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恋愛で感じるマイナスな感情の扱い方が知りたいです
恋愛で感じるマイナスな感情の扱い方について、もしネタになれば使ってください。
昔、浅野さんのセミナーで
「恋愛ではプラスの感情とマイナスな感情を感じるもの。
マイナスな感情を感じたとき、自分の感情を整えていくかが大切」
と教えてくれたことを思い出しました。
そこで質問です。
マイナスな感情に飲まれてるとき、自分が好きなことをしても自分の感情を整えられないときはどうすればいいのでしょう。
例えば、彼が好きで、彼の行動ひとつで、一喜一憂し、上手くいってない時、世界が終わったような感じる女性って多いと思います。
何しても楽しくない、面白くない。そんな時こそ、マイナスな感情に飲まれてるんでしょうが。
そこで、好きなことをする、友達と話す、人と関わる、好きな物を食べる、飲みに行くなどでも、自分の感情を整えられない場合に整えられる最強な方法ってあるんでしょうか?
なるほど。僕はセミナーでそんなことを話していたのですね〜(遠い目)
(おそらくその「セミナー」って、コロナになってから開催できずにいる1Dayワークショップだと思うのですが)
では今日は「恋愛で感じるマイナスの感情の扱い方」について考察してみたいと思います。
*
そういえば、以前大野愛子カウンセラーが、僕とコラボセミナーを開催していた時期に
『彼の言動次第で、天国へも地獄へも行くのが女性というもの。せつないけどね。』
という記事を書いてましたのでご紹介しておきますね〜。
これまた興味深い記事ですよ、ハイ。
https://www.asanohisao.jp/archives/4109.html
恋愛で感じるマイナスの感情とはなにか
さて、「恋愛で感じるマイナスの感情」の代表例が
怒り、憎悪、嫉妬、不満、恐れ、不安、虚無感、愛されていない感じ、などです。
恋愛をするとこのようなマイナスの感情を感じる可能性が常にあるわけです。
このようなことは男女問わず誰にでも起き得ることです。
*
恋愛をすると多くの人が
「好きな人に自分の気持ち(存在)を受け止めてほしい」
と思うもの。
もちろん、好きな人だから相手の気持ちを受け止めてあげたい、とも思うのでしょうが。
そして、その『わたしの気持ち』を相手にわかってもらいたいと思うわけです。
これは明らかに「依存心」ですし、ニーズと言えばニーズです。
この、『わたしの気持ち』が伝わっていないと感じるときに、不安になったり、嫉妬したり、愛されていないと感じることが多くなりません?
つまり、恋愛ってのは依存心やニーズを扱う、いわば理屈じゃなく感情で行うものだと考えることができるんですね。
言い換えるならば
「恋愛をする以上、(プラスの感情と)マイナスの感情を感じることから逃れることはできない」
とも考えられるのです。
恋愛でマイナスの感情を感じる理由
では、どうして、どんなときに「恋愛でマイナスの感情を感じる」のでしょうか。
そもそも恋愛のでマイナスの感情は
自分が傷ついた(傷つく)と感じるときに生じることが多いんですよね。
全く傷ついていないのに、怒りや憎悪を感じることはほぼないでしょうから。
ただ、この傷つき方は人によって違います。
同じ現実を前にしても、傷つく人と、そうではない人がいます。
言い換えるなら「傷ついたと感じる理由や事情」が違うのです。
そのケースをいくつか解説しようと思うのですが、まぁまぁこのあたりは相当難しい話になりますので、分かりやすくザックリ「2つのケース」に絞ってご説明しますね。
「自分の期待が裏切られた」と感じるとき
これは「自分の期待や思い通りにならなかった」と感じて、傷つくケースです。
例えば「好きな人は〇〇のようであってほしい」と願うことは自由です。
が、それを「相手への期待」として向けすぎると、相手がその期待に応えなかったときに失望します。
この失望を傷つきと感じる人もいるようで、その結果怒りはじめたり、嫉妬や不安にかられる人もいます。
この期待は「自分の不足感から生じる期待」だと僕は考えます。
相手の良い結果を期待したわけではなく、自分に自信がなかったり、今まで欲しくとも得られずにいたなにかを相手に期待し、それが得られないことで傷つくというわけです。
※期待の心理については次のページに解説がありますので、よろしければご覧になってくださいね。
「好きな人に気持ちが届いていない」と感じるとき
これは「こちらの気持ちが相手に届いていない」と感じて、傷つくケースです。
「私の気持が相手に届いていない」「こちらの気持ちが理解されていない」
そう感じれば傷つくこともあるわけですよね。
感情的には無価値感、無力感(罪悪感)を刺激されるので、結構しんどいわけですよ。
場合によっては
好きな人自身のよってこちらの気持ちを軽く扱われたり、ぞんざいな扱いをされる場合もあるわけで、この場合は流石に心が折れそうになりますよね。
そんなときほど「マイナスの感情」を感じることになるでしょう。
同時に、こちらの気持ち(自尊人など)が傷つく場合もあるわけです。
ちなみに・・・
ちなみに、先にご紹介した大野愛子カウンセラーのブログにあったテキストを引用させていただくとすると
女性は恋をすると、自分の価値が彼次第になってしまうところがあります。
彼が私のことを好きでいてくれたら、私は自分のことを好きでいられる。だけど、彼が私のことを嫌いになったら、私は私のことを大嫌いになるだろう。
愛されたら価値があるし、愛されなければ価値がない。
女性は、この感覚に振りまわされる人が、すごく多いんですね。
かつても私もそうでしたから、そのお気持ちはわかるところがあります。けど、悲しいのはね。彼の言動次第で、天国へも地獄へも行かなければいけないこと。
この内容って
「自分の期待が裏切られたと感じて失望している」とも
「こちらの気持ちが届いていないことで傷ついている」とも解釈できそうです。
つまり、このテキストをどう読み、どう解釈したかで、自分自身の「恋愛の中でマイナスの感情を感じ理由」が見えてくるのかもしれませんね。
まぁ、そこに正解・不正解などは存在しないと思うのですけどね(^^;
恋愛で感じるマイナスの感情を感じたときの対処法
例えば、マイナスの感情を感じたときの対処法として
- 好きなことをする
- 友達と話す、人と関わる
- 好きな物を食べる、飲みに行く
- 気分転換に出かける
- 深呼吸をする
などの方法が有効に働くことも実際にあるんですよね。
僕はこの他にも「生活のリズムを整える(特に起床時間を整える)」「軽い運動をする」などもオススメするのですけどね。
ただ、今回のご質問は「それでも自分の感情を整えられない場合」ということなので、それ以外の方法を知りたいということのようですね。
であるならば、少なくとも次の2点について考えてみるといいと思いますよ。
マイナスの感情を感じている自分を俯瞰して見つめてみる
恋愛の中でマイナスの感情を感じているとき、いいか悪いか別にして
「パートナーが受け止めてくれたら、この気持ちが解消する」
なんて思うことも有り得る話ではないでしょうか?
