや失敗が他の誰かにどう思われいるか」を気にしているときのはずです。
「あ、仕事できないやつと思われたかも?」とか「めんどくさいやつと思われたかも?」とか。
そのとき、あなたが「仕事できないやつと思われたかも?」と思った対象は誰なのか、あなたの思い込みでいいので特定して相手をイメージするのです。
そのとき、あなたがどんな気分になるのか、その自分の表情を作って感じてみるのです。
そこでフッと楽な気持ちになれたら、OK。
(どうしても辛くなる場合は無理せずすぐやめてください。できればカウンセリングなどを使ってみてくださいね。)
心と体が「うれしい」と感じる時間を増やす
この方法は以下のタイプの方に効果があると思います。
- 人当たりの良さを自分で演出できるからこそ苦しくなる
- 異性に自立心や創造性を強く求めるので、基本的に好きになれる人が少ない
このタイプのお察しさんは「今の努力やしんどさ、失望や希望のなさが未来永劫続くのではないか?」と感じている可能性があるんです。
今までの成功体験だけでなく、恋愛経験など過去の体験をリファレンス先として捉え、結局今までの出来事が未来も続くという認識を持っている可能性があるといいますかね。
そんな状態が続くと、いわば心や体が喜ぶこと、嬉しいと感じることの効果が減ってしまうんです。ときには一時的な慰めのように感じることもあるでしょう。
なので、定期的に何度も心と体が「うれしい」と感じる時間を増やすことがおすすめです。
好きな友だちと会う、行きたい場所に行く、憧れていた旅行先に行く、やりたいと思っていたことを実践する、何でも話せる友達やカウンセラーを持つ、など、できることはたくさんありそうではないでしょうか。
自信を失わなたいための物事の受け止め方を身につける
この方法は以下のタイプの方に効果があると思います。
- 恋愛中、自己卑下ばかりしてしまって疲れる
- 恋愛がうまくいくと自分の自信のなさが浮き彫りになってしんどくなる
この場合、自信を失わなたいための物事の受け止め方を身につけると良いと思います。
その方法が「物事に対して評価しない」という方法。
言い方を変えると、「起きたことをただ受容する」という方法です。
多くのお察しさんが「起きたことは変わらない」とご理解されていますが、しかしどうしても僕たちは特に「自分にとって良くないこと」に対する評価を自分で下してしまうんです。
で、自分はダメだ、とか、自信がない、と感じてしまう。
そんなときは「起きたことをただ受容する」のです。
評価せず、「そういった事実が起きた」とだけ認識する。
もちろん人間ですから「起きた出来事に対して感じる感情」はあります。悲しいとか、辛いとか、悔しいとかね。それを感じることはOKなんです。
ただ、その物事に対して「ダメ、NG、最悪」といった評価をくださないこと、事実を淡々と受け止め、自分の思いを込めないこと。
ある意味で「起きるべくして起きたこと」「人生の1ページ、ワンシーン」的に捉えていくととがオススメでしょうか。
これ、実際にやってみると「ネガティブな出来事に伴って生じるネガティブな感情を感じたときに、瞬時に物事を判断しているんだな」と理解できると思いますよ。
この差がわかってくると楽になるし、「ま、できることしかできないし、ムリなものはムリだな」と思えるようになりやすいですよ。
出来事に伴う気持ちの整理をする
この方法は以下のタイプの方に効果があると思います。
- 基本、別れの悲しみも気合で乗り切れると思ってる
このタイプの方って、基本気合で乗り切っているので、自分がどんな痛みを抱えているのかがわからなくなっちゃってる可能性があるんですよね。
だから、ちょっと時間を掛けながら、今までの出来事に伴う自分の気持の整理をして、一つ一つ洗い流していくことがおすすめです。
セルフワークとしては「感情日記をつけること」ですね。
日記を作って、毎日の出来事と、その出来事に伴う自分の気持ちを書き記していく。後で読み返してみると、自分の気持ちが整理されたり、よく理解できるようにもなります。
ただ、過去の出来事や記憶に対するアプローチはなかなか一人では難しいと思いますので、そんなときはカウンセリングなどをご検討いいただくと良いと思います。
お察しさんの恋愛のお悩みには自分にあった方法を選ぶことがおすすめ
いかがでしでしょうか。
お察しさんの恋愛のお悩みの対処には、自分にあった方法を選ぶことがおすすめ。
同じお察しさん同士でも悩んでいるパターンは異なりますので、自分のあり方を見つめながら上手に向き合ってみてくださいね。
・・・え?
7:恋愛してもすぐに飽きる
この対処法だけ書いてないじゃないか!ですって。
わかりましたか(笑)
これはですね、もうお察しさんの特性に近い部分がありますので、具体的にどうこうお伝えすることは避けたんですよ。
そんな自分と上手に向き合うための作戦会議、僕のカウンセリングで行うことも可能ですので、そちらをご検討いいただければと思いますm(_ _)m
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