傍観者効果 〜心理学用語の解説〜
傍観者効果 〜心理学用語の解説〜
社会心理学の用語の中に「傍観者効果」と呼ばれるものがあります。
傍観者効果とは、集団心理の一つで「ある事件に対して、自分以外に傍観者がいる時に率先して行動を起こさなくなる心理」のこと。
傍観者が多いほど、その効果は強力なものになると言われています。
人間関係、社会問題、恋愛・夫婦や家族関係の問題を引き起こす一員となる要素です。
要は、救助が必要な人がいたとしても、その周辺に人がたくさんいると「自分が助けなくても誰かが助けるだろう」と考えて行動しなくなる、という話ですね。
傍観者効果とは
傍観者効果とは、社会心理学の用語で集団心理の一つ。
「ある事件に対して、自分以外に傍観者がいる時に率先して行動を起こさなくなる心理」のこと。
傍観者効果は以下の3つの要素によって起こると言われています。
- 多元的無知:他者が積極的に行動しないことで「事態は緊急性を要しない」と評価してしまう
- 責任の分散:他者と同調することで責任や非難が分散されると考えてしまう
- 評価懸念:行動を起こした時、その結果に対して周囲からのネガティブな評価を恐れる
この3つの要素の中でも「責任の分散」と「評価懸念」は分かりやすいと思います。
ただ、「多元的無知」に関しては少しわかりにくいかもしれません。
そこでもう少し突っ込んで書いてみます。
多元的無知
多元的無知とは、他者が積極的に行動しないことで「事態は緊急性を要しない」と評価してしまうことを指します。
例えば
目の前で救助が必要な人がいたとしても、周辺にいる他人が積極的に行動しないから、緊急性がないと評価して行動しなくなるわけです。
このとき
「きっと他人は自分より良い判断ができる人であろう」と思いこんでいる可能性が高い
ってなんとなくおわかりでしょうか。
自分の判断より、他人の判断を見て「緊急性を要しない」と考えているわけですから
「自分の判断より、他人の判断のほうが優れているはず」と考えているということが言えますよね。
言い換えるなら
「自分は周囲の人と比べて、無知であったり無能であると考える傾向にある」
と言えるのです。
たとえ自分の判断に絶対的な自信がなかったとしても、今必要なものを与えられると考えられる人がいるならば。
おそらく他人の様子を伺ったとしても、自らの判断で救助が必要な人に駆け寄って助けようとするだろう、ということでもあります。
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