もちろん誠実にコミュニケーションして、相手が理解を示してくれることで解消できる感情もあると思いますよ。
が、例えば、自分自身がそもそも抱えていた不安、自信のなさ、愛されていない感覚、恐れなどが強い方の場合。
相手に受け止めてもらっても一時的に解消するだけで、慢性的に同じ感情を感じてしまう場合もあるわけです。
*
こんなときは「マイナスの感情を感じている自分を、一旦自分で受け止めてみる」なんて方法もあります。
これは、嫌な感情をそのままズバッと感じろということではなく
少し俯瞰して自分の今の様子を自分で受け止めてみる感じです。
「今、すごく不安なんだ、わたし」
「わたし、すごく怖がっているんだ」
「今すごく寂しいって感じているんだな」
そんなふうにね。
不安になることも、マイナスな感情を感じることも悪いことではありません。
だから、どんな気持ちも否定しないで、無理のない程度から、一旦認めて受け容れてみる。
すると、気持ちが少し軽くなったり、自分を俯瞰してみることで理解が進み、気持ちが落ち着くこともありますよ。
※ただし、今があまりに辛い、何を感じていてもつらい、という場合は無理をしないでくださいね。然るべき専門家にご相談されることをオススメします。
今よりももう少し自分を肯定してみる
恋愛で感じるマイナスの感情って「自尊心」対してに響くことがありますよ。
好きな人に気持ちがわかってもらえないと、自分はダメだからと感じやすくなりますし。
好きな人に気持ちが伝わっていないと、自分をちっぽけに感じてしまうことにもなります。
この状態から、いい意味で開き直れないでいると、結局自分を嫌いになったり、ちっぽけに感じてしまうことにもなるんです。
だとしたら
もう少し自分を肯定的に見てもいいんじゃないでしょうか?
と僕は思うのです。
ある程度、自分を自分で支えられるだけの「自己肯定感」は欲しいかな、と思うのです。
例えば、「こんな気持ちになる自分は嫌だ」「今の状態にいるのが嫌だ」と感じることもあるでしょうが、それもまた自分なんですよね。
その自分を否定せず、自分の良いところも含めて、肯定的に見てあげること。
すると、ある程度「恋愛でマイナスの感情を感じること」があっても、それ自体を否定的に見ることはなくなるといいますかね。
今、不安なんだな、と思うだけでいいことを
「不安になっている自分が嫌だ」「不安になりたくない」と踏ん張ると、余計にしんどいことにもなりやすいのでね。
ここで試されるのは「感情のキャパシティ」
自分がどれだけ自分が感じている感情を受容できるか、という部分なんですよ。
恋愛で感じるマイナスな感情を感じる自分を否定しないでおきましょう
最後になりますが
そもそも人の気持ちは一定ではないし、不変でもないのです。
変動するものであって、成長や変化によって変わるものでもある。
だから、どれだけ相手の気持ちを想像しても、相手の言動を求めても、自分の感情のジェットコースターが止まらない、なんてことも起こり得るのです。
もし、あなたが感情のジェットコースターに乗っかっちゃったとしたら、まずその自分を否定しないことです。
もちろん、嫌だし、つらいし、苦しいかもしれない。
けれど、その感情から逃げようとしたり、今の自分を嫌いになったり、責めても、それでは何も変わらんと理解してみてくださいね。
そして、好きな人があなたの気持ちと向き合ってくれないなら。
めちゃめちゃ辛い孤独を感じる前に、信頼できる人に話して「今のわたしを知ってくれている人」を作ってみてほしいなと僕は思います。
言い方を変えるなら
「あなた一人で傷つく状態だけは避けてくださいね」
ということ。
「感情」って一人で抱えすぎると、受け容れる際もめちゃしんどいものです。
が、誰かとともに受容していくと(他人が受容するのではなく自分が受容していくのですが)比較的楽なんですよね。
なので、もし恋愛でマイナスの感情を感じて、その感情を扱いきれないなら、誰かのサポートを受け容れてみてもいいのかもしれませんね。
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