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私から別れた後悔がとまりません。
最近、彼との関係を私から終わらせました。
本気で好きになった彼でした。
一緒に過ごした時間はとても幸せでしたし、彼も愛情を示してくれていたと思います。
ただ、ある時、彼の過去の女性遍歴を知りショックを受けました。
彼は女性の友人が多い人で、いつも自由でいたい人。
私がいても縛られたくないそうで、そんな彼の態度に私が耐え切れなくなりました。
何度も関係を続けようと思いましたが、私には結婚願望があったため、この彼と長く過ごすことはできそうにないと、私からお別れすることにしました。
大好きだったから本当に辛くて、別れたことへの後悔が続いています。
今でもできることならやり直したいという思いが溢れてくることもあります。
そんなときは「彼と一緒にいても幸せにはなれなかった」と自分を言い聞かせて気持ちを落ち着かせようとしています。
それでも今もまだ苦しいです。
この気持ちをどう整理すればいいか、浅野さんにお伺いしたいと思いました。
何でもかまいません、浅野さんのアドバイスがいただければ幸いです。
ネタ募集ネーム:U子さん
U子さん、ネタのご協力ありがとうございますm(_ _)m
なるほど、ですね。今、すごく辛い時期かもしれませんよね。
僕の回答がなにかお役に立てればいいなと思いながら、記事を書きますね。
今回のご質問を僕なりにまとめると
「これ以上続けられない彼との関係。それを終わらせてしまった後悔が溢れてきたときにどう整理をつければいいか」
のようですね。
では僕なりにお答えします。よろしければご覧になってください。
※以前に別の切り口で別れの後悔に関するコラムを書いていますので、こちらも参考にしていただけますと幸いです。
別れた後悔が溢れ出す理由
まず、別れの後悔をどう扱うかという話の前に、ちょっとだけ(いつもか(^^;)理屈っぽい話からお伝えしますね。
今回のご質問のように
「自分で決めた別れなのに後悔が溢れ出すのは何故」という部分について触れておきたいんですね。
もし、私から別れた・関係を終わらせた後悔がとまらないとしたら
「自分の気持ちの整理がきちんとつく前に別れを決断したから」
という場合が多いと僕は思います。
その理由は
「感情というものは、実際に感じたり(解放すること)、思考を使って腑に落としていくプロセス(理解をすすめて納得する)で整理がついていくことが多いから」
です。
例えば、今回いただいたご質問を読ませていただいて、僕はこう感じたんですね。
「あなたはまだ彼のことが好きだと感じているのかもしれない」
こう書いてしまうことであなたのお気持ちを乱したいわけでは決してなく
「読み手である僕にもその気持ちが伝わってくるテキストを書いてくださっている」
という意味をお伝えしたいだけなんです。
例えば、テキストであっても、他人にも伝わるぐらいの好きや恋い慕う気持ちがある、としたら
それはおそらく未だ消化しきれていない感情が伴っていると考えられるよね
と僕は思うってことなんですが(理屈っぽいな)。
つまり、今回のようなケースって
「好き」という気持ちを抑え続ける苦しさや、好きという気持ちを選べない辛さが後悔に繋がっているのかもしれない
と僕は思うんですよね。
これ以上続けられない関係と好きという感情はいつも一致するとは限らない
また、「もうこれ以上続けられない関係」と「でも彼が(彼女が)好きという感情」は
いつも一致するとは限らないものだと僕は思いますよ。
「一緒にいることが辛くても好き」ということは十分にありえる話ですしね。
むしろ、今回のケースのように「好きな人を好きでいることが辛い状況」のほうがしんどいといいますか。
だから、今も彼が好き、というか、彼と一緒にいるときから好きでいることが辛かったのでは?と僕は気にしてしまったりするんですよ。
未来を考えた決断の評価は未来に決まる
あと、これは余計な話かもしれないのですけどね(^^;
あなたが自分自身の結婚、つまり幸せな未来をお考えになって彼との別れを決断したことが問題だなんて誰も言えませんよね。
そんなに辛いならどうして別れたの?とか僕は言いたくないなぁ、と思うんです。
むしろ、その決断を大切にしてほしいな、と思います。
ただね。
あなたのその大きな決断の評価は「今ではなく未来になされること」と思うんです。
「あの彼と別れてよかったんだ」と思えるのは、実際に次の幸せを見つけたり、ある程度感情を整えてからのことなんだろうと思うのです。
だから、「別れてよかったんだ」と自分に言い聞かせても、なかなか自分の気持ちを扱いきれないこともあろうかと思うんですね。
別れた後悔が溢れ出したときの処方箋
では、このようなときにどう対処すればいいのか、ということについて僕なりの意見をまとめていきますね。
今の気持ちをていねいに消化していきましょう
まずは「今感じている気持ち」をていねいに消化していくことがオススメではあるんですよね。
感じている気持ちにいいも悪いもないんです。
だから、悲しい気持ちも、つらい気持ちも、丁寧に気持ちを紡いでいくこと。
例えば、ノートに今の気持ちを素直に書いてみたり、信頼できる人に話を聞いてもらったり(話を聞いてくれる人を選ぶことがオススメです)。
もちろん無理のない程度といいますか。
また、すぐには難しくても、今回のケースでは
「彼のことが好き」
という気持ちを解放していけるといいですね。
好きという気持ちを抑え込むと後悔につながりますし、何より苦しいですから。
もし、辛くなりすぎるなどの場合は、カウンセリングなどをご利用いただいてもいいかもしれませんね。
より丁寧に取り組めると僕は思います。
「彼を許すこと」は別れを選んだ自分を許すことにつながる
さて、ここからは「ある程度自分の気持ちを楽にしていただいてから」の話です。
実は、別れた後悔に隠れている心理の代表格は
「別れた彼のことを許せずにいる」
という部分なんですね。
今回のケースで言えば「彼の恋愛遍歴」「彼は自由で女性の友人が多い」ということがそれに当たるかな、と思います。
それゆえに「好きなのに別れを選んだ」ということにつながっているようですし。
もちろん「そんな彼だから私には合わないし別れた」という判断が間違っているわけではない、と僕は思います。
その選択は僕も支持させていただきたいと思うのです。
ただ、
「あなたにとって未だ好きな人をネガティブな印象で捉えている」
という部分が、自分自身の心の負担になることが少なくないんですよね。
もう少し突っ込んで書くとしたら
「好きな人を嫌いになる理由を持ち続けることが苦しさを生み出す」
といいますかね。
だからこそ、好きという気持ちも消化できないこともあるでしょうし。
これは彼を許していないことが悪いという話ではなく、許しを進めることで自分が楽になる、ということだとご理解いただけますと幸いです。
別れた後悔は丁寧に手放しましょう
最後になりますが、別れの痛みや辛さはやはり大きなストレスになるものです。
それは想像以上のダメージになることもありますし。
なにより、自分から誰かを好きになり愛する、ということが難しくなってしまうことが切ないわけですよね。
なので、今の自分の気持ちを丁寧に解きほぐしながら、この恋愛を上手に手放せるようになれるといいですよね。
今日のコラムは以上です。
なにか参考にしていただけますと幸いです。
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