心理カウンセラー浅野寿和です。いつもありがとうございます。
今日は仕事の合間を縫って娘のお世話デー。
あやして、お風呂に入れて、一緒になって遊んで・・・の繰り返し。超幸せな時間です♡
ただ。
ただ1点、娘に頼み込んでいることがあるのです。
それがおむつ交換の際の、おむつを外している、あの一瞬。
頼んます、その一瞬だけは何事も起こらぬよう・・・。
まだ。まだ毎回ちょっとだけヒヤヒヤするのです(笑)
それでは今日のコラムです。
よろしければおつきあいください。
『夫の浮気発覚。
それからカウンセリングなどを使いながら、私なりに夫婦関係をより良くしようと努力してきました。
しかしやっぱりココロのどこかで、夫に対しての怒りが消えないんです。
そして、「夫に変わって欲しい」という気持ちが消えません。
どこかで相手に変化を求めても、それは難しいことなんだとアタマでは理解しているんですが、気持ちがついていかないというか・・・。
そんなときはどうしたらいいんでしょう。やっぱり相手に変わってほしいと思う私がいけないんでしょうか?』
こういったお話、確かにいただくわけですけど。
ま、僕としては『そりゃー夫に変わってほしいと思いますよね』という感じです(笑)
なので、その気持ちを闇雲に禁止することを僕はオススメしているわけではありません。
ただ、心理的な答えとしては『相手に変化を求めてもあまりうまくはいかない』です。
なので、じゃ一体どうすればいいの?という話につながっていくわけですけど。
こういった話は常に無力感・無価値感とつながっているんですよね。
どこかで『私の思いや努力は相手に伝わらないのではないか?』という前提条件があるケースって少なくないんです。
これ、私がいい女、悪い女という概念を飛び越えて、『相手の気持ちを掴んだり、動かすだけの魅力や価値が私にはないのではないか?』という疑いみたいなものなのですけれど。
そしてこういった感覚って、浮気問題が起きる以前からその内面にあり続けているケースも少なくなさそうです。
なので、こういった心のあり方があると、どうしても『刺激』を求めがちなんです。
典型的な感覚は
『もっと私を見てほしいし求めてほしい』といった気持ち。
それ以外にも
劇的な変化・ドラマティックな展開を求める気持ち、とか。
メッチャメチャ頑張れば状況が改善するという信仰、とか。
性的な魅力さえあればいいのではないか、とか。
そう思うことで現状を変わるんだ、といった認識を持ちやすいといいますか。
僕は基本的に、深い夫婦のつながりって、親密感・安心感・一体感によってもたらされるものであり。
そう考えた方が、よりロングランできる、強いロマンスがやってくると考えています。
刺激は何処かで、日々のストレスや罪悪感・ハートブレイクといった痛みを忘れさせるものであることが多いので、強い刺激によった一時的な欲求の解放が、深いつながりを作り続けるとはあんまり考えていません。
そもそも刺激を求めることって、今のモヤモヤ・辛い気持ちから逃れたいといった意味合いが強いと思うんですね。
むしろ、この刺激的な何かがあればいいという発想がパートナーに投影されると
『私に女としての魅力も刺激もないから、パートナーシップがよりよくならないんだ』
とおった発想にはまり込む恐れもあるので、んーちょっと回避したいところですね、と考えるんです。
もちろん、それが良い悪いって話ではなく、無力感や無価値感がある場所では、そう感じるものですよね、というお話です。
とはいえ、僕自身、女性としての魅力、愛されている感、性的な魅力を持つことや、その部分を内面から開発することに否定的な思いなんて、びた一文持っていないです。
が、無力感や無価値感を持っているがゆえにそこにこだわってしまうことは、まぁバイアス(偏った)がかかった発想かもしれないなぁ・・・とは思います。
なので、僕のカウンセリングでは、こんなお話をさせていただきます。
「『やっぱり夫(相手)に変わってほしい』
そう思う気持ちは否定されるべきではないと思うんですよね。
けれど、そう思うことは、私の無力感や無価値感を肯定して変えない選択肢をとることであるとも言えるんです。
それってあなたにとってメリットのあることなのでしょうか?
いや、むしろ、あなたはそんな無力感や無価値感にふさわしい方なんですかねぇ?
僕はそう思わないし、そもそもはパートナーさんもそう思っていなかったから一緒にいるのではないでしょうか?
であるならば・・・あなたにとって最もメリットのありそうな選択肢は
『私は私として素敵な人♡』
と感じられるまで、ココロを癒やすことなんでしょうね。
そう簡単に、あなたがあなたを見くびってもらっちゃー困りますねぇ(笑)』
そんなお節介な話をしれっとさせていただくわけです。
ということで、相手に変わってほしいと思った時は
『自分や相手を責めるのではなく、自分って素晴らしいと思う時』
そう僕は思うわけでございます。
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