浅野さんへの質問
私は普通の?30代女子です。
最近、「私は幸せになれないかも」と感じる機会が増えた気がしています。
今まで、私なりに幸せになろうとチャレンジしてきました。
「幸せな未来を信じよう」「私らしく生きよう」「自分軸を大切にしよう」
そんな言葉も何度も自分に言い聞かせようとしました。
が、「でも、私は無理かも」という気持ちしか湧いてこないです。
ただ、すごく絶望しているわけでもありません。
今の生活が気に入っていますし、友人もそれなりにいます。
仕事も疲れ果ててしまうこともありますが、やりがいを感じることもあります。
・・・きっと浅野さんなら
「では、幸せな恋愛がテーマですか?」
と気づいてくださるような気がしています。
幸せになりたいのに恋愛に抵抗感を抱く心理についてもお聞きしたいです。
浅野さんなりのご意見をいただけますと幸いです。
ネタ募集ネーム:KSさん(一部編集させていただきました)
Index
努力型自立女子さんが恋愛に抵抗感を抱く心理を掘り下げる!
さて、今回のご質問は僕が勝手に「努力型自立女子さん」と呼んでいる女性からのご質問のようですね。
努力型自立女子さんとは、恋愛も仕事も日常も、自分自身のこともきちんと努力できる人のこと。
かつ、恋愛では「相手の幸せを願う」ということは実践できる人のこと。
ほんと素晴らしい方なんですよ。
だから、実際に異性から声がかかる人も少なくない、といいますか。要はモテるんですよねぇ・・・。
ただ、実際僕のカウンセリングの中で、努力型自立女子さんから
「恋愛に抵抗感を感じる」
「なんだか恋愛となるとめんどくさく感じる」
「ぶっちゃけ私次第で恋愛できると思うんですけど、全くときめかない・・・」
そんなお声をうかがうことがありますよ。
ということで、今回のコラムでは、努力型自立女子さんが
「恋愛に抵抗感を抱く心理」
について掘り下げてみようと思うのです。
努力型自立女子さんが恋愛に抵抗感を抱く理由
努力型自立女子さんが恋愛に抵抗感を抱く心理について見つめるならば
「人の好意や愛情を上手に受け取れないほどに、自分自身の依存心を否定している」
なんてことが多いようですよ。
もう少し詳しく書くとしたら
「愛される」
「大事にされる」
そういった部分を心理的に禁止したような状態で恋愛や対人関係を構築している様子が見えてくるんです。
※禁止の心理に関しては次のコラムをご覧ください。
これは「愛されるという側の魅力の否定」とも「いわゆる惚れる側の立ち位置にたたない」ということを意味する事が多いんです。
よって、自立的なマインド、与える、愛する、努力するという部分を中心に恋愛関係を構築していく。
恋愛の中で起こることを想定するならば
自立女子さん側が「彼を愛する、彼に与える、二人の幸せを考える」という与える姿勢にシフトしすぎていて
「パートナーの愛情を受け取る」といった部分が抜け落ちちゃうんです。
と同時に
依存心を禁止してしまう分だけ、どうしてもパートナーへの依存が出やすくなったり(パートナーの前で弱くなりすぎたり)
依存心を禁止しようと、更に与える女子、愛する女子化する場合もあるんですよね。
ちょっと自立心と依存心のバランスが偏ってしまう感じ。
パートナーとの間で競争が始まる場合もあります
このように、何かしらの事情で依存心を嫌ったり禁止したまま恋愛関係を構築すると
パートナーから愛される、受け取る、といった部分がうまく作用しない分だけ
恋愛の中で競争が起こるようにもなるんですよね。
例えば、
こちらも彼を愛したいと思うように、彼もあなたを愛したいと思っているならば、お互いの価値観が衝突することになりかねない、とか。
恋愛初期は、「彼がいわゆる惚れた側(依存側)に回ってくれていた」ので関係が回っていたけど、彼が自己主張を始めた途端、二人の間に競争が起きはじめる、とか。
なので、恋愛自体がどんどん疲れるもの、に変化していってしまうんですよね・・・。
なので、努力型自立女子さんのカウンセリングをさせていただいていると
「恋愛はもういいかも?」「恋愛ってしんどいし、辛いもの」
なんてお声をうかがうこともあるんです。
本当は幸せな恋愛を望むけれど、前向きな気持で恋愛できなくなっちゃうことも少なくないようです・・・。
恋愛に抵抗感を抱く心理を乗り越える方法は「愛される魅力(依存心)」への攻撃を手放すこと
そんな「努力型自立女子が幸せになる方法」こそ、「人の愛を受け取れるようになること」なんです。
そのプロセスは
「自分が自分の依存心(依存的なマインド)を攻撃している」
ということに気づくことからはじまります。
要は、自分の中で溢れる依存心を否定したり、嫌ったり、良くないものとして扱い続けている、ということなんです。
この部分を解放しないと、どんどん心理的な自立が強まってしまい、更に与えることでしか恋愛関係が構築できなくなってしまうんですよ。
結果、恋愛するたびに疲れ果ててしまう、といいますかね。
そもそもきちんと愛することができる努力型自立女子さんにとって重要なことは、
「パートナーの好意を受け取れない心理的ブロックを外すこと」なのです。
そのために、次のような方法を取り入れてみてみいいかもしれませんね。
依存心を嫌い、攻撃するようになった事情を振り返ってみる方法
どうして自分自身が依存心を嫌ったり、攻撃したり、禁止するすることになったのか。
そのルーツを探ってみる、という方法があります。
僕たちは生まれてすぐ依存心を嫌うことはありません。何らかの理由で嫌うようになるわけですし、多くの場合「心理的に自立するため」に依存心を嫌うようになるのです。
もう誰にも振り回されたくない。
人に期待して失望するのは嫌だ。
自分で自分の人生を切り開く方が楽だ。
そう考えて自分自身の依存心を嫌っていくのです。
ただ、依存心を嫌ったままでいると、恋愛の中で「愛される」という部分に葛藤を覚えやすくなるんですよ。
なので、過去を振り返りながら、自分自身が依存心を嫌った理由を理解してみる。
そして、今、自分が幸せなパートナーシップを得るという目的を持って
少しづつ「パートナーの愛や好意、人の愛や好意」を受け取る意識を持つようにしてみるといいんですね。
そのために、まずは
「今の自分は自分自身の依存心(愛される魅力)を攻撃しているんだ」
と気づくことです。
その上で、自分自身の依存心を丁寧に認めたり、受け入れる意識を持ってみることがおすすめです。
依存心を抱いた自分を愛してくれた人はいなかったか?振り返ってみる方法
ときには「自分の依存的な側面を愛してくれた人っていなかったかなぁ?」と考えてみて
もし愛してくれた人を思い出せるなら
その人はどんな思いで自分(自分の依存心)を見て、扱ってくれたのか?
そのあたりを受け止めてみると、少しつづ「愛されること(自分の中の愛される魅力を許すこと)」に許可が出てくる場合もありますよ!
努力型自立女子が幸せになる方法を動画で解説!
僕のYouTubeチャンネル「シンプル。でも実はちょっと複雑な大人の心理学」で解説しています!
動画の中で淡々と浅野が解説しておりますので、どうぞこの続きは動画でご覧くださいね〜!
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